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蔓万年草(ツルマンネングサ)

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蔓万年草(ツルマンネングサ)はベンケイソウ科マンネングサ属の多年草である。
原産地は朝鮮半島と中国の東北部である。
日本へは古い時代に観賞用として渡来したものが逸出し、人里近くで野生化している。
草丈は10センチから20センチくらいである。
全体が無毛で多肉質である。
茎は紅色を帯びている。
花をつけない茎は長く地を這う。
葉はへら形で、普通は3枚が輪生する。
葉の色は淡い緑色ないし濃い黄緑色である。
開花時期は5月から6月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、黄色い小さな花をたくさんつける。
花径は15ミリくらいで、花弁は5枚である。
花弁は星形に横に開く。
萼片は5枚である。
雄しべは10本である。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)は橙赤色である。
写真は5月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Sedum sarmentosum


★葉を見れば3枚ずつが輪のように
 これでわかるね蔓万年草と

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by ryudesuyo | 2010-06-30 06:27 | ベンケイソウ科

浜万年草(ハママンネングサ)

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浜万年草(ハママンネングサ)はベンケイソウ科マンンネングサ属の多年草である。
九州の南部から沖縄にかけて分布し、海岸近くの崖地やサンゴ礁石灰岩に生える。
海外では、台湾にも分布する。
別名を島万年草(シママンネングサ)、高砂万年草(タカサゴマンネングサ)という。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎は多肉化して太く、赤みを帯びる。
よく枝分かれをする。
葉はへら形で、疎らに互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚く、艶がある。
葉の先は丸みを帯びる。
開花時期は4月から6月くらいである。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、黄色い小さな5弁花をたくさんつける。
花弁は斜めに開き、葉状の苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)がたくさんある。
写真は5月につくば植物園の「琉球の植物展」で撮った。
学名:Sedum formasanum


★波洗う崖地に似合う姿して
 賑わい開く浜万年草

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by ryudesuyo | 2010-06-29 05:59 | ベンケイソウ科

麒麟草(キリンソウ)

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麒麟草(キリンソウ)はベンケイソウ科キリンソウ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の岩場や林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリアなどにも分布する。
草丈は10センチから30センチくらいである。
太い根茎を持つ。
葉は肉厚の長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には葉先側にのみ鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から8月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、10輪から30輪の黄色い小さな花をつける。
花弁は5枚で先が尖る。
萼片も5枚、雄しべは10本で、雌しべの先は尖る。
もともとは「黄輪草」としていたようだが、牧野図鑑などでは「麒麟草」とされている。
俳句の季語は夏である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Sedum aizoon var. floribundum


★岩の上金の鱗に覆われて
 麒麟草這う山に涼風

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by ryudesuyo | 2010-06-28 06:19 | ベンケイソウ科

大唐米(タイトゴメ)

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大唐米(タイトゴメ)はベンケイソウ科キリンソウ属の多年草である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、海岸の岩場に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
「大唐米」というのは高知県柏島の方言で、あまり上等ではない米のことだそうである。
多肉質で米粒状をした葉の様子を譬えたものと考えられている。
草丈は5センチから12センチくらいである。
茎は多肉質で、枝分かれをしながら岩上を這って伸び、先のほうで立ち上がる。
葉も多肉質で、米粒状の円柱形をしており、互い違いに生える(互生)。
葉の色は通常は緑色だが、赤味を帯びるものもある。
開花時期は5月から7月である。
花は花径1センチくらいの黄色い5弁花で、茎の上部に密生してつく。
写真は6月に氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Sedum oryzifolium(=Sedum uniflorum subsp. oryzifolium)


★めずらしい名前の由来紐解けば
 これが葉っぱと笑みのこぼれて

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by ryudesuyo | 2010-06-27 04:13 | ベンケイソウ科

昇藤(ノボリフジ)

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昇藤(ノボリフジ)はマメ科ルピナス属(ハウチワマメ属)の総称である。
温帯を中心に世界に200種以上あるそうで、一年草または多年草である。
古代エジプト時代から栽培されていたという。
日本へは大正時代に渡来した。
北海道では逸出したものの帰化が進んでいる。
草丈は60センチから70センチくらいである。
葉は団扇のような形をした手のひら状の複葉で、10枚くらいの小さな葉が集まって1セットになっている。
開花時期は4月から6月である。
茎の先に蝶形をした小花を群生させる。
花の色は白、赤、ピンク、黄、紫、オレンジなど多彩である。
和名の昇藤(ノボリフジ)は、マメ科で藤(フジ)の花とよく似た花房が立ち上ずっていく様子からきている。
ルピナス、羽団扇豆(ハウチワマメ)という別名がある。
俳句の季語は夏である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Lupinus polyphyllus(ラッセル種)


★するすると天を目指すか昇藤
 色とりどりの花美しく

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by ryudesuyo | 2010-06-26 07:00 | マメ科

朝鮮木萩(チョウセンキハギ)

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朝鮮木萩(チョウセンキハギ)はマメ科ハギ属の落葉低木である。
原産地は朝鮮半島の南部と中国の東部である。
日本でも、対馬の北部に自生するものがある。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、2列に互い違いに生える(互生)。
小葉の形は長い卵形である。
開花時期は5月から7月である。
紅紫色をした蝶形の花をつける。
写真は7月に仙台市野草園で撮った。
学名:Lespedeza maximowiczii


★ちんまりと紅紫に梢染め
 大陸の花朝鮮木萩

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by ryudesuyo | 2010-06-25 18:45 | マメ科

紫千代萩(ムラサキセンダイハギ)

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紫千代萩(ムラサキセンダイハギ)はマメ科ムラサキセンダイハギ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
日本では園芸植物として栽培されるほか、各地で野生化している。
草丈は70センチから120センチくらいである。
地下茎が這って伸びる。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形である。
葉の裏面には軟毛が生え、白っぽい。
開花時期は5月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色をした蝶形の花をつける。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Baptisia australis


★うららかな千代萩の舞い姿
 一目見たしと足を運びて

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by ryudesuyo | 2010-06-24 06:06 | マメ科

利尻紫雲英(リシリゲンゲ)

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利尻紫雲英(リシリゲンゲ)はマメ科オヤマノエンドウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道の利尻島、大雪山系、夕張山系などに分布し、高山の岩場や乾いた草地に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
草丈は10センチから15センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉の形は幅の狭い楕円形である。
開花時期は6月から7月である。
淡い黄色の蝶形の花を総状につける。
写真は6月に旭山動物園で撮った。
学名:Oxytropis campestris subsp. rishiriensis


★もう少し花は開いて咲くようだ
 でもうれしいな姿に触れて

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by ryudesuyo | 2010-06-23 06:13 | マメ科

駒繋ぎ(コマツナギ)

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駒繋ぎ(コマツナギ)はマメ科コマツナギ属の落葉小低木である。
本州から九州にかけて分布し、日当たりのよい野原や川岸などに生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
樹高は50センチから90センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は長い楕円形である。
葉は夜になると閉じる。
開花時期は6月から9月である。
葉の脇から円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い紅紫色ないし白の蝶形をした花を開く。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
和名の由来は、枝に馬を繋いでも切れないほどに丈夫だということからきている。
俳句の季語は夏である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Indigofera pseudo-tinctoria


★土の下頑固なまでに根を張って
 駒繋ぎなる名を冠せられ

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by ryudesuyo | 2010-06-22 05:58 | マメ科

台湾駒繋ぎ(タイワンコマツナギ)

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台湾駒繋ぎ(タイワンコマツナギ)はマメ科コマツナギ属の常緑低木である。
別名を南蛮藍(ナンバンアイ)という。
原産地は東南アジアないし熱帯アフリカである。
藍染めの原料になる。
日本では沖縄に帰化している。
日本に自生する駒繋ぎ(コマツナギ)よりも大形である。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は、長い楕円形である。
開花時期は6月から9月くらいである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色をした蝶形の花をたくさんつける。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Indigofera tinctoria


★藍染めに用いられたる歴史持つ
 南国の花に往時を偲び

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by ryudesuyo | 2010-06-21 05:27 | マメ科