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背高泡立草(セイタカアワダチソウ)

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背高泡立草(セイタカアワダチソウ)はキク科アキノキリンソウ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
アメリカではゴールデンロッド(金の鞭)と呼ばれ、アラバマ州では州花にもなっている。
急速に繁殖して悪名を轟かせたのは戦後になってからである。
花粉症の原因とされたのだが、風媒花ではなく虫媒花であることが行き渡って沈静化した。
草丈は1~3メートルくらいある。
茎は円形で毛が生える。
葉は被針形で、先が尖り、縁にはぎざぎざがない(全縁)。
葉には柄はなく、互い違いに生える(互生)。
葉の表面には凹凸があり、ざらつく。
裏面の脈上には微毛が生える。
開花時期は10~11月である。
大きな円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)をつける。
1つの頭花には5つくらいの筒状花があり、その周りに舌状花がある。
舌状花は細く、カールをしている。
名の由来は、背が高く花が泡立っているように見えることからきている。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Solidago altissima


★秋の野を黄で埋め尽くし泡立草
 趣きいかが黄金舞う海

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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-09-29 06:06 | キク科

千成瓢箪(センナリヒョウタン)

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千成瓢箪(センナリヒョウタン)はウリ科ユウガオ属の蔓性一年草である。
原産地は熱帯アジア、熱帯アフリカである。
豊臣秀吉の馬印として知られる。
外皮中は硬くて腐りにくく、酒器などに利用できる。
名の由来は、1つの蔓に多数の果実が群がりつくことからきている。
ごく若い果実は煮物や奈良漬にして食べられる。
夕顔(ユウガオ)の近縁種で、食用にするほか観賞用に栽培される。
写真は9月に都立薬用植物園で撮った。
学名:Lagenaria siceraria var. microcarpa


★その姿ユーモラスだねどことなく
 つい手を伸ばし触りたくなる

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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-09-28 19:20 | ウリ科

烏瓜(カラスウリ)

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烏瓜(カラスウリ)はウリ科カラスウリ属の蔓性多年草である。
本州から九州にかけて分布し、林や藪の草木にからみついて生える。
海外では、中国にも分布する。
葉は手のひら状に3つから5つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の表面は短い毛で覆われる。
雌雄異株で、1つの株には雄花か雌花かのいずれかのみがつく。
開花時期は8~9月である。
夕方に、縁が糸状に裂けてレースのように見える白い五弁花を開く。
花は夜明け前にはしぼんでしまう。
着果期は10~11月である。
雌花の咲く雌株にのみ果実をつける。
果実の形は楕円形で、オレンジ色ないし朱色に熟する。
人間の食用には適さないが、鳥が摂食して種子を運ぶ。
なお、根から採ったデンプンは天瓜粉(てんかふん)の代用になる。
また、漢方では、根を通経・利尿剤に、種子を鎮咳剤に用いる。
俳句では「烏瓜」が秋の季語、「烏瓜の花」が夏の季語である。
写真は9月と10月に小石川植物園で撮った。
学名:Trichosanthes cucumeroides


★ぽってりと赤い実つけて烏瓜
 幹にすがりて誰を待つやら
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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-09-27 19:18 | ウリ科

沖縄雀瓜(オキナワスズメウリ)

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沖縄雀瓜(オキナワスズメウリ)はウリ科オキナワスズメウリ属の蔓性一年草である。
吐加羅列島から沖縄にかけて分布し、林の縁で木に絡みつく。
海外では、熱帯から亜熱帯にかけて広く分布する。
葉は心形で、長さと幅はともに10センチくらいである。
手のひら状に5つから7つに裂ける。
裂片は卵形ないし卵状披針形で、先は鋭く尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は周年である。
花は葉の脇につき、雌雄同株である。
花径は1センチくらいで、色は淡い黄色である。
実は球形の液果(水分を多く含み中に種が1つある)で、径は2センチくらいである。
赤や緑、茶色に白い縦縞模様が入る。
若芽は食用にする。
根や果実は有毒である。
写真は7月に大船植物園で撮った。
学名:Diplocyclos palmatus(=Bryonopsis laciniosa)


★三色のベースの色にストライブ
 お洒落な模様とても似合って

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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-09-26 19:25 | ウリ科

大雀瓜(オオスズメウリ)

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大雀瓜(オオスズメウリ)はウリ科オオスズメウリ属の多年草である。
原産地は朝鮮半島から中国の東北部にかけてである。
日本へは戦後に渡来した。
栽培されていたものが逸出して帰化をしているところもある。
北海道、福島県、群馬県、長野県などの一部で野生化が確認されている。
蔓性で道端や草地などに生える。
草丈は2メートルくらいである。
全体に粗い毛が密生しており、葉や茎に触れるとざらつく。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8~9月である。
雌雄異株である。
ただし、日本へ帰化しているのは雄株のみである。
日本では地下茎による繁殖で子孫を残している。
花は鮮やかな黄色い釣鐘形で、先が5つに深く裂けている。
雄花の花径は20~25ミリくらいである。
雌花の花径は4センチくらいあり、実は長さ4~5センチの長い楕円形で赤く熟すという。
別名を黄花烏瓜(キバナカラスウリ)ともいう。
北海道では、北大構内と植物園で確認されている。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Thladiantha dubia


★見かけない花の姿に首かしげ
 尋ねてみれば大雀瓜

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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-09-25 19:19 | ウリ科

ライラック・ハイビスカス

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ライラック・ハイビスカス(Lilac hibiscus)はアオイ科アリオギネ属の常緑低木である。
原産地はオーストラリアである。
流通名をブルーハイビスカス(Blue hibiscus)という。
「ハイビスカス」の名はつくが、属が異なる。
属名のアリオギネ(Alyogyne)で表示をする場合もある。
樹高は1~2メートルである。
葉は手のひら状に深く裂ける。
開花時期は5~10月である。
花径は10センチくらいあり、花の色は淡い赤紫色(ライラック色)である。
花柱の先が白い星形なのが特徴である。
写真は6月に川口市グリーンセンターで撮った。
学名:Alyogyne huegelii


★涼やかな花の姿にいざなわれ
 覗いてみたい妖精の国
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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-09-24 17:44 | アオイ科

アノダ・クリスタータ

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アノダ・クリスタータはアオイ科アノダ属の多年草である。
原産地は北アメリカ、中央アメリカである。
草丈は60~120センチくらいである。
葉は三角形である。
葉と茎には粗い毛が生える。
開花時期は6~11月である。
葉の脇に淡い赤紫色の5弁花を1つずつつける。
花は一日花である。
花はつけ根のところで雄しべとくっつき、5本の雄しべも合着して筒状になる。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Anoda cristata


★一日の命なれども次々と
 花を咲かせて霜下りるまで

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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-09-23 08:59 | アオイ科

熊竹蘭(クマタケラン)

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熊竹蘭(クマタケラン)はショウガ科ハナミョウガ属(アルピニア属)の多年草である。
四国から沖縄にかけて分布する。
海外では、台湾にも分布する。
草丈は1~2メートルである。
茎のように見えるのは偽茎(葉鞘が巻き重なって茎のように見えるもの)である。
葉は40センチくらいある長い楕円形で、2列に互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~8月である。
花序が直立するのが特徴である。
唇弁は鮮やかなクリーム色で、紅色の筋が入る。
花の後にできる実は球形で、赤く熟する。
全草によい香りがあり、殺菌効果がある。
そのため、葉はおにぎりを包むのに用いられる。
写真は3月に都立薬用植物園で撮った。
学名:Alpinia formosana


★鮮やかな模様に息を呑むごとき
 熊竹蘭は南国の花

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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-09-22 12:08 | ショウガ科

花縮紗(ハナシュクシャ)

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花縮紗(ハナシュクシャ)はショウガ科シュクシャ属(ヘディキウム属)の常緑多年草である。
原産地はインド、マレー半島である。
日本へは江戸時代に渡来した。
流通名はジンジャーである。
これは英名のジンジャーリリー(Ginger lily)やホワイトジンジャー(White ginger)からきたものである。
英名のジンジャー(Ginger)は生姜(ショウガ)のことだが、それとは異なる。
花から香水用の精油を取るために栽培され、また観賞用に栽培される。
九州や沖縄では野生化もしている。
草丈は1~2メートルくらいである。
茎の部分は葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)が折り重なったもので、偽茎と呼ばれる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~11月である。
短日植物で、夕方になると香りのよい白い花を開く。
花の仕組みも独特である。
花被片は6枚あるが、外花被3枚は合着して花のつけ根にある。
内花被3枚はつけ根は合着し、先が3つに分かれる。
もう1枚、唇形の花びらがあるが、これは雄しべが花びらの形になっている。
また、飛び出している蘂は、雄しべと雌しべが1つになったものである。
キューバ共和国とニカラグア共和国の国花である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Hedychium coronarium


★仄かなる香り床しき夜の花
 真白が冴えるジンジャーリリー

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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-09-21 20:05 | ショウガ科

鬱金(ウコン)

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鬱金(ウコン)はショウガ科ウコン属の多年草である。
原産地はインドである。
紀元前2000年ころには既に栽培されていたという。
16~17世紀に沖縄に伝えられ、琉球王朝では専売制度をとっていた。
根茎から長い柄をもった楕円形の葉を伸ばす。
草丈は50~80センチくらいである。
開花時期は8~9月である。
花の色は白い。
別名を秋鬱金(アキウコン)ともいう。
俳句では「鬱金の花」が秋の季語である。
写真は9月に小石川植物園で撮った。
学名:Curcuma longa


★葉の陰に鬱金の花はひっそりと
 何を思うか天を見つめて

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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-09-20 19:25 | ショウガ科