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車百合(クルマユリ)

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車百合(クルマユリ)はユリ科ユリ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山帯から高山帯の草地に生える。
四国の剣山にも隔離分布する。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は30センチから80センチくらいである。
茎の中央より下側に、柄のない細長い葉が1段から3段輪生する。
名の由来は、葉の様子を車輪に譬えたものである。
茎の上部には小さな葉が互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月である。
茎先に赤橙色をした花を1輪ないし数輪、横向きないし斜め下向きにつける。
花径は3センチから4センチで、花びら(花披片)は先が強く反り返り、濃い色の斑がある。
花粉は赤褐色をしている。
花の姿は鬼百合(オニユリ)や小鬼百合(コオニユリ)に似ている。
写真は7月に八幡平で撮った。
学名:Lilium medeoloides


★花びらをつんと反らせて車百合
 葉っぱの姿とてもユニーク

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by ryudesuyo | 2010-07-31 04:17 | ユリ科 | Trackback | Comments(0)

カサブランカ

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カサブランカ(Casa Blanca)はユリ科ユリ属の多年草である。
1970年代にオランダで作出された園芸品種で、オリエンタルハイブリッドと呼ばれるグループに属する。
オリエンタルハイブリッドというのは、日本に自生する山百合(ヤマユリ)や鹿の子百合(カノコユリ)などを原種とするグループである。
カサブランカはモロッコにある都市名で、映画の名でも知られている。
草丈は100センチから200センチくらいである。
開花時期は6月から8月くらいである。
純白の大輪の花をつけ、「ユリの女王」と言われる。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Lilium cv. Casa Blanca


★乾きたる大地潤す柔肌を
 見るがごとくにカサブランカ咲き

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by ryudesuyo | 2010-07-30 06:08 | ユリ科 | Trackback | Comments(0)

リリウム・カナデンセ

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リリウム・カナデンセはユリ科ユリ属の多年草である。
原産地は北アメリカの東部で、山地に生える。
英名はカナダリリー(Canada lily)である。
草丈は40センチから150センチくらいである。
開花時期は6月から7月である。
花径6センチから9センチくらいの鐘形で、俯いて咲く。
花の色は黄色、赤、オレンジ色などで、暗い赤褐色の斑点が入る。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Lilium canadense


★カナダではこんな百合の花咲くんだな
 濃い花色に斑点入れて

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by ryudesuyo | 2010-07-29 06:11 | ユリ科 | Trackback | Comments(0)

リーガルリリー

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リーガルリリー(regal lily)はユリ科ユリ属の多年草である。
原産地は中国の四川省である。
標高1500メートルから5000メートルの地域に分布し、渓谷の岸壁などに生える。
和名は王冠百合(オウカンユリ)という。
ヨーロッパに持ち込まれて、多くの園芸品種の交配親となっている。
これらのものは、英国王立園芸協会(RHS)の園芸区分では第6群「オーレリアン・トランペット・ハイブリッド」とされている。
草丈は50センチから200センチくらいである。
開花時期は6月から7月くらいである。
漏斗状の花を横向きにつける。
花の色は白いが、強い日差しを受けると濃い紫色になる。
喉の部分は黄色い。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)は黄色、柱頭(雌しべの先端で花粉の付着する部分)は緑色である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Lilium regale


★また一つ原種の百合に出合えたよ
 気品漂うリーガルリリー

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by ryudesuyo | 2010-07-28 06:03 | ユリ科 | Trackback | Comments(0)

マドンナリリー

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マドンナリリー(Madonna lily)はユリ科ユリ属の多年草である。
原産地はヨーロッパ南西部、地中海沿岸、バルカン地方、パレスチナ地方、コーカサス地方などである。
ヨーロッパでは古くから聖母マリアの象徴とされ、教会花として用いられた。
バチカン市国の国花である。
日本に自生する鉄砲百合(テッポウユリ)に近い仲間である。
日本へは1765年に渡来した。
和名は庭白百合(ニワシロユリ)という。
草丈は1メートルから2メートルである。
葉は細い披針形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から7月である。
茎先に花径が10センチくらいある大きな白い花を横向きに5、6輪つける。
花被片は6枚で、先は反り返る。
花には強い香りがある。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Lilium candidum


★教会のムードいかにも似合うかな
 マドンナリリーはハイカラな花

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by ryudesuyo | 2010-07-27 05:54 | ユリ科 | Trackback | Comments(0)

島鹿の子百合(シマカノコユリ)

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島鹿の子百合(シマカノコユリ)はユリ科ユリ属の多年草である。
分類上は、鹿の子百合(カノコユリ)の3変種の1つとされている。
区別をしない見方もある。
九州の西海岸と甑島に分布し、海岸近くに生える。
草丈は100センチから150センチくらいである。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から8月である。
直立した茎に10輪から15輪くらいの花を下向きにつける。
花被片は6枚である。
花の色は白く、紅色の斑点がある。
この斑点を「鹿の子絞り」に見立てたのが和名の由来である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Lilium speciosum var. speciosum


★美しい島ならそこに咲く花も
 なるほどこれかと納得できて

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by ryudesuyo | 2010-07-26 06:06 | ユリ科 | Trackback | Comments(0)

鹿の子百合(カノコユリ)

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鹿の子百合(カノコユリ)はユリ科ユリ属の多年草である。
四国から九州にかけて分布し、海岸の崖や山中の岩場に生える。
また、栽培もされる。
海外では、台湾の北部と中国の江西省にも分布している。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
自生地は限られており、四国では愛媛、徳島県の山間部、九州では薩摩半島から熊本、長崎、福岡の海岸線や薩摩川内市の甑島、佐世保市の南九十九島などに生える。
薩摩川内市、佐世保市、魚津市などが「市の花」に指定している。
草丈は100センチから150センチくらいである。
葉は線形で長さが10センチから18センチくらいあり、革質で艶がある。
開花時期は7月から8月である。
茎先で枝分かれをして、数個から十数個の花をやや下向きにつける。
花径は8センチから10センチくらいあり、花びら(花被片)は反り返っている。
花の色は白ないし淡い紅色で、内側に赤い斑点がある。
雄しべは6本、雌しべは1本である。
名の由来は、花の斑点を鹿子絞りに見立てたものである。
シーボルトがヨーロッパに紹介し、オランダで品種改良が行われて、カサブランカなどが生まれた。
鱗茎には食用になる。
また、生薬では百合(ひゃくごう)といい、滋養強壮、利尿、咳止め、解熱、消炎などの薬効がある。
土用百合(ドヨウユリ)、七夕百合(タナバタユリ)などの別名がある。
開花時期にちなんで名づけられたものであろう。
俳句の季語は夏である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Lilium speciosum


★俯けど色に出にけり鹿の子百合
 紅い斑点艶かしくて

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by ryudesuyo | 2010-07-25 13:22 | ユリ科 | Trackback | Comments(0)

山百合(ヤマユリ)

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山百合(ヤマユリ)はユリ科ユリ属の多年草である。
日本原産である。
北海道から本州の近畿地方にかけて分布し、山地の林の縁や草地に生える。
庭で育てられることも多い。
自生地によって、箱根百合(ハコネユリ)、吉野百合(ヨシノユリ)、叡山百合(エイザンユリ)、鳳来寺百合(ホウライジユリ)などの名称で呼ばれる。
神奈川県では「県の花」に指定されている。
草丈は100センチから150センチくらいである。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から8月である。
茎先に香りのよい漏斗状の花をつける。
花径は20センチくらいあり、大形である。
花被片は6枚である。
花の色は白く、花被片の先端が反り返るように横向きに咲く。
花被片の真ん中には黄色の筋が入り、赤褐色の斑点がある。
鱗茎は食用になる。
俳句の季語は夏である。
写真は7月に芦ノ湖野草園で撮った。
学名:Lilium auratum


★山百合のここにいますと咲く姿
 息飲むように佇み眺め

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by ryudesuyo | 2010-07-24 04:24 | ユリ科 | Trackback | Comments(0)

作百合(サクユリ)

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作百合(サクユリ)はユリ科ユリ属の多年草である。
伊豆諸島と伊豆半島に分布し、草原に生える。
フォッサマグナ要素植物の1つである。
利島村では「村の花」に指定されている。
草丈は150センチから200センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から7月である。
花径25センチから30センチくらいの大きな白い花をつける。
草丈も花の大きさもユリ属では世界最大だと言われる。
分類上は山百合(ヤマユリ)の変種として位置づけられている。
基本種に比べて、花びら(花被片)に赤褐色の斑点がないことや葉の幅が広いこと、香りが強いことなどが特徴である。
別名を為朝百合(タメトモユリ)という。
園芸品種の「カサブランカ」の交配親の1つとなっている。
俳句の季語は夏である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Lilium auratum var. platyphyllum


★大輪となりしわが身に堪えかねて
 為朝百合は頭(こうべ)を垂れて

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by ryudesuyo | 2010-07-23 05:54 | ユリ科 | Trackback | Comments(0)

笹百合(ササユリ)

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笹百合(ササユリ)はユリ科ユリ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の中部地方から九州にかけて分布し、丘陵地や山地の林の中などに生える。
和名の由来は、葉の形が「笹」に似ることからきている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質はやや厚い。
開花時期は6月から7月である。
ユリの仲間の中では開花時期が早い。
茎先に2、3輪の淡い紅色の花をつける。
稀に白花もある。
花は大輪で、長さが10センチから15センチくらいある漏斗状で、横向きに花をつける。
花には独特の香りがある。
雄しべは6本で、葯(雄しべの花粉を入れる袋)は赤褐色である。
雌しべは1本である。
球根は、古来、食用にされてきた。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Lilium japonicum


★鮮やかな雄しべの色とマッチさせ
 花色淡く笹百合の咲き

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by ryudesuyo | 2010-07-22 06:05 | ユリ科 | Trackback | Comments(0)