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旗竿(ハタザオ)

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旗竿(ハタザオ)はアブラナ科ハタザオ属の越年草である。
北海道から九州にかけて分布し、日当たりのよい土手や草原、海岸の砂地などに生える。
草丈は40~80センチくらいである。
茎はほとんど枝分かれをせず、直立する。
高く伸びる茎に小さく目立たない葉がつく。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉には毛はなく、葉の根元は矢じり形で茎を抱く。
根元から生える葉には星状毛(星のように放射状に生える毛)がある。
開花時期は4~6月である。
茎先に白い小花を総状につける。
実は細長く上を向いてつき、鞘の中に種子が2列に並んでいる。
名の由来は、花の姿を旗竿に見立てたものである。
写真は4月に芦ノ湖野草園で撮った。
学名:Arabis glabra


★合戦の轟き消すか風の音
 旗竿揺れる野を彷徨えば

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花の本屋さん
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by ryudesuyo | 2007-04-30 08:01 | アブラナ科

フチンシア・アルピナ

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フチンシア・アルピナはアブラナ科フチンシア属の多年草である。
属名の片仮名表記は「ハッチエンシア」や「フッチンシア」とするものもある。
英名はシャモアクレス(chamois cress)である。
「シャモア」はシカやヤギなどのもみ革のことである。
原産地はアルプス山脈やピレネー山脈である。
草丈は10~15センチくらいである。
マット状に葉を茂らせる。
根際から生える葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉の形はへら形である。
開花時期は3~5月である。
横に広がる葉の中から細い花茎を伸ばし、白い小さな花をつける。
花びらは4枚で、十字状に開く。
写真は4月に箱根湿性花園で撮った。
学名:Hutchinsia alpina


★アルプスの澄んだ空気のその中で
 花咲かせるか絨毯となり
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花の本屋さん
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by ryudesuyo | 2007-04-29 04:23 | アブラナ科

道種漬花(ミチタネツケバナ)

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道種漬花(ミチタネツケバナ)はアブラナ科タネツケバナ属の越年草である。
漢字では「路種漬花」とも書く。
原産地はヨーロッパである。
日本へは昭和時代の末期に渡来した。
現在では各地で野生化し、やや乾燥した道端や草地に生えている。
草丈は5~20センチくらいである。
茎は直立し、無毛である。
茎につく葉は疎らである。
根際から生える葉はロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
葉は羽状に裂け、花の咲く時期にも残る。
近縁種の種漬花(タネツケバナ)の場合は、開花時期には葉が少なくなる。
また、小葉の形も異なる。
本種の場合は幅の広い楕円形で丸い感じがするが、種漬花(タネツケバナ)のほうは細長い楕円形である。
開花時期は2~5月くらいである。
咲き始めは草丈が5センチくらいしかないが、次第に伸びる。
花は総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)につき、花の色は白い。
花弁は4枚で、長さは2~3ミリのものが十字状に開く。
萼片は4枚で長い楕円形をしており、花弁よりも短い。
雄しべは4本で、6本の種漬花(タネツケバナ)との相違点である。
実は長さ2センチくらいの細長い円柱形で、棒のようになって上向きにつく。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Cardamine hirsuta


★小さくてだけどしっかり咲いている
 命の鼓動伝えるように

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花の本屋さん
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by ryudesuyo | 2007-04-28 09:22 | アブラナ科

合田草(ゴウダソウ)

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合田草(ゴウダソウ)はアブラナ科ゴウダソウ属(ルナリア属)の越年草である。
原産地はヨーロッパの中央部である。
日本では1901年(明治34年)に東京美術学校教授の合田清氏がパリから種子を持ち帰ったのが始まりである。
それが名の由来でもある。
観賞用の栽培が中心であるが、北海道などの寒冷地では逸出して道端などで野生化しているという。
草丈は40~90センチくらいである。
全体に粗い毛がたくさん生えている。
茎は直立している。
葉には柄があるが、上部の葉は柄が短く、柄のないものもある。
葉の形はハート形で、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)があり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4~5月である。
茎先に総状花序をつけ、花径2センチくらいの紫色ないし白の4弁花をつける。
アブラナ科特有の十字型の花びらで、雄しべは6本ある。
4本が長く、2本が短い。
花の後になる実は薄く半透明で団扇のような形をしている。
実はドライフラワーとして人気がある。
実の形から、銀扇草(ギンセンソウ)、銀貨草(ギンカソウ)、大判草(オオバンソウ)などの別名がある。
また、学名からルナリアとも呼ばれる。
花の写真は4月に小石川植物園で撮った。
実の写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Lunaria annua


★個性ある実が面白い合田草
 名前を知って身近に感じ
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by ryudesuyo | 2007-04-27 06:43 | アブラナ科

薄黄薺(ウスキナズナ)

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薄黄薺(ウスキナズナ)はアブラナ科イヌナズナ属の多年草である。
南部犬薺(ナンブイヌナズナ:Draba japonica)と蝦夷犬薺(エゾイヌナズナ:Draba borealis)の人工交配種である。
草丈は5~20センチくらいである。
根際から生える葉は倒卵形で、ロゼット状となる。
茎につく葉は楕円形で、茎を抱く。
開花時期は3~5月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さなクリーム色の花をつける。
花径は5~10ミリくらいである。
花弁は4枚で十字状となる。
写真は3月に川口グリーンセンターの山野草展で撮った。
学名:Draba cv. Usukinazuna


★背を低くこんもり咲いて鉢の上
 薄黄薺は人工の花
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花の本屋さん
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by ryudesuyo | 2007-04-26 06:37 | アブラナ科

蝦夷犬薺(エゾイヌナズナ)

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蝦夷犬薺(エゾイヌナズナ)はアブラナ科イヌナズナ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、海岸の岩場や高山の岩場に生える。
海外では、サハリンなどにも分布する。
草丈は5~20センチくらいである。
根際から生える葉は倒卵形で、ロゼット状となる。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がありね両面に毛が生える。
茎につく葉は幅の広い楕円形で2~7枚くらいつく。
開花時期は5~7月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花を5~20個くらいつける。
花弁は4枚で、花弁の先はへこむ。
花の後につく実は長い楕円形で、ねじれているのが特徴である。
別名を白花の犬薺(シロバナノイヌナズナ)ともいう。
これは、犬薺(イヌナズナ)の花が黄色いのに対してつけられた名である。
写真は4月に箱根湿性花園で撮った。
学名:Draba borealis


★こんもりと株立ちをして白い花
 泡立つような蝦夷犬薺

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花の本屋さん
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by ryudesuyo | 2007-04-25 06:18 | アブラナ科

白鳳薺(ハクホウナズナ)

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白鳳薺(ハクホウナズナ)はアブラナ科イヌナズナ属の多年草である。
日本固有種である。
南アルプス白嶺三山の北岳、鳳凰山、八ガ岳、奥秩父などに分布し、高山の岩場などに生える。
このため、北岳薺(キタダケナズナ)、八ガ岳薺(ヤツガダケナズナ)の別名もある。
環境省のレッドデータブックでは、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類に登録されている。
草丈は5~10センチくらいである。
葉や茎に毛が密生して全体が白っぽく見える。
ルーペで見ると星のように放射状に生える毛(星状毛)である。
茎は茶色っぽく、葉がついた節ごとにジグザグに折れ曲がっている。
根元から生える葉の縁には突起状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎につく葉は小さく、3~7枚くらい生える。
自生地での開花時期は6~7月である。
花径5~8ミリくらいの白い小さな花をつける。
写真は4月に箱根湿性花園で撮った。
学名:Draba kitadakensis


★ひっそりと岩場の隙に咲くという
 白鳳薺そっと眺めて

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by ryudesuyo | 2007-04-24 05:23 | アブラナ科

犬芥子(イヌガラシ)

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犬芥子(イヌガラシ)はアブラナ科イヌガラシ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、野原、畦道、道端などに普通に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、インド、フィリピンなどにも分布する。
草丈は10~50センチくらいである。
茎は赤みを帯びている。
全草に毛はない。
根元から生える葉は長い楕円形で、羽状に裂けて地表に広がる。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎につく葉は粗いぎざぎざ(鋸歯)のある披針形である。
開花時期は4~9月である。
枝先に花径4~5ミリの黄色い小さな十字花を総状につける。
花の後に線形で弓のように曲がる実をつける。
名の由来は、芥子菜(カラシナ)に似るが食用にならないというところからきている。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Rorippa indica


★雑草の親分なのさ犬芥子
 数で勝負と野を彩って

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花の本屋さん
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by ryudesuyo | 2007-04-23 05:42 | アブラナ科

黒芥子(クロガラシ)

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黒芥子(クロガラシ)はアブラナ科アブラナ属の一年草である。
原産地は地中海沿岸地方である。
日本へは戦後に渡来した帰化植物である。
英名はブラックマスタード(Black mustard)である。
マスタードの原料となる。
開花時期は4~5月である。
菜の花(ナノハナ)とよく似た黄色い花をつける。
種子には鎮痛、去痰、辛味健胃などの薬効がある。
写真は4月に都立薬用植物園で撮った。
学名:Brassica nigra


★菜の花を思わすような黒芥子
 黄色い花が春に似合って
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by ryudesuyo | 2007-04-22 06:32 | アブラナ科

ブロッコリー

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ブロッコリー(Broccoli)はアブラナ科アブラナ属の一年草である。
原産地はイタリアである。
ブロッコリー(Broccoli)もイタリア語で、茎や芽を意味する。
キャベツ(Cabbage)の変種で、カリフラワー(Cauliflower)の原種といわれる。
和名は芽花野菜(メハナヤサイ)である。
緑花野菜(ミドリハナヤサイ)の別名もある。
食用とするのは蕾の状態の花序と茎である。
収穫をしないでおくと、油菜(アブラナ)に似た黄色やクリーム色の花を咲かせる。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Brassica oleracea var. italica


★もこもこと変な味するブロッコリー
 でも好きな人たくさんいるね
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by ryudesuyo | 2007-04-21 16:35 | アブラナ科