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サルビア・エレガンス

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サルビア・エレガンスはシソ科サルビア属(アキギリ属)の多年草である。
原産地はメキシコである。
草丈は100~150センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉にはパイナップルに似た香りがあるところからパイナップルセージ(pineapple sage)の別名がある。
開花時期は10~11月である。
花穂をやや斜上させて、濃い紅色の細長い花をつける。
花や葉はポプリやハーブティーなどに利用される。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Salvia elegans


★晩秋に赤い花の穂ぴんと立て
 エレガンス咲く芳香を放ち
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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-10-29 19:12 | シソ科 | Trackback | Comments(0)

メキシカンブッシュセージ

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メキシカンブッシュセージ(Mexican bush sage)はシソ科サルビア属(アキギリ属)の多年草(半低木)である。
メキシカンセージ(Mexican sage)とも呼ぶ。
原産地は北米から中南米にかけた一帯で、ポピュラーな観賞用ハーブである。
別名をアメジストセージ(amethyst sage)という。
ベルベットセージ(velvet sage)と呼ばれることもある。
草丈は100~150センチくらいである。
茎の断面は四角形で、2年目から下部は木質化する。
葉は長い披針形(笹の葉のような形)で、十の字状に向かい合って生える(十字対生)。
葉には軟毛が生えており、先は鋭く尖る。
葉の色は淡い緑色で、よい香りがする。
開花時期は9~11月である。
短日植物で、日差しが短くなると花を開く。
茎先に10~30センチくらいの穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を斜めに出し、唇形の花をつける。
萼は紅紫色で、ビロード状の軟毛に覆われている。
花の色は白いものと紫色のものがある。
雄しべは5本あるが、そのうちの3本は退化している。
雌しべは1本で、先は2つに裂ける。
葉を乾燥させたものを生薬でセージ葉といい、芳香性健胃薬とされる。
写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Salvia leucantha


★ビロードがぽんと弾けて顔を出す
 紅紫は夕陽に染まり
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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-10-28 15:50 | シソ科 | Trackback | Comments(0)

オタカンサス・カエルレウス

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オタカンサス・カエルレウスはゴマノハグサ科オタカンサス属の多年草である。
原産地は南アメリカとオーストラリアである。
草丈は50~80センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は8~11月である。
茎先に花径2~3センチの青紫色の花をつける。
2枚の花びらが上下に広がり、中心部が白い。
茎が伸びながら花は次々と花は咲き上る。
流通名をブルーキャッツアイという。
青紫色の2枚の花びらと真ん中の白い筋が猫の目を連想させる。
英名はブラジリアン・スナップドラゴン(Brazilian snapdragon)である。
スナップドラゴンは金魚草(キンギョソウ)のことである。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Otacanthus caeruleus


★猫の目がニックネームのオタカンサス
 涼やかに咲くブラジル育ち
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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-10-27 10:06 | ゴマノハグサ科 | Trackback | Comments(0)

浜虎の尾(ハマトラノオ)

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浜虎の尾(ハマトラノオ)はゴマノハグサ科ルリトラノオ属の多年草である。
鹿児島県の甑島から沖縄県にかけて分布し、海岸の岩場に生える。
環境省のレッドデータブックでは、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は20~40センチくらいである。
茎は円柱形で、直立ないし斜上をする。
茎には毛は生えていない。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は肉質で分厚く、艶がある。
葉の先は丸く、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉のつけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は8~10月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の小さな花をたくさんつける。
花は下から上へと咲きあがる。
花径は8~10ミリくらいで、先は4つに深く裂けて平らに開く。
萼片は4枚である。
雄しべは2本、雌しべは1本で、花冠から突き出る。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Pseudolysimachion sieboldianum


★南海の小島にそっと咲くという
 浜虎の尾は色透き通り
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by ryudesuyo | 2007-10-26 19:21 | ゴマノハグサ科 | Trackback | Comments(0)

洞庭藍(トウテイラン)

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洞庭藍(トウテイラン)はゴマノハグサ科ルリトラノオ属の多年草である。
クワガタソウ属とする場合もある。
日本固有種で、京都府、兵庫県、鳥取県に分布し、海岸近くに生える。
生育地が少ないことから、環境省のレッドデータブックでは、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧Ⅱ類に登録されている。
草丈は40~50センチくらいになる。
葉は長めの楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は少し尖り、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉も茎も白い綿毛で覆われている。
開花時期は8~10月である。
茎の先に青紫の花を穂状につける。
名の由来は、瑠璃色の花の色を中国の洞庭湖の美しい水の色にたとえたものである。
江戸時代にはすでに園芸植物として栽培され、そのころにつけられた名だという。
写真は10月に箱根湿性花園で撮った。
学名:Pseudolysimachion oranatum(=Veronica ornata)


★彼方な湖水の色に憧れて
 洞庭藍の名を冠せられ
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by ryudesuyo | 2007-10-25 19:52 | ゴマノハグサ科 | Trackback | Comments(0)

段菊(ダンギク)

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段菊(ダンギク)はクマツヅラ科カリガネソウ属の多年草である。
九州の北部と対馬に自生している。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国大陸などに分布する。
大陸と陸続きだった時代の遺存種である。
草丈は70~80センチくらいである。
茎は直立し、葉とともに短い軟毛を密生している。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は9~10月である。
葉のつけ根の部分に小さな青紫の花が集まって花穂をつくり、それが段になって咲く。
1つ1つの花は唇形である。
5つに裂けた裂片のうち下側のものが長く、先が細かく裂ける。
4本の雄しべと1本の花柱(雌しべ)が花筒から飛び出している。
花の色は青紫が多いが、白やピンクのものもある。
名の由来は、葉が菊(キク)に似ていて段になって咲くところからきている。
写真は10月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Caryopteris incana


★段々に茎を取り巻き咲く姿
 どこか不思議な段菊の花
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by ryudesuyo | 2007-10-24 19:46 | クマツヅラ科 | Trackback | Comments(0)

白花鳥兜(シロバナトリカブト)

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白花鳥兜(シロバナトリカブト)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草である。
本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、山地の林の中や林の縁などに稀に生える。
分類上は、山鳥兜(ヤマトリカブト)の型の1つとされている。
草丈は80~150センチくらいである。
葉は手のひら状に3つから5つに深く裂け、互い違いに生える(互生)。
裂片の形は披針形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8~10月くらいである。
茎の上部の葉の脇に柄のある花をつける。
白い花弁のように見えるのは萼片である。
萼片は5枚あり、上に1枚が帽子のように被さり、残る4枚は左右対称につく。
「鳥兜」の名の由来は、上に被さる萼片を烏帽子(えぼし)に見立てたものである。
花弁は萼片の内側に2枚あるが、蜜腺化している。
萼片の内側にはたくさんの雄しべがある。
全草が強い毒性を持つ。
写真は10月に神戸市の六甲高山植物園で撮った。
学名:Aconitum japonicum var. montanum form. albididum


★ごく稀に咲くといわれる白い花
 色は洗えど毒なお強く
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by ryudesuyo | 2007-10-23 18:58 | キンポウゲ科 | Trackback | Comments(0)

大沢鳥兜(オオサワトリカブト)

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大沢鳥兜(オオサワトリカブト)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草である。
富士山の固有種である。
「大沢くずれ」と呼ばれる「お中道」の崩壊地に因んで名づけられた。
お中道では登山道沿いの林の縁などに普通に生える。
環境省のレッドデータブックでは、「ⅠA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
分類上は、本州の中部地方の太平洋側に生える細葉鳥兜(ホソバトリカブト)の変種とされている。
また、日本海側に生える谷地鳥兜(ヤチトリカブト)とも近縁である。
草丈は10~60センチくらいである。
葉は3つに深く裂け、側の裂片はさらに2つに裂けるので、5つに裂けているように見える。
茎は上部でよく枝分かれをし、茎には開出毛が生える。
開出毛というのは、ほぼ垂直に立っている毛のことである。
葉の裏面の葉脈上や花の柄にも開出毛が生える。
葉の表面の葉脈上には細かな毛が生える。
開花時期は8~9月である。
茎の上部の葉の脇に柄のある花をつける。
青紫色をした花弁のように見えるのは萼片である。
萼片は5枚あり、上に1枚が帽子のように被さり、残る4枚は左右対称につく。
「鳥兜」の名の由来は、上に被さる萼片を烏帽子(えぼし)に見立てたものである。
花弁は萼片の内側に2枚あるが、蜜腺化している。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Aconitum senanense var. isidzukae(=Aconitum isidzukae)


★富士に咲く花にありせば背は低く
 されどその色御山に似合い

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by ryudesuyo | 2007-10-22 19:13 | キンポウゲ科 | Trackback | Comments(0)

大伶人草(オオレイジンソウ)

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大伶人草(オオレイジンソウ)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山の湿った草地や林の縁に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンなどにも分布する。
草丈は50~100センチくらいである。
茎は直立をする。
根際から生える葉は長さ20センチくらいの腎円形で、7つから9つに中裂する。
葉の表面には細かい真っ直ぐな毛が生える。
茎につく葉は、上にいくほど柄が短くなり葉も小さくなる。
開花時期は7~8月である。
茎先に長さが30センチくらいある大形の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い黄色の花を数十輪つける。
花は下から咲き上がる。
花は長さが25~30ミリくらいある。
花弁のように見えるのは萼片で5枚ある。
花弁は2枚あるが、萼片の中に隠れていて見えない。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は細長く、長さが4ミリ以上ある。
トリカブトの仲間なので全草が有毒である。
「伶人草」の名は、雅楽の伶人がかぶる冠に由来する。
写真は7月に尾瀬で撮った。
学名:Aconitum gigas var. hondoense


★木道の脇にたわわに咲かす花
 渋い味だね大伶人草
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by ryudesuyo | 2007-10-19 19:01 | キンポウゲ科 | Trackback | Comments(0)

伶人草(レイジンソウ)

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伶人草(レイジンソウ)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の林の中や草原に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
大陸系の遺存種と考えられている。
「伶人」というのは雅楽の奏者のことである。
名の由来は、花の姿を「伶人」のかぶる冠に見立てたものである。
トリカブト属なので全草が有毒である。
草丈は40~80センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄があり、手のひら状に5つから7つに裂ける。
開花時期は8~10月である。
茎先や葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色の花をつける。
花は下から上へと咲いていく。
花びら(花弁)のように見えるのは蕚で、その中に花びらがある。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は、細くて先が渦巻き状になる。
写真は10月に神戸市の六甲高山植物園で撮った。
学名:Aconitum loczyanum


★耳当てて風にそよぐを聴いてみる
 古人(いにしえびと)になった気分で

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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-10-18 19:56 | キンポウゲ科 | Trackback | Comments(0)