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岩菊(イワギク)

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岩菊(イワギク)はキク科キク属の多年草である。
北海道から九州にかけて点々と隔離分布をし、海岸の岩場や山地の岸壁などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国やシベリアなどに幅広く分布する。
大陸とつながっていた時代の遺存植物と考えられている。
環境省のレッドデータブックでは、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は20~50センチくらいである。
葉は長い柄がある幅の広い卵形である。
葉はやや肉質で、表面には艶がある。
葉は手のひら状に深く裂け、その裂片がさらに羽状に裂ける。
開花時期は8~10月である。
茎先に花径3~5センチくらいの花(頭花)をつける。
舌状花は白く、筒状花は黄色である。
写真は11月に小石川植物園で撮った。
学名:Chrysanthemum zawadskii


★逃げ道を失い残りし山の上
 岩菊の花絶えることなく

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by ryudesuyo | 2008-11-30 08:28 | キク科 | Trackback | Comments(0)

紅苦菜(ベニニガナ)

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紅苦菜(ベニニガナ)はキク科ウスベニニガナ属(エミリア属)の一年草である。
カカリア属(Cacalia)に分類する場合もある。
原産地は中国南部、インド東部である。
熱帯アメリカ説もある。
属名のエミリア、カカリアや絵筆菊(エフデギク)などの名で流通している。
主に切り花として利用される。
草丈は30~60センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形である。
ロゼット状に生え、つけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は6~11月くらいである。
花径15ミリくらいの赤い小さな花(頭花)を次々とつける。
写真は11月に千葉市花の美術館で撮った。
学名:Emilia sagittata(=Emilia coccinea)


★小さくてだけど可愛いエミリアは
 細い茎先花を揺らして

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by ryudesuyo | 2008-11-29 12:11 | キク科 | Trackback | Comments(0)

薩摩野菊(サツマノギク)

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薩摩野菊(サツマノギク)はキク科キク属の多年草である。
熊本県から鹿児島県にかけての海岸と屋久島に分布し、日当たりのいい場所に生える。
分布域は狭いが個体数は多いという。
栽培菊の原種の1つとなっている。
別名を薩摩野路菊(サツマノジギク)ともいう。
草丈は25~60センチくらいである。
茎は根際から束になって生え(束生)、上部で枝分かれをする。
茎には銀白色の毛が生える。
葉は広めの卵形で、羽状に浅く裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は緑色で縁が白く、裏面には銀白色の毛が生える。
開花時期は11~12月である。
舌状花は白く、真ん中の筒状花は黄色い。
写真は11月に小石川植物園で撮った。
学名:Chrysanthemum ornatum


★びっしりと白い花びら敷き詰めて
 薩摩野菊は宴迎えて

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by ryudesuyo | 2008-11-28 06:24 | キク科 | Trackback | Comments(0)

丸葉畑蓆(マルバハタケムシロ)

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丸葉畑蓆(マルバハタケムシロ)はキキョウ科ミゾカクシ属の多年草である。
鹿児島県の奄美大島や沖縄本島、久米島などに分布し、海岸の岩場や畑の畦に生える。
環境省のレッドデータブックでは、「ⅠA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は10センチくらいである。
茎は横に這って伸び、節から根を出す。
葉は円形ないし倒卵形で、密に互い違いに生える(互生)。
葉の質は肉質で艶があり、長さは5~7ミリと小さい。
開花時期は9~12月くらいである。
花は葉の脇につき、花径8~9ミリで、白色ないし淡い青紫色である。
花冠は深く5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すと果皮が裂開する果実)である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Lobelia loochooensis


★波洗う岩場にひっそり咲くという
 花を見る日をそっと夢見て

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by ryudesuyo | 2008-11-27 06:22 | キキョウ科 | Trackback | Comments(0)

レタス

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レタスはキク科アキノノゲシ属の一年草ないし二年草である。
和名は萵苣(チシャ)という。
漢字では「苣」とも書き、「チサ」とも呼ばれる。
古代ギリシャ、ローマの時代には既に野菜として栽培されていた。
日本でも平安時代には中国から伝わった萵苣(チシャ)が栽培されていた。
しかし、これは掻き萵苣(カキチシャ)と呼ばれるタイプのものだった。
また、明治時代以降はサラダ菜(サラダナ)タイプのものが栽培されるようになったが、大量消費とは縁がなかった。
結球するタイプのものが急速に広がったのは昭和40年代以降のことである。
収穫せずに放置すると、秋の野芥子(アキノノゲシ)とよく似た花をつける。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Lactuca sativa


★レタスにもいろんな歴史あるのだと
 花を見ながらしみじみ思い

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by ryudesuyo | 2008-11-26 19:54 | キク科 | Trackback | Comments(0)

浜秋の麒麟草(ハマアキノキリンソウ)

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浜秋の麒麟草(ハマアキノキリンソウ)はキク科アキノキリンソウ属の多年草である。
伊豆半島や房総半島など限られた地域に分布し、海岸の草原に生える。
分類上は、秋の麒麟草(アキノキリンソウ)の亜種とされている。
秋の麒麟草(アキノキリンソウ)と八丈秋の麒麟草(ハチジョウアキノキリンソウ)の交雑種ではないかと推定されている。
草丈は10~30センチくらいである。
葉は細長い卵形で、茎の中ほどに集まって互い違いに生える(互生)。
葉はやや厚い。
開花時期は10~11月である。
茎先にたくさんの黄色い花(頭花)をつける。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Solidago virgaurea subsp. leiocarpa


★また一つめずらしい花見つけたよ
 自然が生んだ不思議の世界

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by ryudesuyo | 2008-11-25 06:22 | キク科 | Trackback | Comments(0)

エキノドルス・グランディフロルス・アウレウス

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エキノドルス・グランディフロルス・アウレウスはオモダカ科エキノドルス属の多年草である。
原産地は北アメリカの南部から南アメリカにかけた一帯である。
日本へは水槽用の水草として導入されている。
種小名のグランディフロルスには、grandi(大きい)+florus(花)という意味がある。
名前の通りオモダカ科としては大きな花をつける。
葉は円形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
葉のつけ根の部分は心形である。
開花時期は夏である。
花は白い3弁花である。
広葉車前沢瀉(ヒロハシャゼンオモダカ)とも呼ばれる。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Echinodorus grandiflorus subsp. aureus


★大輪にほっと驚き目をやれば
 花の形は沢瀉に似て
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by ryudesuyo | 2008-11-24 10:35 | オモダカ科 | Trackback | Comments(0)

エキノドルス・アルゼンチネンシス

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エキノドルス・アルゼンチネンシスはオモダカ科エキノドルス属の多年草である。
原産地は南アメリカの南部である。
アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイなどに分布し、水中に生える。
草丈は40センチくらいある。
葉はさじ形である。
開花時期は周年である。
茎先に花径15~20ミリくらいの白い3弁花をつける。
全体の大きさに比べ花は小振りで目立たない。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Echinodorus argentinensis


★日本から遠く離れた南米に
 面高の咲く姿思いて

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by ryudesuyo | 2008-11-23 09:00 | オモダカ科 | Trackback | Comments(0)

大輪沢瀉(タイリンオモダカ)

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大輪沢瀉(タイリンオモダカ)はオモダカ科オモダカ属の多年草である。
抽水植物で、根が水面下にあり、茎や葉が水中から水面上に伸びる。
原産地は南アメリカである。
現在では、北アメリカやオーストラリアなどで野生化している。
草丈は30~80センチくらいである。
地下茎はなく、横への広がりはない。
根際から生える葉は矢尻形である。
開花時期は9~4月くらいである。
茎先で枝分かれをして、先に白い花をつける。
花弁は3枚で、つけ根の部分に紅紫色の斑が入る。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Sagittaria montevidensis


★花びらに斑が入るだけで雰囲気が
 がらりと変わる大輪沢瀉

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by ryudesuyo | 2008-11-22 06:54 | オモダカ科 | Trackback | Comments(0)

大亀の木(オオカメノキ)

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大亀の木(オオカメノキ)はスイカズラ科ガマズミ属の落葉小高木である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地帯~亜高山帯に生える。
海外では、朝鮮半島やサハリンにも分布する。
名の由来は、卵円形の葉の形を亀の甲羅に見立てたものである。
別名を「ムシカリ」ともいう。
これは葉に虫がよくつくことからの命名である。
樹高は3~4メートルくらいである。
樹皮は暗灰褐色をしている。
葉は向かい合って生える(対生)。
葉の先は鋭く尖りね縁は重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
葉の表面は濃い緑色、裏面は淡い緑色をしている。
開花時期は4~5月である。
葉の展開直後に花が咲く。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い花をたくさんつける。
花序の中心には両性花がつき、その周りに花径2~3センチの装飾花をつける。
両性花の花びらは5つに分かれ、花径は6~8ミリくらいである。
短い雄しべが5本あり、真ん中に雌しべがある。
花の時期は短い。
実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、赤く熟する。
果実酒にすると美味しい。
秋には紅葉がきれいである。
材は弓や輪かんじきの材料となる。
花の写真は5月に北大植物園で撮った。
実の写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Viburnum furcatum


★たくさんの赤い実つけて誰招く
 大亀の木の葉は個性的

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by ryudesuyo | 2008-11-21 19:10 | スイカズラ科 | Trackback | Comments(0)