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茶(チャ)

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茶(チャ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木である。
単に「茶」と呼んだり「茶の木」と呼んだりする。
原産地は中国の南部とする説が有力である。
日本へは最澄が805年に種子を持ち帰り、比叡山に植えたのが最初という。
若葉を摘んで緑茶や紅茶を作るために、アジア一帯で広く栽植されている。
日本では、暖地では野生化しており、九州には自生するものもある。
日本や中国で栽培されているものは低木だが、インドやスリランカで栽培されているものは高木なのだそうである。
日本のものでも刈り込まなければ5~6メートルに達するらしい。
よく枝分かれをし、細長い卵形で光沢のある濃緑色の葉を互い違いに生やす(互生)。
開花時期は10~12月である。
葉の脇に白い5弁花を少数やや下向きにつける。
花には黄色い雄しべがたくさんある。
俳句では「茶の花」が冬の季語である。
写真は10月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Thea sinensis


★陽が差すと眩しいからと言い訳し
 俯きながら君何思う

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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-11-30 18:40 | ツバキ科 | Trackback | Comments(0)

カメリア・オレイフェラ

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カメリア・オレイフェラはツバキ科ツバキ属サザンカ群の常緑低木である。
和名を油茶(ユチャ)という。
中国、台湾、東南アジアなどに分布し、採油用に栽培されている。
日本へは昭和時代の初期に採油用として渡来した。
今日では観賞用とされている。
樹高は1~5メートルくらいである。
葉は長めの楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚く、表面は緑色ないし黄緑色である。
葉の縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花期は10~1月である。
花の色は白く、花径は4~7センチくらいである。
花びら(花弁)の数は5~9枚である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Camellia oleifera


★散り急ぐわけでもないが油茶の花
 どこか切ない気配漂い

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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-11-28 18:57 | ツバキ科 | Trackback | Comments(0)

寒椿(カンツバキ)

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寒椿(カンツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑中低木である。
分類上は、山茶花(サザンカ)のカンツバキ品種系とされる。
枝が横に広がる傾向がある。
樹高は150~300センチくらいである。
生け垣や庭園樹、公園樹などに利用される。
葉は暗い緑色の細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は革質で艶がある。
開花時期は11~2月である。
一般的には淡紅色の八重咲きが多いが、白や桃色のものもある。
俳句の季語は冬である。
上の写真は11月に小石川植物園で撮った。
下の写真は1月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Camellia sasanqua cv. Kantubaki


★雪の中可憐に開く寒桜
 思い溢れど春まだ遠く
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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-11-27 06:33 | ツバキ科 | Trackback | Comments(0)

姫柑子(ヒメコウジ)

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姫柑子(ヒメコウジ)はツツジ科シラタマノキ属(ゴーテリア属)の常緑低木である。
英名をチェッカーベリー(checkerberry) という。
属名のゴーテリアの名でも流通している。
原産地は北アメリカの北東部である。
樹高は10~20センチくらいである。
葉は卵形をしており、革質で艶がある。
暗緑色の葉は秋から冬にかけて紅葉する。
開花時期は7~8月である。
葉の脇に赤味を帯びた白い馬酔木(アセビ)に似た釣鐘形の花を下向きにつける。
花の後につく実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、真っ赤に熟する。
実の鑑賞期は9月から翌年の2月くらいまでである。
葉や実にはサリチル酸メチルが含まれる。
カナダのエスキモーは葉を鎮痛薬として用いたという。
写真は10月に箱根湿性花園で撮った(植栽)。
学名:Gaultheria procumbens


★うっそうと葉を茂らせて姫柑子
 大きな赤い実顔を覗かせ
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by ryudesuyo | 2007-11-25 11:51 | ツツジ科 | Trackback | Comments(0)

大実の蔓苔桃(オオミノツルコケモモ)

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大実の蔓苔桃(オオミノツルコケモモ) はツツジ科スノキ属の常緑小低木である。
原産地は北アメリカの北東部で、湿地帯に生える。
別名をクランベリー(cranberry)といい、ジャムやジュースなどに利用される。
ネイティブ・アメリカンは整腸薬や壊血病の予防に用いてきたという。
樹高は10~20センチくらいである。
匍匐性がある。
葉は厚くて細長い楕円形である。
開花時期は6~8月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)をつけ、淡い紅色の花を咲かせる。
実は8~10月ころに赤く熟する。
写真は10月に神戸市の六甲高山植物園で撮った。
学名:Vaccinium macrocarpon


★ぶら下がり薄紫に透き通り
 ニンフにように戯れ咲いて

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by ryudesuyo | 2007-11-23 12:00 | ツツジ科 | Trackback | Comments(0)

真珠の木(シンジュノキ)

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真珠の木(シンジュノキ)はツツジ科シタラマノキ属(ゴーテリア属)の常緑小低木である。
ゴーテリア属の異名であるペルネティアの名でも流通している。
原産地は南アメリカのチリで、山地や海岸近くに生える。
樹高は70~100センチくらいである。
葉は小さな卵形で先が尖り、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5~6月である。
白い小さな壺形の花をつける。
実の観賞時期は9~2月である。
赤、桃色色、紫、赤褐色、白など多彩な色の丸い実を鈴なりにつける。
写真は10月に箱根湿性花園で撮った。
学名:Gaultheria mucronata(=Pernettya mucronata)


★とりどりの色に輝く真珠の木
 南の海の香り運ぶや

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by ryudesuyo | 2007-11-22 19:22 | ツツジ科 | Trackback | Comments(0)

姫苺の木(ヒメイチゴノキ)

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姫苺の木(ヒメイチゴノキ)はツツジ科アルブツス属の常緑低木である。
常緑高木の苺の木(イチゴノキ)を小形にした園芸品種である。
樹高は1~3メートルくらいである。
苺の木(イチゴノキ)の原産地は南ヨーロッパである。
葉は長めの楕円形である。
葉の柄は短く、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は10~12月である。
それ以後も5~6月まで不定期に開花する。
花は壷形をしていて白い。
鈴蘭(スズラン)のような感じの可愛い花である。
結実期は10~2月である。
果実は始めは黄緑色をしているが、黄色、オレンジ色を経て、熟した紅色になり、食べられる。
味はやや酸味がある。
写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Arbutus unedo cv. Compact


★ぶら下がる実はきらきらと黄金色
 真っ赤になる日指折り数え
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by ryudesuyo | 2007-11-21 18:45 | ツツジ科 | Trackback | Comments(0)

苺の木(イチゴノキ)

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苺の木(イチゴノキ)はツツジ科アルブツス属の常緑高木である。
原産地は南ヨーロッパである。
ヨーロッパでは5~10メートルほどの樹高になるが、日本の鉢植えでは1~3メートル程度である。
学名のアルブツス・ウネドの名でも流通している。
開花時期は10~12月である。
それ以後も5~6月まで不定期に開花する。
花は壷形をしていて白い。
淡い紅色を帯びているものもある。
鈴蘭(スズラン)のような感じの可愛い花である。
結実期は10~2月である。
果実は始めは黄緑色をしているが、黄色、オレンジ色を経て、熟した紅色になり、食べられる。
味はやや酸味がある。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Arbutus unedo


★葉の陰に揺れる小花は壷形で
 どこか可愛いイチゴノキだよ
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by ryudesuyo | 2007-11-20 18:53 | ツツジ科 | Trackback | Comments(0)

朝日葛(アサヒカズラ)

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朝日葛(アサヒカズラ)はタデ科アンティゴノン属の蔓性半低木である。
原産地はメキシコである。
熱帯、亜熱帯の地域で観賞用に広く栽培されている。
日本へは大正時代に渡来した。
沖縄ではかなり普及している。
ピンクシャワー(Pink shower)と呼んでいるという。
蔓性で長さは10メートルに達する。
葉はハート型で、互い違いに生える(互生)。
葉の長さ10センチくらいあり、縮緬状となる。
肉厚で滑らかである。
開花時期は4~12月である。
花は一つの花序に10輪以上つき、その先端が巻き髭になっている。
花に花弁はなく、5枚のハート形の萼片がピンクに色づく。
名の由来は、花の色から朝日を連想したものである。
別名を新渡戸葛(ニトベカズラ)という。
これは、元台湾総督府にいた新渡戸稲造博士を記念した名である。
写真は11月に沖縄の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Antigonon leptopus


★南国の朝日はこんな感じかな
 ピンクに燃える花を見つめて

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by ryudesuyo | 2007-11-19 19:25 | タデ科 | Trackback | Comments(0)

アメリカ鈴懸の木(アメリカスズカケノキ)

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アメリカ鈴懸の木(アメリカスズカケノキ)はスズカケノキ科スズカケノキ属の落葉高木である。
原産地は北アメリカである。
日本へは明治時代の末期に、ヨーロッパおよび小アジア原産の鈴懸の木(スズカケノキ)とともに渡来した。
属名のプラタナス(Platanus)の名で街路樹として知られる。
ただし、現在街路樹として用いられるものの大部分は、この2つの交配種である紅葉葉鈴懸の木(モミジバスズカケノキ)となっている。
樹高は10~30メートルくらいである。
樹皮は暗い褐色で、縦に割れ目が入る。
葉には柄があり、手のひら状に浅く3つから5つに裂ける。
葉の先は尖り、縁に不規則な粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
鈴懸の木(スズカケノキ)の場合は葉の切れ込みが深く、紅葉葉鈴懸の木(モミジバスズカケノキ)の場合はその中間となる。
開花時期は4~5月である。
雌雄同株である。
花は淡い黄緑色で、たくさん集まって球形の花序となる。
花の後にできる実は緑色をした球形である。
長い柄があってぶら下がる。
本種の場合は、実は1つずつつく(稀に2つ)。
鈴懸の木(スズカケノキ)の場合は3~7個、紅葉葉鈴懸の木(モミジバスズカケノキ)の場合は2~3個ずつつく。
なお、「鈴懸の木」の名の由来は、落葉後に集合果がつり下がっている様子を山伏の羽織る鈴懸に譬えたものである。
写真は小石川植物園で撮った。
学名:Platanus occidentalis


★見上げると眩暈するほど背の高い
 樹は真っ直ぐに空に向かって
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花図鑑
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by ryudesuyo | 2007-11-17 05:46 | スズカケノキ科 | Trackback | Comments(0)