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山唐椿(ヤマトウツバキ)

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山唐椿(ヤマトウツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑高木である。
原産地は中国南部の雲南省である。
原産地のものは樹高10メートルに達するという。
枝数も葉数も少ない。
葉は長さ5~10センチの長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の色は濃い緑色で艶があり、葉脈がはっきりしている。
葉の先は鋭く尖り、葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は1~3月である。
花径は6~10センチくらいで、花の色は赤い。
花の色には濃淡があり、淡い桃色や濃い桃色のものもある。
花びらの数は6~11枚くらいで、一重咲きのものや半八重咲きのものがある。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Camellia reticulata form. simplex


★鮮やかな紅も眩しく咲き誇る
 山唐椿に感嘆の声

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花図鑑
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by ryudesuyo | 2008-03-31 06:41 | ツバキ科

白鳩椿(シロハトツバキ)

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白鳩椿(シロハトツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木である。
原産地は中国である。
江蘇省、安徽省、浙江省、福建省、江西省などに分布し、山地の斜面に生える。
日本へは1960年にアメリカ経由で渡来した。
小形の椿を作り出すための交配親として活躍している。
漢名は「連蕊茶」である。
学名からカメリア・フラテルナとするところもある。
樹高は1~5メートルくらいである。
葉は長さ4~5センチ、幅15~20ミリの小さめの長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉には柄があり、つけ根の部分はくさび形で、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は濃い緑色で、裏面には軟らかい毛が生える。
開花時期は3月である。
花の色は白く、花径は3~4センチくらいである。
花びらは5枚で、横に平らに開く。
咲き進むと花びらの先は後ろに反り返るようになる。
花にはわずかに香りがある。
花の後にできる実はほぼ球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、先が少し尖る。
写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Camellia fraterna


★小さくも優しき姿美しく
 種を増やしゆく白鳩椿

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花図鑑
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by ryudesuyo | 2008-03-30 09:30 | ツバキ科

侘助椿(ワビスケツバキ)太郎冠者(タロウカジャ)

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太郎冠者(タロウカジャ)ないし有楽椿(ウラクツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑高木である。
原産地は日本である。
織田信長の弟で茶人でもあった織田有楽斎長益が、茶の湯の席に好んで用いたと伝えられている。
室町時代のころに中国から持ち込まれた椿(ツバキ)の原種である西南山茶(ピタールツバキ)と日本の藪椿(ヤブツバキ)との交配ではないかと推定されているそうだ。
関東では太郎冠者(タロウカジャ)と呼ばれている。
樹高は5~10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は12~4月である。
椿(ツバキ)と違って花がラッパ状に咲き、一重咲きである。
その控えめな咲き姿が受けて、古くから茶人が愛した花である。
花の色は濃い桃色である。
俳句では「侘助」が冬の季語である。
写真は3月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
学名:Camellia wabisuke cv. Taroukaja


★慎ましき一重に咲いて花落ちる
 太郎冠者は侘び寂びの花

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by ryudesuyo | 2008-03-29 14:54 | ツバキ科

藪椿(ヤブツバキ)

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藪椿(ヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑高木である。
本州の青森県から沖縄にかけて分布する。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
一般的に椿(ツバキ)と呼ばれ、園芸品種の基本種となっている。
花の咲き方などに変異が多い。
万葉集のころから知られるが、近世に入り茶花として愛好されて多くの園芸品種が生まれた。
樹高は10~15メートルである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には疎らなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は濃い緑色で艶がある。
葉脈は比較的不鮮明である。
開花時期は10~4月である。
花の色は基本的には赤で、花径5~8センチくらいの筒状の5弁花を咲かせる。
雄しべはたくさんある。
離弁花だが花弁のつけ根と雄しべが合着しているので、花びら1枚ずつは散らないで1花ごと落花する。
種子からは椿油を採取する。
材は工芸品、細工物などに使われる。
俳句の季語は春である。
写真は3月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
学名:Camellia japonica


★見参と雪割り咲いて藪椿
 深き緑に霊を宿らせ


写真は1月と3月に大船フラワーセンターで撮った。
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花図鑑
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by ryudesuyo | 2008-03-28 06:52 | ツバキ科

隼人三葉躑躅(ハヤトミツバツツジ)

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隼人三葉躑躅(ハヤトミツバツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
鹿児島県に分布し、低山の岩場に生える。
そのため現地では「岩躑躅」と呼ぶ。
樹高は1~3メートルである。
葉は菱形状の卵形で先が尖り、枝先に3枚を輪生させる。
葉の質は分厚く、艶がある。
開花時期は3~4月である。
ミツバツツジの仲間では一番早く花を咲かせる。
葉の展開に先立って、枝先に1~3輪の花をつける。
花の色は濃い紅紫色である。
花冠の筒部は3~4センチの漏斗形で、先が5つに深く裂けて平らに開く。
雄しべは10本である。
写真は3月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
学名:Rhododendron dilatatum var. yakushimanum


★もう春だ薩摩隼人の血が騒ぐ
 一番咲きはこの手で掴め

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花図鑑
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by ryudesuyo | 2008-03-27 18:59 | ツツジ科

桜躑躅(サクラツツジ)

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桜躑躅(サクラツツジ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
高知県、鹿児島県、沖縄県に分布し、山地に生える。
特に屋久島に多く生育する。
海外では、台湾にも分布する。
樹高は1~4メートルくらいである。
若い枝や葉の柄には長い毛が密生する。
葉は長い楕円形で、枝先に2~3枚が束生状につく。
葉は革質で艶がある。
開花時期は3~5月である。
花の色は淡い紅色で、上側の花びらの内側には斑点がある。
名の由来は、花の色を「桜色」と見立てたものである。
材は床柱や床縁などに使用される。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron tashiroi


★いつの日か訪ねてみたい屋久島を
 桜躑躅の姿求めて

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花図鑑
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by ryudesuyo | 2008-03-26 06:36 | ツツジ科

桜玄海躑躅(サクラゲンカイツツジ)

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桜玄海躑躅(サクラゲンカイツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
玄海躑躅(ゲンカイツツジ)と桜躑躅(サクラツツジ)との交雑種である。
樹高は1~2メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は3月である。
花の色は玄海躑躅(ゲンカイツツジ)よりもピンクが濃い。
写真は3月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
学名:Rhododendron mucronulatum × tashiroi


★鮮やかなピンクの色が目を奪う
 自然の不思議ここにも一つ
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花図鑑
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by ryudesuyo | 2008-03-25 06:13 | ツツジ科

白藪椿(シロヤブツバキ)

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白藪椿(シロヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑高木である。
分類上は藪椿(ヤブツバキ)の型の1つとされている。
本州から九州にかけて分布し、山地に生える。
樹高は5~10メートルくらいである。
樹皮は灰白色を帯びる。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は硬く、表面は濃い緑色で艶がある。
開花時期は2~4月くらいである。
花の色は白く、花弁は5枚である。
平開はせずに半開きのものも多い。
写真は2月に小石川植物園で撮った。
学名:Camellia japonica form. leucantha


★何気なく咲くが風情と飾らずに
 ただあるがまま白藪椿

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by ryudesuyo | 2008-03-24 06:27 | ツバキ科

乙女椿(オトメツバキ)

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椿(ツバキ)は日本原産である。
学名をカメリア・ジャポニカ(Camellia japonica)という。
品種は膨大で、日本産のものだけで2000種を超えるという。
乙女椿(オトメツバキ)はその中の一つで、ユキツバキ系の園芸品種である。
江戸時代から栽培されている。
ツバキ科ツバキ属の常緑低木である。
樹高は1~2メートルである。
葉は卵形で藪椿(ヤブツバキ)よりも小さい。
花期は2月~4月である。
ピンク色の花びらを重ねた千重咲きの中輪で、咲き始めが特に美しい。
俳句の季語は春である。
写真は3月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
学名:Camellia japonica form. otome


★薄紅の衣を重ね楚々として
 乙女椿のいま花開き
☆薄紅の花を見事に飾りつけ
 乙女椿が賑やかに咲き

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花図鑑
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by ryudesuyo | 2008-03-23 14:56 | ツバキ科

玄海躑躅(ゲンカイツツジ)

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玄海躑躅(ゲンカイツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉小低木である。
名前の通り玄海灘をはさんで、九州北部、対馬、済州島、朝鮮半島などに分布し、山地の岩の上や急な傾斜地に生える。
環境省のレッドデータブックでは、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は100~150センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は革質で先が尖る。
葉の両面や縁には長い毛が生える。
開花時期は3月である。
葉の展開に先駆けて、ピンク色の花を咲かせる。
躑躅の中では最も早く咲き始める。
花冠は幅の広い漏斗状で、皿のように横に広がって5つに裂ける。
裂片の先は丸い。
雄しべは10本である。
花の色は淡紅から紅紫が普通だが、白花もある。
花径は3~4センチである。
分類上は唐紫躑躅(カラムラサキツツジ)の変種とされている。
名前に「躑躅」とついているが石楠花(シャクナゲ)の仲間に近い。
写真は3月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
学名:Rhododendron mucronulatum var. ciliatum


★荒波を越えてはるばる来たりしや
 薄紅の色青空に映え

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花図鑑
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by ryudesuyo | 2008-03-22 09:23 | ツツジ科