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サルマ・ヘンリー

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サルマ・ヘンリーはウマノスズクサ科サルマ属の多年草である。
サルマ属はカンアオイ属の近縁種で1属1種である。
中国の中南部に分布し、標高600~1000メートルくらいの林の中や土手などに生える。
分布域は甘粛省、貴州省、湖北省、江西省、陝西省、四川省などである。
漢名は「馬蹄香」という。
日本での流通名は高脚細辛(タカアシサイシン)である。
オナガギフチョウの食草として知られる。
草丈は50~100センチくらいである。
葉や茎には細い毛がたくさん生えていてざらつく。
葉は心形で、向かい合って生える(対生)。
長さと幅は5~15センチくらいである。
葉の柄の長さは3~12センチくらいである。
開花時期は4~7月である。
明瞭な特徴は、3枚の黄色い花被片をもつことである。
花径は20~35ミリくらいである。
萼片は3枚である。
雄しべは12本あり、葯は内向きに裂けて開く。
雌しべは6本あり、つけ根の部分は合着している。
ウマノスズクサ科の中でも原始的な植物だという。
写真は4月に京都府立植物園の山野草展で撮った。
学名:Saruma henryi


★特別に変わったように見えないが
 原始の花さサルマ・ヘンリー

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by ryudesuyo | 2007-05-31 05:38 | ウマノスズクサ科 | Trackback | Comments(0)

高砂唐松(タカサゴカラマツ)

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高砂唐松(タカサゴカラマツ)はキンポウゲ科カラマツソウ属の多年草である。
漢字では「高砂落葉松」とも書く。
流通名を台湾梅花唐松(タイワンバイカカラマツ)ともいう。
ただし、バイカカラマツの仲間ではない。
台湾固有種である。
低山の林の中に生える。
葉は2~3回3出複葉である。
3出複葉というのは三つ葉のことで、枝分かれを2~3回繰り返す。
開花時期は3~4月である。
花弁はなく、萼が花びらのように見える。
花の色は白く、雄しべが目立つ。
台湾名は「傅氏唐松草」という。
写真は3月に川口グリーンセンターの山野草展で撮った。
学名:Thalictrum urbainii


★小さくて欲しくなります虫眼鏡
 雄しべが目立つ高砂唐松

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by ryudesuyo | 2007-05-30 06:26 | キンポウゲ科 | Trackback | Comments(0)

長葉唐松(ナガバカラマツ)

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長葉唐松(ナガバカラマツ)はキンポウゲ科カラマツソウ属の多年草である。
北海道固有種である。
日高地方から胆振地方、渡島地方にかけて分布し、山地の河畔などに生える。
漢字では「長葉落葉松」とも書く。
別名を様似唐松(サマニカラマツ)ともいう。
環境省のレッドデータブックでは、「ⅠA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は20~40センチくらいである。
根から生える葉は3~4回3出複葉と呼ばれるもので、小葉3枚で1組となり、それが3~4回枝分かれをすることを指す。
小葉の形は線状の披針形ないし長い楕円形で、長さは15~30ミリくらいである。
これが「長葉」の名の由来であり、他のカラマツソウ属にはない顕著な特徴でもある。
開花時期は5~6月である。
茎先に散房状に白い花をたくさんつける。
写真は5月と6月に北大植物園で撮った。
学名:Thalictrum integrilobum


★ふわふわと白い花びら震わせて
 長葉唐松春の歓び

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by ryudesuyo | 2007-05-29 04:59 | キンポウゲ科 | Trackback | Comments(0)

風鈴苧環(フウリンオダマキ)

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風鈴苧環(フウリンオダマキ)はキンポウゲ科オダマキ属の多年草である。
ヒメウズ属(Semiaquilegia)に分類されることもある。
原産地は中国である。
四川省やチベット自治区などに分布し、標高1800~3500メートルの地帯に自生する。
西洋苧環(セイヨウオダマキ)の近縁種だが、オダマキ属の特徴である長い距がない。
草丈は20~40センチくらいである。
開花時期は4~5月である。
赤紫色の花を下向きに咲かせる。
白花の品種もある。
写真は4月に箱根湿性花園で撮った(植栽)。
学名:Aquilegia ecalcarata(=Semiaquilegia ecalcarata)


★山の上鐘を鳴らすか苧環は
 遠いチベット忍ぶがごとく

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by ryudesuyo | 2007-05-28 05:56 | キンポウゲ科 | Trackback | Comments(0)

芹葉飛燕草(セリバヒエンソウ)

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芹葉飛燕草(セリバヒエンソウ)はキンポウゲ科オオヒエンソウ属(デルフィニウム属)の一年草である。
原産地は中国である。
日本へは明治時代に渡来した。
現在は関東地方で野生化しており、草地や林の中などに生える。
草丈は20~50センチくらいである。
茎は直立し、上部で枝分かれをする。
葉は2~3回3出複葉で、互い違いに生える(互生)。
3出複葉というのは三つ葉のことである。
2~3回枝分かれを繰り返し、先に三つ葉をつけるて1枚の葉となる。
小葉は羽状に切れ込む。
開花時期は3~5月である。
長さ2センチくらいの淡い青紫色をした小さな花を、1つの花柄に2~4輪くらいずつつける。
花弁のように見えるのは萼片で5枚ある。
花の後ろに飛び出た距が目立つ。
花弁は萼片の内側に4枚あるが、短くて目立たない。
「飛燕草」の名は燕が飛んでるような形の花ということで名づけられたものである。
その中でも葉の形が葉が「芹」に似ているということで、この名前がつけられた。
写真は4月に赤塚植物園で撮った。
学名:Delphinium anthriscifolium


★空を飛ぶ願い抱いているのかな
 水色の夢春風に揺れ
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by ryudesuyo | 2007-05-27 09:05 | キンポウゲ科 | Trackback | Comments(0)

梅花藻(バイカモ)

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梅花藻(バイカモ)はキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草である。
日本固有種である。
キンポウゲ属から分離させてバイカモ属とする説もある。
北海道から本州にかけて分布し、清流に生える。
水温14℃前後の清流にしか育たず、生育場所が限られている。
茎は長さが1~2メートルになり、節から白い根を出す。
葉は互い違いに生え(互生)、3~4回裂けて裂片は糸状になり、全体は房状になる。
開花時期は6~9月である。
葉の脇から花茎を出し、花びらが5枚ある白い梅(ウメ)に似た花を水面上に咲かせる。
流れの速いところでは水中で開花する。
別名を梅鉢藻(ウメバチモ)ともいう。
葉と茎の先の柔らかい部分は食用になる。
写真は9月上旬に信州の上高地で撮った。
学名:ranunculus nipponicus var. submersus(=Batrachium nipponicum var. major)


★清流に浮かぶ可憐な花姿
 梅花藻の咲く流れは緑
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by ryudesuyo | 2007-05-26 09:21 | キンポウゲ科 | Trackback | Comments(0)

這金鳳花(ハイキンポウゲ)

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這金鳳花(ハイキンポウゲ)はキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草である。
北海道から本州の関東地方にかけて分布し、林の中や湿った草地に生える。
海外では、北半球の冷温帯から冷帯にかけて広く分布する。
草丈は20~50センチくらいである。
葉や若い茎に毛が少し生えている。
長い匍匐枝を出し、地面を這って広がる。
根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉は2つから3つに深く裂ける。
茎につく葉も3出複葉である。
開花時期は5~7月である。
花径2センチくらいの鮮やかな黄色の5弁花をつける。
花びらは倒卵形で横に開き、艶がある。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Ranunculus repens


★敷き詰めた花の絨毯黄金色
 歓声のなか這金鳳花
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by ryudesuyo | 2007-05-25 06:16 | キンポウゲ科 | Trackback | Comments(0)

カナダ苧環(カナダオダマキ)

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カナダ苧環(カナダオダマキ)はキンポウゲ科オダマキ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
カナダのノバ・スコシア半島からロッキー山脈以東のテキサス州にかけて生える。
日本へは明治時代の後期に渡来した。
学名からアクイレギア・カナデンシスとする場合もある。
草丈は20~70センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄があり、2回3出複葉である。
3出複葉というのは1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形のことである。
それをもう1回繰り返すので、1つの葉は9枚の小葉で構成される。
小葉は扇形で2つか3つに裂ける。
開花時期は4~6月である。
茎の上部に長さ2~3センチの花を数個下向きにつける。
萼弁5枚は紅色である。
花弁5枚は黄色である。
雄しべが花弁よりも外に飛び出している。
花弁のつけ根の部分は長く伸びて距となる。
距は日本のものよりも太く、巻き込まずに長く伸びている。。
写真は5月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
学名:Aquilegia canadensis


★苧環の仲間だけども異国風
 ランプのようなカナダ苧環
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by ryudesuyo | 2007-05-24 06:20 | キンポウゲ科 | Trackback | Comments(0)

毛狐の牡丹(ケキツネノボタン)

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毛狐の牡丹(ケキツネノボタン)はキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、湿り気のある道端や湿地などに生える。
草丈は40~60センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で切れ込みが深く、先が尖る。
根際から生える葉には長い柄がある。
茎につく葉は互い違いに生える(互生)。
開花時期は3~7月である。
花径1センチくらいの黄色い花を咲かせる。
花には光沢があり、後ろに萼がある。
花弁は5枚である。
雄しべ、雌しべはたくさんある。
花の後には、球状に集合した実をつける。
実には棘がある。
雌しべの1つ1つが棘になるのである。
近縁種の狐の牡丹(キツネノボタン)との違いは、茎に毛が多いことである。
また、狐の牡丹(キツネノボタン)のほうは実の棘の先が曲がっている。
「狐の牡丹」の名の由来は、葉が牡丹に似ているところからきている。
有毒植物で、皮膚に対する刺激性成分を含んでいる。
芹(セリ)と生育場所が似ているので誤認されて採集されることがあるという。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Ranunculus cantoniensis


★あぜ道で風に吹かれて毛繕い
 毛狐の牡丹眩しい黄金
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by ryudesuyo | 2007-05-23 06:07 | キンポウゲ科 | Trackback | Comments(0)

狐の牡丹(キツネノボタン)

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狐の牡丹(キツネノボタン)はキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、道端や野原などに生える。
草丈は30~50センチくらいである。
茎は中空である。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
根際から生えるはには長い柄がある。
小葉は2つか3つに裂け、不規則なぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎につく葉は互い違いに生える(互生)。
開花時期は4~7月くらいである。
茎先のあたりに出た柄に、花径1センチくらいの小さな黄色い花をつける。
花弁は5枚で、後ろに萼がある。
小花の咲いた後に、淡い緑色をした金平糖のような実を結ぶ。
名前の由来は、狐が住みそうな野に生え、葉が牡丹に似ていることからきている。
全草に毒があり、食べると腹痛、吐き気、下痢などの症状が現れるので注意が必要である。
写真は5月に板橋区立赤塚万葉薬用園で撮った。
学名:Ranunculus quelpaertensis(=Ranunculus silerifolius)


★道端に金平糖がきらきらと
 毒に用心狐の牡丹
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by ryudesuyo | 2007-05-22 05:27 | キンポウゲ科 | Trackback | Comments(0)