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スイートピー

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スイートピー(sweet pea)はマメ科レンリソウ属(ハマエンドウ属)の一年草である。
原産地はシチリア島で、イギリスで品種改良が行われた。
日本へは明治時代に渡来した。
蔓性で長さは3、4メートルにも達する。
全体に粗い毛が生えている。
葉は緑色の羽状で、先端は巻きひげとなって他の物にからんで這い上がる。
開花時期は5月から6月である。
ただし、今では夏咲き系や冬咲き系などもある。
葉の脇から20センチくらいの花茎を出し、大きな蝶形の花をつける。
萼は釣鐘形で先は5つに裂ける。
原種の色は淡い紫色だが、白、ピンク、オレンジなど色も豊富である。
覆輪や絞りの品種、大輪多花系、矮性品種などもある。
甘酸っぱい香りがするので切り花としてもよく利用される。
香豌豆(カオリエンドウ)、麝香連理草(ジャコウレンリソウ)、麝香豌豆(ジャコウエンドウ)などの和名があるが、ほとんど用いられていない。
俳句の季語は春である。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Lathyrus odoratus


★鼻歌を口ずさみたくなってくる
 スイートピーは青春の花

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by ryudesuyo | 2010-05-31 06:26 | マメ科

先代萩(センダイハギ)

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先代萩(センダイハギ)はマメ科センダイハギ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、海岸や川岸などに生える。
また、植栽もされている。
海外では、朝鮮半島、中国、ロシア極東地方、北アメリカ北部などに分布する。
名の由来は、仙台に分布することと歌舞伎の「先代萩」にかけてつけられたものだという。
草丈は40センチから80センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形である。
葉の柄には小葉に似た形の托葉がつく。
葉の裏には白い毛がある。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い大きな蝶形の花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
写真は5月に日光植物園で撮った。
学名:Thermopsis lupinoides


★一面を黄金に染めて咲き出ずる
 先代萩は蝶舞うごとく

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by ryudesuyo | 2010-05-30 13:22 | マメ科

頬紅金雀枝(ホオベニエニシダ)

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頬紅金雀枝(ホオベニエニシダ)はマメ科エニシダ属の落葉低木である。
ヨーロッパ南西部原産の金雀枝(エニシダ)の園芸品種である。
特徴は両翼弁に赤いぼかしが入ることである。
樹高は2、3メートルである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は細長い楕円形で、先が尖る。
開花時期は4、5月である。
葉の脇にやや長い蝶形をした黄色い花をたくさんつける。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Cytisus scoparius cv. Andreanus


★頬紅がピエロのようなアクセント
 どこか愉快に見えるが不思議

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by ryudesuyo | 2010-05-29 05:04 | マメ科

西洋都草(セイヨウミヤコグサ)

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西洋都草(セイヨウミヤコグサ)はマメ科ミヤコグサ属の多年草である。
ヨーロッパ原産で、世界中に帰化している。
日本では戦後帰化しているのが発見された。
現在では本州から九州にかけて分布し、道端、原野、堤防などの草地に生える。
草丈は10センチから40センチくらいである。
茎には微毛がある。
葉は3出複葉といって、小葉が3枚で1組になる。
小葉の形は卵形で、葉の先は少し尖り、縁にはぎざぎざの鋸歯がない(全縁)。
葉の色は粉白色を帯びている。
開花時期は4月から8月である。
花は黄色い蝶形花である。
花のつき方は散形花序で、茎先から1個から7個の柄が放射状に出て、その先にひとつずつ花がつく。
散形花序というのは、横から見ると平らな感じになる花序である。
元から日本にある都草(ミヤコグサ)とよく似ているが、西洋都草(セイヨウミヤコグサ)のほうが大きくて花数も多い。
都草(ミヤコグサ)の名は、京都(みやこ)に多かったことからつけられているという。
写真は7月に群馬県嬬恋村の鬼押出し花木園で撮った。
学名:Lotus comiculatus var. corniculatus


★舞うような黄金の花がよく似合う
 帰化したけれど名は都草

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by ryudesuyo | 2010-05-28 06:08 | マメ科

都草(ミヤコグサ)

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都草(ミヤコグサ)はマメ科ミヤコグサ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、道端や荒地などに生える。
ムギ類の栽培とともに渡来した史前帰化植物だといわれている。
名の由来については諸説がある。
かつて京都に多かったからとか、漢名の脈根草の転訛したものなどの説がある。
分類上は西洋都草(セイヨウミヤコグサ)の変種という見方もある。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から枝分かれをし、地を這って広がる。
基本種は茎、葉、萼などに毛が生えるが、本種は無毛である。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、5枚の小葉で1枚の葉が構成される。
ただし、つけ根のほうにある2枚は小さいので、3出複葉のように見える。
小葉の形は楕円形である。
開花時期は4月から8月である。
茎先に黄色い蝶形の花を1個から3個つける。
西洋都草(セイヨウミヤコグサ)の場合は、5個から7個の花をつけることもある。
花径は10ミリから15ミリくらいである。
花弁は5枚である。
下部につく2枚の竜骨弁は合着して筒状となる。
萼片は5枚である。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Lotus japonicus(=Lotus corniculatus var. japonicus)


★野の花の可憐さ見せて都草
 背は低くとも光り輝き
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by ryudesuyo | 2010-05-27 06:21 | マメ科

金鎖(キングサリ)

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金鎖(キングサリ)はマメ科キングサリ属の落葉小高木である。
原産地はヨーロッパ南部である。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
樹高は5メートルから7メートルくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形である。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇から房のような総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を垂れ下げ、黄色い蝶形の花をたくさんつける。
房の長さは20センチから30センチくらいにもなる。
別名を黄花藤(キバナフジ)ともいう。
ただし、フジとは別属でエニシダ属に近い。
有毒植物なので注意が必要である。
和名は英名の golden chain をそのまま訳したものである。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Laburnum anagyroides


★弓形に枝しならせて金鎖
 黄金の色の房を垂れ下げ

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by ryudesuyo | 2010-05-26 05:55 | マメ科

金雀児(エニシダ)

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金雀児(エニシダ)はマメ科エニシダ属の落葉低木である。
原産地は地中海沿岸地方である。
日本へは江戸時代の中期に渡来した。
本州の関東地方より南では庭植えができる。
樹高は2、3メートルである。
よく枝分かれをし、先は弓のように垂れ下がる。
葉は3出複葉といい、3枚の小さな葉で1セットになる。
小葉の形は倒卵形である。
開花時期は4、5月である。
前年の枝の葉の脇に1つずつ花をつける。
鮮やかな黄色ないし暗い赤色の蝶形の花である。
満開になると、枝いっぱいに蝶が群がり飛ぶようである。
なお、エニシダという読みは、旧属名のヘニイスタ(genista)の日本語なまりだという。
また、ヨーロッパでは枝箒とされ、ハリーポッターなどで空を飛ぶ箒もこの樹でつくったものだという。
全草にアルカロイドを含み、誤食すると危険である。
俳句の季語は夏である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Cytisus scoparius


★金雀児は揺られ揺られて夢枕
 風吹くままに蝶よ花よ

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by ryudesuyo | 2010-05-25 06:07 | マメ科

アメリカ手鞠下野(アメリカテマリシモツケ)

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アメリカ手鞠下野(アメリカテマリシモツケ)はバラ科テマリシモツケ属(フィソカルプス属)の落葉低木である。
原産地は北アメリカで、合衆国の北東部の亜寒帯地域に分布する。
樹高は2、3メートルである。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉は3つに裂けるものとまったく裂けないものがある。
葉の縁には不揃いなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
枝先に小手毬(コデマリ)に似た半球状の集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、白や紅色の小さな花をたくさんつける。
花弁と萼片は5枚ずつである。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)で、赤く熟する。
銅葉品種のディアボロ種(Diabolo)や黄金葉品種のルテウス種(Luteus)などの園芸品種がある。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Physocarpus opulifolius


★めずらしい名前の花があるものと
 奥の深さに小躍りをして

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by ryudesuyo | 2010-05-24 06:06 | バラ科

アメリカ手鞠下野(アメリカテマリシモツケ)ディアボロ

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アメリカ手鞠下野(アメリカテマリシモツケ)はバラ科テマリシモツケ属の落葉低木である。
原産地は北アメリカである。
ディアボロ(cv. Diabolo)はその園芸品種である。
ディアボロはラテン語で「悪魔」を意味する。
オランダのエスベルト園で作出されたという。
特徴は葉の色が暗い紫色をしていることである。
そこから赤葉小手鞠(アカバコデマリ)などの流通名が用いられている。
樹高は1、2メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、3つから5つに切れ込む。
葉の裏面は白っぽい。
開花時期は5月から7月くらいである。
葉の展開した後に花をつける。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、半球状に白い小さな花をつける。
花序の様子は小手鞠(コデマリ)に似る。
花序径は4センチくらい、花径は1センチくらいである。
葉の色との対比が美しい。
写真は5月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
学名:Physocarpus opulifolius cv. Diabolo


★紫の葉の色どこか刺激的
 息呑むように姿見詰めて

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by ryudesuyo | 2010-05-23 13:40 | バラ科

黄金小手毬(オウゴンコデマリ)

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黄金小手毬(オウゴンコデマリ)はバラ科テマリシモツケ属(フィソカルプス属)の落葉低木である。
「小手毬」の名がつくので小手毬(コデマリ)の園芸品種と思いがちだが異なる。
基本種はアメリカ手毬下野(アメリカテマリシモツケ)で、原産地は北アメリカである。
樹高は2メートルから3メートルである。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁は3つから5つに切れ込み、ぎざぎざ(鋸歯)がある。
本種は若葉が黄色ないし緑黄色になる。
開花時期は5月から6月である。
枝先に手毬状の散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小さな5弁花をつける。
別名を金葉小手毬(キンバコデマリ)ともいう。
葉が銅葉色をしたディアボロ(cv. Diabolo)という園芸品種もある。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Physocarpus opulifolius cv. Luteus


★きらきらと光る金葉が自慢だが
 すぐに変わるよライトグリーンに

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by ryudesuyo | 2010-05-22 04:34 | バラ科