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ヒマラヤ木五倍子(ヒマラヤキブシ)

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ヒマラヤ木五倍子(ヒマラヤキブシ)はキブシ科キブシ属の落葉低木である。
日本に分布する木五倍子(キブシ)の近縁種で、ヒマラヤに分布する。
その性質について記した資料は発見できないが、中国では生薬の木通(もくつう)にこの樹木の蔓が利用されているという。
小通草(ショウツウソウ)というのがその名称である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Stachyurus himalaicus


★謎秘めて黄花ぶら下げ咲く木五倍子
 故郷の地はヒマラヤという
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by ryudesuyo | 2007-03-31 06:05 | キブシ科

八丈木五倍子(ハチジョウキブシ)

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八丈木五倍子(ハチジョウキブシ)はキブシ科キブシ属の落葉低木である。
関東地方南部、伊豆半島、伊豆諸島に分布し、海岸近くに生える。
木五倍子(キブシ)の地域変種で、母種よりも全体に大型であるという。
樹高は3~5メートルくらいになる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉先は鋭く長く尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は濃い緑色、裏面は淡い緑色をしている。
母種に比べて葉が厚く、毛がないのが特徴である。
開花時期は3~4月である。
葉に先駆けて黄色の花房を吊り下げる。
母種よりも花房は長い。
雌雄異株である。
雄花のほうが緑色を帯びる傾向にあるという。
花びらは4枚で釣鐘状に咲き、開ききることはない。
実は直径1センチくらいの液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、黄褐色に熟する。
この実を五倍子(ふし)の代用としたのが名の由来である。
五倍子(ふし)というのはヌルデの若葉などにできる虫こぶのことで、タンニンを含み昔は「お歯黒」などに用いられた。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Stachyurus praecox var. matsuzakii


★生命の神秘感じる咲き姿
 風に揺られて八丈木五倍子
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by ryudesuyo | 2007-03-30 06:32 | キブシ科

楠(クスノキ)

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楠(クスノキ)はクスノキ科クスノキ属の常緑高木である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、海岸近くなどに生える。
また、社寺などに植えられる。
漢字では「樟」とも書く。
樹高は15~20メートルくらいである。
樹皮は明るい褐色で、縦の割れ目がある。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はないが少し波状となる。
葉の質は革質で艶がある。
葉の表面は緑色、裏面は灰白色を帯びる。
開花時期は5~6月である。
新しい枝の葉の脇から円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、小さな白い花を疎らにつける。
実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、10~11月ころに黒く熟する。
小鳥が食べるが、食用にはならない。
枝や葉からは樟脳(しょうのう)がとれる。
写真は4月に伊豆高原の駅前で撮った。
学名:Cinnamonum camphora


★枝広げ王の風情の楠は
 すくすく伸びて大地に根づき
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by ryudesuyo | 2007-03-29 06:08 | クスノキ科

月桂樹(ゲッケイジュ)

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月桂樹(ゲッケイジュ)はクスノキ科ゲッケイジュ属の常緑小高木である。
原産地は地中海沿岸地方である。
古代ギリシャやローマでは月桂樹(ゲッケイジュ)の枝や葉で編んだ「月桂冠」をマラソンの優勝者、凱旋将軍、大詩人などに捧げたとされる。
日本へは明治時代の後期にフランスから渡来した。
別名をローレルといい、香辛料として用いられる。
樹高は5~10メートルくらいになる。
よく枝分かれをする。
地中海沿岸の乾燥気候に適応するために葉は革質で丈夫である。
長い楕円形で、長さは5~15、幅は2~4センチくらいである。
表面は濃い緑色、裏面は緑色をしており、滑らかで艶がある。
周りにぎざぎざのない全縁で、縁はやや波うっている。
雌雄異株だが、日本に雌株は少ないという。
開花時期は4~5月である。
葉の脇に小さな黄白色の花を数個つける。
花びらは4枚で、雄ずいがたくさんついている。
楕円形をした実は10月ころに黒紫色に熟す
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Laurus nobilis


★艶のある葉陰にそっと寄り添って
 月桂樹咲く春は爛漫
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by ryudesuyo | 2007-03-28 06:25 | クスノキ科

油瀝青(アブラチャン)

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油瀝青(アブラチャン)はクスノキ科シロモジ属の落葉低木である。
本州から九州にかけて分布し、山地の沢筋などに生える。
樹高は2~4メートルくらいである。
樹皮は赤褐色で小さな皮目がある。
枝は細かく分かれる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。 
葉の縁にぎざぎざはなく(全縁)、波打っている。
葉の表面は緑色、裏面は灰白色を帯びている。
開花時期は3~4月である。
開花は葉の展開に先立つ。
雌雄異株である。
雄花は淡い黄色で数個が固まってつく。
雌花は黄緑色で、雄花より小さい。
実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
直径15ミリくらいの球形で、黄色に熟する。
割れると、中に1個の種子が入っている。
名の由来は、実や樹皮を絞って油を採り灯火に使ったことからきている。
写真は3月に川口グリーンセンターで撮った。
学名:Parabenzoin praecox

★黄緑の花が可愛いアブラチャン
 春一番を知らせるように
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by ryudesuyo | 2007-03-27 05:50 | クスノキ科

天台烏藥(テンダイウヤク)

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天台烏藥(テンダイウヤク)はクスノキ科クロモジ属の常緑低木である。
原産地は中国で、揚子江以南の各地に分布している。
日本へは江戸時代に薬用として渡来した。
逸出したものが東海地方以西で野生化している。
樹高は2~3メートルである。
枝は細い。
葉は長さ5~8センチくらいの楕円形で先が尖り、1センチくらいの柄がある。
縁にはぎざぎざがなく(全縁)、互い違いに生える(互生)。
革質で薄く、表面には光沢があって3本の主脈が目立つ。
裏面は白みを帯びていて、白い毛が疎らに生える。
開花時期は3~4月である。
雌雄異株である。
枝先の葉の脇に淡い黄色の花をたくさんつける。
実は直径1センチくらいの楕円形で、秋に黒く熟する。
塊根を乾燥したものを生薬で鳥薬(うやく)といい、リューマチ、神経性胃腸炎などに薬効がある。
「天台」は、天台山で産出されるものが一番効き目があるということからきている。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Lindera strychnifolia


★その名から推し量れるよ薬用と
 天台烏藥地味に花つけ
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by ryudesuyo | 2007-03-26 06:10 | クスノキ科

壇香梅(ダンコウバイ)

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壇香梅(ダンコウバイ)はクスノキ科クロモジ属の落葉低木である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、日当たりのよい林の中や谷筋などに生える。
樹高は2~6メートルくらいである。
葉は広い卵形で、浅く3つに裂けるものと裂けないものがある。
枝の付け根にある小さな葉は裂けない。
互い違いに生える(互生)。
若葉の表面には黄色の毛があるが、すぐに落ちて無毛になる。
裏面には白い毛が生えるが、これもやがて落ちる。
開花時期は3~4月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
よい香りのする鮮やかな黄色の花をたくさんつける。
雌雄異株である。
雄花は1つの花序に6~7個の花が群れ咲く。
花びらは6枚で、9本の雄しべが突き出る。
雌花は雄花の数ほどはつかない。
実は直径8ミリくらいの球形で、秋に赤から黒へと熟する。
また、秋には鮮やかに黄葉する。
別名を鬱金花(ウコンバナ)という。
写真は3月に板橋区の赤塚植物園で撮った雄花である。
学名:Lindera obtusiloba


★美しく黄金の色に輝いて
 壇香梅咲く春の先駆け

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by ryudesuyo | 2007-03-25 07:07 | クスノキ科

黒文字(クロモジ)

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黒文字(クロモジ)はクスノキ科クロモジ属の落葉低木である。
本州の岩手県から九州にかけて分布し、山地に生える。
樹高は2~5メートルくらいである。
樹皮は暗い緑色で、黒い斑点がある。
この斑点を文字に見立てたのが名の由来である。
葉や樹皮はよい香りがする。
葉は長い楕円形で、枝先に集まってつき互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質は薄い紙質で、表面は濃い緑色、裏面は白っぽくなる。
開花時期は3~4月である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
雌雄異株である。
花の色は黄緑色で、雌花のほうが黄色が濃い。
花序は散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)で、雄花はたくさんつき、雌花は少ない。
実は直径5~6ミリの液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、9~10月くらいに黒く熟する。
材は爪楊枝や細工物とされる。
写真は3月に目黒の自然教育園で撮った。
学名:Lindera umbellata


★なるほどと木肌さわって確かめる
 名前の由来ここにあるかと
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by ryudesuyo | 2007-03-24 07:20 | クスノキ科

白薊芥子(シロアザミゲシ)

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白薊芥子(シロアザミゲシ)はケシ科アザミゲシ属の一年草である。
原産地はメキシコなどで、乾燥地帯に生える。
花が芥子(ケシ)に似ていて、棘のある葉が薊(アザミ)に似ているところからこの名がつけられた。
草丈は30~60センチくらいである。
茎や葉を傷つけると有毒の黄色い汁を出す。
開花時期は6~8月である。
花径7センチくらいの白い花をつける。
黄花の品種もあり、薊芥子(アザミゲシ)という。
属名のアルゲモネ(Argemone)は、ギリシャ語で「白内障」を意味する。
汁液がこの病気に効くことからきている。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Argemone hispida


★鎧う棘身から出た錆薊芥子
 ナイトひた待つ思い切なく
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by ryudesuyo | 2007-03-23 06:35 | ケシ科

薊芥子(アザミゲシ)

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薊芥子(アザミゲシ)はケシ科アザミゲシ属の一年草である。
原産地はメキシコなどで、乾燥地帯に生える。
日本へは江戸時代の末期に渡来した。
花が芥子(ケシ)に似ていて、棘のある葉が薊(アザミ)に似ているところからこの名がつけられた。
草丈は30~60センチくらいである。
茎や葉を傷つけると有毒の黄色い汁を出す。
開花時期は6~8月である。
花径7センチくらいの黄色い花をつける。
白花の品種もあり、白薊芥子(シロアザミゲシ)という。
属名のアルゲモネ(Argemone)は、ギリシャ語で「白内障」を意味する。
薊芥子(アザミゲシ)の汁液がこの病気に効くことからきている。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Argemone mexicana


★妖艶の血をひきたるか薊芥子
 鋭い棘の訳知りたくて
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by ryudesuyo | 2007-03-22 05:47 | ケシ科