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牡丹臭木(ボタンクサギ)

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牡丹臭木(ボタンクサギ)はクマツヅラ科クサギ属の落葉低木である。
原産地は中国南部からインド北部にかけた地域である。
ヒマラヤ臭木(ヒマラヤクサギ)の別名もある。
樹高は1~2メートルくらいである。
枝葉に強い臭気があるが、切ったり揉んだりしなければ大丈夫である。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には不揃いなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~10月である。
枝先や上部の葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、薄紫色の花をたくさんつける。
合弁花で花冠は5つに裂け、裂片は横に開く。
雄しべ4本と雌しべ1本が花の外に突き出ている。
写真は10月に赤塚植物園で撮った。
学名:Clerodendrum bungei

★珍しい花の形を覚えてね
 いじめないでと牡丹臭木は
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by ryudesuyo | 2006-12-31 08:39 | クマツヅラ科

臭木(クサギ)

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臭木(クサギ)はクマツヅラ科クサギ属の落葉低木である。
日本全土に分布し、山野の林の縁や川岸などに生える。
海外では、台湾、中国、朝鮮半島にも分布する。
名の由来は、葉を揉むと独特の臭気がするところからきている。
樹高は3~5メートルくらいである。
樹皮は暗い灰色で、縦に裂け目が入る。
葉は大きくて広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の表面は濃い緑色、裏面は白味を帯びた淡い緑色である。
葉の先は鋭く尖り、縁はぎざぎざ(鋸歯)がないものと、低いぎざぎざ(鋸歯)があるものがある。
開花時期は7~9月である。
枝先や上部の葉の脇から長い柄のある集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、白い花をつける。
花はとてもよい香りがする。
合弁花で花冠は5つに裂け、裂片は横に開く。
雄しべ4本と雌しべ1本が花の外に突き出ている。
雄しべは上向きになる場合と下向きに垂れる場合がある。
蕚は紅紫色を帯び、5つに浅く裂ける。
萼片は果実の時期まで残り、星形に開いて紅色に変わる。
果実は球形で藍色に熟する。
果実を染料に、若葉を食用にする。
俳句では、「臭木の花」「臭木の実」が秋の季語である。
写真は8月に神代植物公園で撮った。
学名:Clerodendron trichotomum

★柔らかな香りにつられ近づけば
 臭木の花が梢の先に
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by ryudesuyo | 2006-12-30 06:54 | クマツヅラ科

紅源平葛(ベニゲンペイカズラ)

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紅源平葛(ベニゲンペイカズラ)はクマツヅラ科クサギ属の常緑蔓性低木である。
学名のクレロデンドロム・スペキオスムでも流通している。
源平臭木(ゲンペイクサギ)と紅花臭木(ベニバナクサギ)を交配した種間交雑種である。
萼が淡い紅色で花冠は深紅色なので、紅萼臭木(ベニガククサギ)とも呼ばれる。
英名はJava glory beanである。
沖縄では通年見られるという。
写真は1月に夢の島熱帯植物園で撮った。
学名:Clerodendrum x speciosum

★鮮やかな紅が燃え立つ花の色
 溢れるままに思いを伝え
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by ryudesuyo | 2006-12-29 05:24 | クマツヅラ科

紅花臭木(ベニバナクサギ)

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紅花臭木(ベニバナクサギ)はクマツヅラ科クサギ属の蔓性常緑低木である。
原産地は西アフリカである。
蔓になって3~4メートルほどに巻きついて伸びる。
花はボール状の集散花序で、肉厚で光沢のある鮮紅色をしている。
花の後に萼が淡紫色に色づく。
写真は1月に新宿御苑の温室で撮った。
学名:Clerodendrum splendens

★眩しげな朱染めの花は鞠のよう
 紅花臭木はアフリカ育ち
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by ryudesuyo | 2006-12-28 06:24 | クマツヅラ科

クラリンドウ

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クラリンドウはクマツヅラ科クサギ属の常緑低木である。
原産地はインドのアッサム地方からヒマラヤにかけた一帯である。
リンドウは竜胆なのだろうか、名の由来は調べたがわからなかった。
中国名は「垂茉莉」である。
タガヤサンという別名がある。
しかし、この由来もわからない。
グレープバニラ(Grape vanila)、ブライダルベール(Bridal's veil)などの英名があるという。
学名のクレロデンドロン・ウオリキーでも流通している。
ただし、種小名の片仮名表記は「ワリッキイ」や「ワリチィ」などまちまちである。
樹高は1~2メートルである。
小枝が垂れ下がる。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉は艶のある緑色をしている。
開花時期は10~12月である。
緑色を帯びた白い花を下垂して咲かせる。
長い雄しべが突き出している。
花が終わった後、果実が黒く熟し、星状に開いた赤い萼をつける。
写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の温室で撮った。
学名:Clerodendrum wallichii

★カールした雄しべがとてもチャーミング
 クラリンドウは冬に咲く花
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by ryudesuyo | 2006-12-27 18:52 | クマツヅラ科

穂長草(ホナガソウ)

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穂長草(ホナガソウ)はクマツヅラ科ホナガソウ属の多年草である。
原産地は南アメリカである。
現在では広く熱帯地域に帰化している。
日本でも、小笠原諸島や南西諸島に帰化している。
肥沃な土地を好むが、乾燥にも耐えるそうである。
草丈は1メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は少し尖り、葉の縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
全株無毛である。
開花時期は5~10月である。
茎先に長さ20~30センチの穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、紫色の小花を穂の下から順に咲かせる。
合弁花で花冠は唇形に裂ける。
上の唇は2つに裂けてやや大きい。
下の唇は3つに裂け、真ん中の裂片が一番細い。
和名は太穂長穂草(フトボナガボソウ)とする文献もある。
写真は1月に夢の島熱帯植物園で撮った。
学名:Stachytarpheta jamaicensis

★長い穂にぽつりぽつりと小花つけ
 穂長草咲く温室の中
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by ryudesuyo | 2006-12-26 19:04 | クマツヅラ科

小紫(コムラサキ)

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小紫(コムラサキ)はクマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木である。
別名を小式部(コシキブ)ともいう。
いずれも「紫式部」に因む名である。
本州の岩手県から沖縄にかけて分布し、山地や湿地に生える。
また、庭木ともする。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
園芸的には紫式部の名で流通することもあるが、植物上の紫式部(ムラサキシキブ)は別種である。
名の由来は、秋に小さな紫色の実をつけるところからきている。
樹高は2~3メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には、先のほうの半分くらいに細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~8月である。
葉の脇に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、薄紫色の小さな花をたくさんつける。
花は筒状で先が4つに裂けて平らに開く。
雄しべは4本、雌しべは1本で、花冠から飛び出る。
紫式部(ムラサキシキブ)に比べると、花も実も葉の柄のつけ根から少し離れた位置から出る。
結実期は9~11月である。
直径3ミリくらいの紫色の実をつける。
実は紫式部(ムラサキシキブ)よりも小振りだが、鞠のように固まってつく。
実の色が白いものもあり、白玉小式部(シラタマコシキブ)ないし白実の小紫(シロミノコムラサキ)と呼ばれる。
学名:Callicarpa dichotoma

★紫の珠と実らんいつの日か
 揺れる小花は陽射しを浴びて
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by ryudesuyo | 2006-12-25 06:16 | クマツヅラ科

薮紫(ヤブムラサキ)

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薮紫(ヤブムラサキ)はクマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木である。
本州の宮城県から九州にかけて分布し、日当たりのよい林の中などに生える。
樹高は2~3メートルである。
全体に毛が多く、触るとビロードのような感触がある。
葉は卵形ないし楕円形で、向かい合って生える(対生)。
表面は濃い緑色、裏面は灰白色をしている。
葉の先は鋭く尖り、縁にはやや不揃いのぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~7月である。
葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い紫色の花をたくさんつける。
花序には密に毛があり、毛に埋もれるように花をつける。
花径が3~4ミリ、長さが3~5ミリの筒状で、先は4つに裂ける。
実は3~4ミリの球形で、紫色に熟する。
萼に半分つつまれているが、落葉するころには萼も枯れて美しい姿を見せる。
花の写真は6月に千葉県野田市の清水公園花ファンタジアで撮った。
学名:Callicarpa mollis

★葉の陰で静かにそっと紫の
 小花をつける薮紫は
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by ryudesuyo | 2006-12-24 09:59 | クマツヅラ科

白式部(シロシキブ)

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白式部(シロシキブ)はクマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉小低木である。
紫式部(ムラサキシキブ)の実が白い変種である。
ただし、園芸的には小紫(コムラサキ)の白実変種もまた白式部(シロシキブ)の名で流通している。
こちらのほうは、白玉小式部(シラタマコシキブ)や白実の小紫(シロミノコムラサキ)などの名でも呼ばれている。
樹高は1~2メートルくらいである。
枝は細くて枝垂れる。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~7月である。
葉の脇に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
結実期は9~10月くらいである。
真っ白な実をつける。
写真は10月に清水公園花ファンタジアで撮った。
学名:Callicarpa dichotoma var. albi-fructus(=Callicarpa japonica form. albibacca)

★白玉のそこはかとなき清らかさ
 敷き詰め実る姿愛でつつ
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by ryudesuyo | 2006-12-23 08:23 | クマツヅラ科

紫式部(ムラサキシキブ)

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紫式部(ムラサキシキブ)はクマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木である。
日本原産である。
北海道の南部から沖縄にかけて分布し、山野に生える。
樹高は2~3メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~7月である。
葉の脇に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、薄紫色の小さな花をたくさんつける。
花は筒状で先が4つに裂けて平らに開く。
雄しべは4本、雌しべは1本で、花冠から飛び出る。
結実期は10~11月である。
実は直径3~4ミリの球形で、きれいな紫色に熟する。
材はまっすぐに伸びて強靱であることから、金槌などの道具の柄や杖として利用される。
俳句では、「紫式部」や「実紫」が秋の季語、「紫式部の花」が夏の季語である。
写真は11月に向島百花園で撮った。
学名:Callicarpa japonica

★紫のそこはかとなき清らかさ
 珠と結びて紫式部
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by ryudesuyo | 2006-12-22 06:39 | クマツヅラ科