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マンテマ

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マンテマはナデシコ科マンテマ属の越年草である。
原産地はヨーロッパで、海岸などの低地に生える。
日本へは江戸時代後期の弘化年間(1844~1847年)に観賞用として渡来した。
現在では逸出したものが海岸などに帰化している。
草丈は20~30センチである。
茎は直立し、上部でよく枝分かれをする。
茎には毛が生えており、上部では腺毛(粘着物質を出す毛)が交じる。
葉は向かい合って生え(対生)、葉の両面には毛が生える。
茎に下部につく葉はへら形で、先は丸い。
上部につく葉は倒披針形で、先が尖る。
開花時期は4~6月である。
枝先に花径5~8ミリくらいの小さな花がたくさんつく。
花弁は5枚である。
花の色は白く、中央部に紅紫色の斑が入る。
花のつけ根には萼筒がある。
萼筒には紫色の筋が10本入る。
マンテマの由来は諸説がありはっきりしないが、西洋の言葉の転訛したものであるようだ。
写真は6月に富山県の氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Silene gallica var. quinquevulnera


★小さくてだけど賑わうように咲く
 マンテマの花海辺が似合い

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by ryudesuyo | 2009-07-31 06:02 | ナデシコ科

びらんじ(ビランジ)

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びらんじはナデシコ科マンテマ属の多年草である。
本州の関東地方から中部地方にかけて分布し、山地から高山にかけての岩場などに生える。
草丈は10~30センチくらいである。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6~9月くらいである。
茎先に淡い紅色の花を数輪つける。
花径は2~3センチくらいである。
花弁は5枚で、花弁の先は浅く2つに裂けている。
茎の上部や萼筒には腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Silene keiskei var. minor


★訪れる人もまばらな岩場には
 びらんじの花姿やさしく

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by ryudesuyo | 2009-07-30 06:11 | ナデシコ科

蔓びらんじ(ツルビランジ)

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蔓びらんじ(ツルビランジ)はナデシコ科マンテマ属の多年草である。
本州の関東地方北部から長野県にかけて分布し、山地の岩場に生える。
草丈は10~20センチくらいである。
茎は蔓状で、地を這って伸びて岩壁などに垂れ下がる。
茎は赤味を帯び、細かな毛が生えている。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7~9月である。
花の色は紅紫色である。
花弁は5枚である。
花弁の先は浅く2つに裂ける。
萼は筒状で赤味を帯びる。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Silene keiskei form. procumbens


★絶滅の危機とたたかい花開く
 蔓びらんじは野生の姿

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by ryudesuyo | 2009-07-29 06:27 | ナデシコ科

浜辺マンテマ(ハマベマンテマ)

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浜辺マンテマ(ハマベマンテマ)はナデシコ科マンテマ属の多年草である。
学名からシレネ・マリティマと表示するところもある。
原産地はイギリスと北アフリカで、海浜植物である。
草丈は10~20センチくらいである。
灰緑色の茎は地面を這って広がり、花茎を斜上させる。。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は分厚く灰緑色をしており、細かい毛が生える。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6~8月である。
茎先に1輪から数輪の白い花をつける。
花径は3センチくらいで、花びらは5枚である。
花びらの先は浅く2つに裂ける。
萼は釣鐘形で、開花をすると袋のように膨らむ。
雄しべはたくさんある。
英名はシーキャンピオン(sea campion)である。
キャンピオンはマンテマの仲間のことである。
マンテマの由来は諸説がありはっきりしないが、西洋の言葉の転訛したものであるようだ。
理由通名を布袋マンテマ(ホテイマンテマ)ともいう。
写真は4月に大阪市の「咲くやこの花館」で撮った。
学名:Silene maritima


★ユニークな萼の姿が面白い
 浜辺マンテマ花愛らしく

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by ryudesuyo | 2009-07-28 06:08 | ナデシコ科

高嶺ビランジ(タカネビランジ)

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高嶺ビランジ(タカネビランジ)はナデシコ科マンテマ属の多年草である。
本州の中部地方に分布し、高山(南アルプスと白山)の岩場や砂礫地に生える。
分類上は、大ビランジ(オオビランジ)の高山型の変種とされている。
なお、「ビランジ」の名の由来は不明である。
牧野富太郎博士も由来不明としている。
草丈は5~20センチくらいである。
茎には下向きに曲がった毛が生える。
葉は長さ2~4センチの披針形で、向かい合って生える(対生)。
自生地での開花時期は7~8月である。
平地では5~6月に開花する。
茎先に淡い紅紫色の花を1輪から数輪咲かせる。
花径が3センチくらいの5弁花である。
花びらの先は浅く2つに裂ける。
萼筒や花の柄には腺毛が生える。
萼筒には10本の脈がある。
雄しべは10本で、雌しべの花柱の先は3つに裂ける。
花の色は白いものもある。
写真は4月に大阪市の「咲くやこの花館」で撮った。
学名:Silene keiskei var. akaisialpina


★そそり立つ南アの峰に咲くという
 高嶺ビランジ花は大きく

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by ryudesuyo | 2009-07-27 05:58 | ナデシコ科

千島マンテマ(チシママンテマ)

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千島マンテマ(チシママンテマ)はナデシコ科マンテマ属の多年草である。
北海道の東部と後志地方、空知方、礼文島、それに千島に分布し、山地の草原などに生える。
樺太マンテマ(カラフトマンテマ)の変種で、母種に比べて全体に毛深く、葉の幅が広い。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧ⅠA類(CR)に登録されている。
草丈は10~50センチくらいである。
葉の形は披針形で、向かい合って生える(対生)。
長さは15~56ミリくらい、幅は5~15ミリくらいである。
開花時期は7~8月である。
花茎に数個の花を横向きにつける。
白い5弁花で、花びらの先が2つに浅く裂ける。
また、紫がかった筒状の萼が目立つ。
写真は7月に仙台市野草園で撮った。
学名:Silene repens var. latifolia


★愛らしい花の姿が個性的
 千島マンテマ季節を向かえ

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by ryudesuyo | 2009-07-26 08:09 | ナデシコ科

桜マンテマ(サクラマンテマ)

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桜マンテマ(サクラマンテマ)はナデシコ科マンテマ属の一年草である。
原産地は地中海沿岸地方で、北アフリカ、イタリア、シチリア島などに自生している。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
岡山県、愛媛県、宮崎県で逸出し野生化している。
名の由来は、「桜」のような花を咲かせるマンテマということからきている。
別名を袋マンテマ(フクロマンテマ)というが、これは萼筒の形に由来している。
学名のシレネ・ペンデュラでも流通している。
草丈は20~50センチくらいである。
茎も葉も毛に覆われている。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には艶はなく、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4~7月である。
花の色はピンクで、濃淡がある。
花弁は5枚で、花弁の先はへこんでいる。
萼筒はふくらみのある円筒形で、先は5つに裂ける。
写真は6月に旧軽井沢で撮った。
学名:Silene pendula


★海を越え渡り来たりしその地にて
 名づけられしは桜マンテマ

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by ryudesuyo | 2009-07-25 12:20 | ナデシコ科

仙翁(センノウ)

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仙翁(センノウ)はナデシコ科センノウ属の多年草である。
原産地は中国である。
日本へは古い時代に伝わり、観賞用として栽培された。
和名の由来は、京都嵯峨の仙翁寺で栽培されたことからきている。
草丈は50センチくらいである。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7~8月である。
茎先に疎らな集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、深い紅色の花をつける。
花径は4センチくらいで5弁花である。
花弁の先は深く切れ込む。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Lychnis senno


★幻の花となったが復活し
 今に伝える深紅の色を

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by ryudesuyo | 2009-07-24 06:02 | ナデシコ科

樺太びらんじ(カラフトビランジ)

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樺太びらんじ(カラフトビランジ)はナデシコ科マンテマ属(シレネ属)の多年草である。
原産地は、サハリン、シベリアで、高山に生える。
昭和時代の初期に山野草ブームがあったそうである。
その時代に当時の樺太の専門業者が内地に出荷したものが受け継がれているという。
草丈は10~20センチくらいである。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~6月である。
花の色は白く、花びらは5枚でつけ根の部分に萼筒がある。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Silene sachalinensis


★わからないどことつながるこの名前
 山野草には謎が多くて

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by ryudesuyo | 2009-07-23 05:59 | ナデシコ科

青森マンテマ(アオモリマンテマ)

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青森マンテマ(アオモリマンテマ)はナデシコ科マンテマ属の多年草である。
青森県と秋田県の固有種である。
白神山地など限られた地域に分布し、山地の岩場に生える。
氷河時代の残存植物と考えられている。
1968年に発見され、1973年に新種として登録された。
盗掘によって個体数を減らしている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は5~20センチくらいである。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~6月である。
花の色は白く、花径は2センチくらいある。
花弁は5枚で、先が不規則に切れ込む。
萼筒の部分は膨らんでいる。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Silene aomorensis


★切れ込んだ花びらとてもユニークで
 見とれてしまう青森マンテマ

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by ryudesuyo | 2009-07-22 06:05 | ナデシコ科