<   2008年 05月 ( 31 )   > この月の画像一覧

苔桃(コケモモ)

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苔桃(コケモモ)はツツジ科スノキ属の常緑小低木である。
北海道から本州にかけて分布し、高山ないし亜高山の日当たりの良い岩場や砂礫地に生える。
海外では、周北極地域に広く分布する。
樹高は10センチくらいである。
地を這ってマット状に広がる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
硬くて光沢があり、真ん中の葉脈が目立つ。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5~7月である。
枝先に紅色を帯びた鐘状の花を数個下向きにつける。
花の先は4つに裂けている。
実は直径1センチくらいの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、秋になると赤く熟する。
酸味があって、生食するほか、果実酒やジャムなどにする。
利尿効果や尿路殺菌作用があるという。
名は、地面を這う様子を「苔」に譬えたものである。
「モモ」は方言で「木の実」のことだという。
北海道では、アイヌ語のフレップ(赤い実)の名で知られている。
写真は7月に長野県駒ヶ根市の千畳敷カールで撮った。
学名:Vaccinium vitis-idaea


★やがてくる実りの秋に思い馳せ
 薄紅の花地を見つめ咲く
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by ryudesuyo | 2008-05-31 07:55 | ツツジ科 | Trackback | Comments(0)

黒豆の木(クロマメノキ)

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黒豆の木(クロマメノキ)はツツジ科スノキ属の落葉低木である。
本州中部地方以北と北海道に分布し、高山の日当たりの良い場所に生える。
高さは3~6センチくらいのものから、大きなものでは100~150センチくらいのものもある。
よく枝を分け、倒卵形の葉を密に互生する。
開花時期は6~7月である。
枝先に紅色を帯びた白い壺形の小花をつける。
果実は9月ころに黒紫色に熟す。
果実は生食のほか、ジャムや果実酒に利用される。
浅間山麓に多く野生し、果実は浅間葡萄(アサマブドウ)と呼ばれる。
この栽培種は、お馴染みのブルーベリーである。
写真は7月に鬼押出しの花木園で撮った。
学名:Vaccinium uliginosum


★見つけたよ壷の形の白い花
 小雨に煙る高原の道

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by ryudesuyo | 2008-05-30 06:43 | ツツジ科 | Trackback | Comments(0)

黒臼子(クロウスゴ)

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黒臼子(クロウスゴ)はツツジ科スノキ属の落葉低木である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、高山の林の中や湿原に生える。
樹高は30~120センチくらいである。
葉は楕円形で、周りにぎざぎざの鋸歯はなく、互い違いに生える。
葉の裏面は白っぽい。
開花時期は6~7月である。
葉の脇に花径5ミリくらいの淡い緑色または淡い紅紫色の花を1個下向きにつける。
合弁花で、花冠は壺形をしている。
先が浅く5つに裂け、裂片の先は外側に反り返る。
実は直径8~10ミリの球形で黒紫色に熟し、甘酸っぱく美味しい。
名の由来は、実の先が丸い形に少しへこんでいるのを臼にたとえたものである。
羅臼湖では実の採集が禁止されている。
ヒトが食べると、実の中の種子も持ち出してしまうことになるからである。
花の写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Vaccinium ovalifolium


★北の地でヒトと自然の共生を
 願い花咲く黒臼子かな

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by ryudesuyo | 2008-05-29 06:29 | ツツジ科 | Trackback | Comments(0)

夏櫨(ナツハゼ)

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夏櫨(ナツハゼ)はツツジ科スノキ属の落葉低木である。
北海道から九州にかけて分布し、丘陵地や山地の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は1~3メートルである。
樹皮は灰褐色で、縦に裂ける。
よく枝分かれをする。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の縁や葉脈の上には粗い毛が生える。
開花時期は5月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い赤褐色をした小さな釣鐘形の花をたくさんつける。
花径は4~5ミリで、花冠の先は浅く5つに裂けて反り返る。
萼片は5枚、雄しべは10本、雌しべは1本である。
結実時期は10~11月である。
直径4~6ミリの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと黒くなる。
実は甘酸っぱくて食用になり、ジャムや果実種などに加工される。
初夏に紅葉をするため、秋に紅葉のきれいなウルシ科の櫨(ハゼ)になぞらえたのが和名の由来である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Vaccinium oldhamii


★目立たない木の花だけど夏櫨は
 変幻自在に姿を変えて

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by ryudesuyo | 2008-05-28 06:37 | ツツジ科 | Trackback | Comments(0)

海南更紗満天星(カイナンサラサドウダン)

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海南更紗満天星(カイナンサラサドウダン)はツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木である。
本州の愛知県、三重県、和歌山県、四国の徳島県に分布し、山地の岩場に点在する。
分類上は、更紗満天星(サラサドウダン)の変種とされている。
樹高は1~5メートルくらいである。
葉は倒卵形ないし楕円形で、枝先に集まって輪生状に互い違いに生える(互生)。
葉の縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は主脈上に微毛が生え、裏面には褐色の縮れた毛が疎らに生える。
開花時期は5~6月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅色の花を下垂させる。
花冠は長さ7~9ミリくらいの広い釣鐘形で、先は5つに裂ける。
花冠は緑色で、紅色の筋が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、上向きにつく。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Enkianthus campanulatus var. sikokianus


★細やかな姿可憐な花模様
 小さく咲くけど見つけてみてと

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by ryudesuyo | 2008-05-27 06:03 | ツツジ科 | Trackback | Comments(0)

紅更紗満点星(ベニサラサドウダン)

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紅更紗満点星(ベニサラサドウダン)はツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木である。
更紗満点星(サラサドウダン)の変種で、花の色が紅色になる。
原産地は日本である。
本州の東北地方南部から北陸地方にかけて分布し、山地に生える。
樹高は1~5メートルくらいになる。
葉は幅の広い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖らず、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~6月である。
花は吊り鐘状で下を向き、紅色の花弁に濃紅色の筋が入る。
名の由来は花の姿を更紗模様にたとえたものである。
写真は5月に鎌倉の円覚寺松嶺院で撮った。
学名:Enkianthus campanulatus var. rubicundus


★赤々と燃えるがごとく色づいて
 花は静かに調べ奏でて

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by ryudesuyo | 2008-05-26 06:23 | ツツジ科 | Trackback | Comments(0)

更紗満天星(サラサドウダン)

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更紗満天星(サラサドウダン)はツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木である。
東北地方から近畿地方にかけて分布し、山地に生える。
樹高は1~5メートルくらいになる。
葉は幅の広い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖らず、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~7月である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、広い鐘形の花を下向きにつける。
花冠の先は浅く5つに裂ける。
花の色は、淡い黄色の地に紅色の筋が入り、先端が少し紅色になって、とても美しい。
この姿を更紗染めの模様に見立てたのが名の由来である。
別名を風鈴躑躅(フウリンツツジ)ともいう。
この名もまた花の形と模様からきている。
秋の紅葉も燃えるように美しい。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Enkianthus campanulatus


★音なくもいずこともなく音曲の
 聴こえるように花は震えて
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by ryudesuyo | 2008-05-25 09:54 | ツツジ科 | Trackback | Comments(0)

東石楠花(アズマシャクナゲ)

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東石楠花(アズマシャクナゲ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
宮城県南部から中部地方にかけて分布し、山地から亜高山にかけての林の中に生える。
樹高は1~3メートルくらいである。
枝は斜上して横に広がる。
葉は互い違いに生え(互生)、枝先に集まってつく。
革質で厚く、長さ8~15センチくらいの長い楕円形である。
葉の縁は裏にやや反り返る。
表面は艶があり、裏面には灰褐色の軟毛が生える。
開花時期は5~6月である。
枝先に花径4~5センチの漏斗状の花をたくさんつける。
花の色は蕾の時は赤く開くと淡い紅色になるのが普通だが、濃い紅色や白のものもある。
花冠は先で5つに裂けている。
花の中には雄しべが10本、雌しべが1本ある。
写真は7月に東北大学植物園で撮った。
学名:Rhododendron metternichii var. pentamerum


★ぐるりんと四方八方見渡して
 雨に濡れ咲く東石楠花
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by ryudesuyo | 2008-05-24 06:46 | ツツジ科 | Trackback | Comments(0)

奄美聖紫花(アマミセイシカ)

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奄美聖紫花(アマミセイシカ)はツツジ科ツツジ属の常緑小高木である。
奄美大島の固有種で、中南部の山岳地帯に生える。
西表島、台湾、中国南部などに分布する聖紫花(セイシカ)の変種だが、両者を同一とする見解もある。
樹高は5~8メートルくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は長さが5~10センチ、幅が15~30ミリくらいの長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
枝先に数枚から10枚くらいが集まってつくので、輪生しているように見える。
葉の先は尖る。
開花時期は4~5月である。
枝先に1~数輪の淡いピンクを帯びた白い花をつける。
花径は6~7センチくらいの大輪である。
花冠は漏斗状で、先が5つに大きく裂ける。
上部の裂片の内側には淡い黄緑色の斑が入る。
雄しべは10本、雌しべは1本である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Rhododendron latoucheae var.amamianse


★南国の奥山深く咲く躑躅
 色はシックな奄美聖紫花
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by ryudesuyo | 2008-05-23 06:15 | ツツジ科 | Trackback | Comments(0)

淀川躑躅(ヨドガワツツジ)

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淀川躑躅(ヨドガワツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
原産地は朝鮮半島である。
日本では栽培品種として愛好されている。
耐寒性があり植栽可能地域が広いことから、各地で庭園や公園に植えられ、また生垣やボーダーなどに使用されている。
樹高は1~2メートルである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4~5月である。
花の色は淡い紫色で、八重咲きである。
これは、朝鮮山躑躅(チョウセンヤマツツジ)の雄しべが弁化して八重咲きとなったものである。
朝鮮半島では自生しているものもある。
「躑躅の女王」とも呼ばれ、牡丹躑躅(ボタンツツジ)の別名がある。
写真は5月に函館の「市民の森」で撮った。
学名:Rhododendron yedoense


★豪快に八重の花びら開き咲く
 淀川躑躅風格備え
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by ryudesuyo | 2008-05-22 06:25 | ツツジ科 | Trackback | Comments(0)