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丸葉薄荷(マルバハッカ)

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丸葉薄荷(マルバハッカ)はシソ科ハッカ属の多年草である。
原産地はヨーロッパの地中海沿岸地方である。
日本へは栽培用として渡来したものが逸出し、野生化している。
野生化が確認されたのは明治時代の初期だという。
名の由来は、丸い葉を持つ「薄荷」であることからきている。
英名はアップルミント(Apple mint)といい、林檎(リンゴ)のような香りがする。
草丈は30~80センチくらいである。
地下茎を伸ばして繁殖する。
茎の切り口は四角形で、細かな毛で覆われている。
葉は十字状に向かい合って生える(対生)。
葉に柄はなく、茎を抱く。
形は幅広い楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉脈はへこんでいて、皺が目立つ。
裏面は柔らかな毛で覆われ、香りの成分を出す腺点がある。
開花時期は7~10月である。
茎先に3~6センチくらいの穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白ないし淡い紅紫色の唇形をした合弁花をつける。
1つの花の長さは2センチくらいである。
雄しべは4本あり、そのうち2本が長い。
写真は7月に都立薬用植物園で撮った。
学名:Mentha rotundifolia


★柔らかな葉が醸し出すムードよく
 アップルミントの香り爽やか
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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-07-31 06:17 | シソ科

西洋薄荷(セイヨウハッカ)

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西洋薄荷(セイヨウハッカ)はシソ科ハッカ属の多年草である。
英名のペパーミント(peppermint)のほうが通りがよいかもしれない。
ヨーロッパ原産の帰化植物である。
草丈は30~100センチくらいである。
葉は楕円形ないし卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~9月である。
淡い紫色の花を穂状につけるか輪生させる。
花冠は唇形で、雄しべ4本と雌しべ1本がある。
全草にメントール(menthol)を含む。
写真は9月に小石川植物園で撮った。
学名:Mentha piperita


★傍に来てペパーミントのこの香り
 楽しんでねと花は囁き
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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-07-30 06:28 | シソ科

薄荷(ハッカ)

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薄荷(ハッカ)はシソ科ハッカ属の多年草である。
日本各地に分布し、湿った草地に生える。
また、全体に芳香があるため、香料用や薬用として栽培される。
別名を日本薄荷(ニホンハッカ)ともいう。
草丈は20~60センチくらいである。
茎は直立し、断面は四角形である。
茎や葉、萼には軟毛が生える。
葉は幅の狭い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖っており、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
また、葉の裏には腺点(蜜を出す孔)がある。
開花時期は8~10月である。
上部の葉の脇に薄紫色の唇形をした花を輪生してつける。
花冠は4つに裂け、雄しべ4本が外側に突き出る。
萼片は5枚で、裂片の先は鋭く尖る。
写真は9月に小石川植物園で撮った。
学名:Mentha arvensis var. piperascens


★ふさふさと茂る葉陰で爽やかに
 薄荷の花がこんもり咲いて
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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-07-29 09:37 | シソ科

花虎の尾(ハナトラノオ)

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花虎の尾(ハナトラノオ)はシソ科ハナトラノオ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
日本へは大正時代に観賞用として渡来した。
別名を角虎の尾(カクトラノオ)ともいう。
草丈は60~120センチくらいである。
茎は直立し、断面は四角形である。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~9月である。
四方に突き出すように花が咲き、花穂は四角錐のようになる。
花は下から順に次々と咲き上がっていく。
花の色はピンクや白や紫色などがある。
花径は2センチくらいの唇形で、内側に紅紫色の斑点がある。
写真は8月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Physostegia virginiana


★花の穂をぴんと突き出し咲き昇る
 花虎の尾は元気な姿
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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-07-27 05:49 | シソ科

ロシアンセージ

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ロシアンセージ(Russian sage)はシソ科ペロフスキア属の落葉小低木である。
原産地はパキスタン、アフガニスタン、コーカサス地方などである。
草丈は60~130センチくらいである。
枝や葉は灰白色を帯びている。
葉は羽状に深く切れ込んでいるが、切れ込みの浅いものもある。
開花時期は7~10月である。
葉のつけ根から花茎を伸ばして青紫色の花をつける。
セージの名がつくが、サルビア類とは属が異なる。
写真は8月に筑波実験植物園で撮った。
学名:Perovskia atriplicifolia


★涼しげに灰白色を帯びて咲く
 ロシアンセージ夏を乗り越え
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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-07-26 06:17 | シソ科

柳薄荷(ヤナギハッカ)

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柳薄荷(ヤナギハッカ)はシソ科ヤナギハッカ属の多年草である。
1属1種である。
南ヨーロッパから西アジアにかけて分布する。
英名はヒソップ(hyssop)である。
名の由来は、柳(ヤナギ)のような葉の形をしていて、薄荷(ハッカ)のような香りがするというところからきている。
葉はハーブティーや料理の香りつけとして利用され、花はポプリにも用い、観賞用に植栽もされる。
草丈は40~60センチくらいである。
葉は長さ2~4センチくらいの線形で、向かい合わせに生える(対生)。
開花時期は6~9月である。
青紫色をした唇形の花を穂状につける。
花の色は、ライトブルー、白、ピンクなどのものもある。
写真は6月に都立薬用植物園で撮った。
学名:Hysopus officinalis


★爽やかな香りにつられ近づけば
 ブルーの花は姿優しく
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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-07-25 06:15 | シソ科

ベルガモット・ローズセンテッド

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松明花(タイマツバナ)はシソ科ヤグルマハッカ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
ハーブの一種としても知られ、ベルガモット(bergamot)と呼ばれる。
ただし、この名はミカン科のベルガモットに香りが似るというもので紛らわしい。
属名のモナルダの名でも流通している。
ローズセンテッドはその園芸品種である。
特徴はバラの香りをもつことである。
ポプリやティーに利用されている。
草丈は80センチくらいである。
葉は長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先が尖り、軟毛が生える。
開花時期は5~7月である。
茎先に直径4~6センチくらいの花序を出す。
一見するとこれが花のように見えるが、長さ3センチくらいの唇形の花が集まったものである。
花の色はラベンダー色である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Monarda didyma cv. Rose-scented


★爽やかな花の姿に微笑んで
 そっと鼻寄せ香り確かめ

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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-07-24 05:37 | シソ科

姫白根(ヒメシロネ)

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姫白根(ヒメシロネ)はシソ科シロネ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山野の湿地に生える。
草丈は30~70センチくらいである。
葉は細長い披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉の表面には光沢があり、先は鋭く尖る。
開花時期は7~9月である。
葉の脇に白い小さな唇形花が数個ずつ集まり、段々に咲く。
花冠の長さは3~5ミリくらいである。
萼は5つに裂け、先が尖る。
「白根」の名の由来は根茎が白いことによる。
白根(シロネ)に比べて茎も細く葉も細いことで「姫」の名がついた。
小白根(コシロネ)と似るが、こちらは葉の形が細長い倒卵形である。
写真は9月に信州の白馬村にある親海湿原で撮った。
学名:Lycopus maackianus


★戻り道やっと見つけた姫白根
 急ぎ足では見つからぬ花

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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-07-23 05:43 | シソ科

白根(シロネ)

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白根(シロネ)はシソ科シロネ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、低地~山地の湿地などに生える。
海外では、東南アジアや北アメリカにも分布している。
草丈は80~120センチくらいになる。
茎の断面が四角形である。
葉は細長い楕円形で向かい合って生え(対生)、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
硬くて先は尖り、艶がある。
開花時期は8~10月である。
葉の脇ごとに白い花を密集してつける。
花は上唇と下唇からなる唇形をしている。
上唇は先が浅く2つに裂け、下唇は深く3つに裂ける。
萼は5つに中裂し、裂片は刺状で先が鋭く尖る。
名の由来は、太くて白い地下茎があることからきている。
写真は7月に板橋区立赤塚万葉薬用園で撮った。
学名:Lycopus lucidus


★葉の脇にとんとんとんと白い花
 つけてのっぽの白根の季節
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by ryudesuyo | 2007-07-22 12:42 | シソ科

矢車薄荷(ヤグルマハッカ)

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矢車薄荷(ヤグルマハッカ)はシソ科ヤグルマハッカ属の多年草である。
原産地は北アメリカの東部である。
ハーブの一種としても知られ、ベルガモット(bergamot)と呼ばれる。
ただし、この名はミカン科のベルガモットに香りが似るというもので紛らわしい。
属名のモナルダの名でも流通している。
草丈は60~150センチくらいである。
葉は長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先が尖り、軟毛が生える。
開花時期は5~7月である。
茎先に直径4~6センチくらいの花序を出す。
一見するとこれが花のように見えるが、長さ3センチくらいの唇形の花が集まったものである。
花の色には赤、紅紫色、白などのものがある。
近縁種にディディマ種(Monarda didyma)がある。
こちらのほうは和名を松明花(タイマツバナ)という。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Monarda fistulosa
学名:Monarda fistulosa ssp. menthifolia


★モナルダの上げる炎はやわらかく
 ベルガモットの香りを添えて

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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-07-21 10:09 | シソ科