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蒔絵萩(マキエハギ)

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蒔絵萩(マキエハギ)はマメ科ハギ属の落葉小低木である。
本州から沖縄にかけて分布し、草地や林の中に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は30センチから60センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形である。
葉の先は丸く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の表面は緑色で毛はなく、裏面には短い毛が生える。
開花時期は7月から9月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、数輪の白い蝶形の花をつける。
花径は5ミリから10ミリくらいで、つけ根の部分に紅色の斑が入る。
花の後にできる実は長さ3、4ミリの豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
和名の由来は、細い花柄の先に花をつける様子を蒔絵の筆法に譬えたものだという。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Lespedeza virgata


★品のよい名前の似合う蒔絵萩
 よく見てごらん味のある花

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by ryudesuyo | 2010-08-31 05:56 | マメ科 | Trackback | Comments(0)

木萩(キハギ)

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木萩(キハギ)はマメ科ハギ属の落葉低木である。
本州から九州にかけて分布し、山野に生える。
海外では、中国にも分布する。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は3枚の小葉で1組になり(3出複葉)、互い違いに生える(互生)。
小葉は卵形ないし長い楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がない。
小葉の表面は濃い緑色で無毛であり、裏面は灰緑色を帯びて全面に毛がある。
頂小葉の長さは2センチから5センチ、幅は1センチから3センチくらいである。
開花時期は6月から9月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎にほぼ均等につき柄の長さもほぼ等しい)を出し、蝶形の花をたくさんつける。
花の色は、淡いクリーム色に紅紫色が混じる。
写真は7月に向島百花園で撮った。
学名:Lespedeza buergeri


★ふと見れば梢を飾りちらほらと
 木萩花咲く色鮮やかに

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by ryudesuyo | 2010-08-30 06:06 | マメ科 | Trackback | Comments(0)

韮(ニラ)

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韮(ニラ)はユリ科ネギ属の多年草である。
原産地は中国の西部である。
日本へは弥生時代に渡来したとされる。
古くから畑で栽培され、また野生化もしている。
古事記には加美良(かびら)、万葉集には久々美良(くくみら)として記載がある。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉は平たい線形で、強い匂いがある。
開花時期は8月から10月である。
花茎を出し、真っ白い花をつける。
栄養分にも富み、健康野菜として人気がある。
種子は韮子(きゅうし)という生薬になり、腰痛、遺精、頻尿に使う。
葉は韮白(きゅうはく)という生薬になり、強精、強壮作用がある。
俳句では「韮」が春の季語、「韮の花」が秋の季語である。
写真は9月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Allium tuberosum


★すらり立ち乙に澄まして韮の花
 見目に涼しき秋の訪れ

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by ryudesuyo | 2010-08-29 09:18 | ユリ科 | Trackback | Comments(0)

白馬浅葱(シロウマアサツキ)

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白馬浅葱(シロウマアサツキ)はユリ科ネギ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、北アルプスの白馬岳、朝日岳、北海道の夕張岳などの高山の砂礫地や草地に生える。
名の由来は、白馬岳に多く自生することからきている。
浅葱(アサツキ)の高山型変種である。
顕著な特徴は、雄しべと花びらの長さがほぼ同じということである。
草丈は20センチから60センチくらいである。
葉は円筒形で、直径3ミリから5ミリくらいである。
自生地での開花時期は7月から8月である。
花茎を伸ばして赤紫色の花を咲かせる。
白花品種もある。
花序径は3センチから4センチで、花びら(花被片)の長さは6ミリくらいである。
花冠と萼の区別がつかないようなとき、まとめて花被という。
その1つ1つが花被片である。
なお、「浅葱」の名は、葉の色が葱(ネギ)に似て色が浅いところからつけられた。
浅葱色(あさぎいろ)というのは「浅葱」の葉の色のことである。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Allium schoenoprasum var. orientale


★白馬に群れなすように咲くという
 姿思いて浅葱眺め

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by ryudesuyo | 2010-08-28 08:47 | ユリ科 | Trackback | Comments(0)

ユーコミス・ザンベシアカ

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ユーコミス・ザンベシアカはユリ科エウコミス属(ユーコミス属)の多年草である。
APG植物分類体系ではヒヤシンス科とされる。
原産地は東アフリカ(マラウイ)である。
パイナップルリリー(pineapple lily)と呼ばれるものの1つで矮性種である。
草丈は30センチくらいである。
葉は根際に生えロゼット状となる。
開花時期は7月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い花をたくさんつける。
先に苞葉が束のようにつき、パイナップルのように見える。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Eucomis zambesiaca


★ふわふわに白花つけて可愛いね
 お転婆さんかなパイナップルリリー

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by ryudesuyo | 2010-08-27 06:07 | ユリ科 | Trackback | Comments(0)

ユーコミス・コモーサ

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ユーコミス・コモーサはユリ科ユーコミス属の多年草である。
属名の片仮名表記は「エウコミス」とするものもある。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
日本へは明治時代の末期に渡来した。
和名は星万年青(ホシオモト)という。
草丈は30センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は大型で、ロゼット状に叢生する。
開花時期は7月から8月である。
伸びた花茎に沿って、白ないしクリーム色の小さな花がたくさんつく。
その先に小さな葉のような形をした苞がたくさんつく。
その姿がパイナップルを連想させるところから、英名はパイナップルリリー(pineapple lily)という。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Eucomis comosa


★やってきた時の名前は星万年青
 歳月を経て今も花咲き

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by ryudesuyo | 2010-08-26 06:10 | ユリ科 | Trackback | Comments(0)

ユーコミス

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ユーコミスはユリ科ユーコミス属の多年草である。
ユーコミスは属名だが、一般にはユーコミス・アウツムナリスを指す。
属名の片仮名表記は「エウコミス」とするものもある。
原産地は南アフリカである。
山地の湿り気のある斜面に生える。
草丈は30センチから80センチくらいである。
根際から生える葉は大型で、ロゼット状に叢生する。
開花時期は7月から8月である。
伸びた花茎に沿って、白ないしクリーム色の小さな花がたくさんつく。
その先に小さな葉のような形をした苞がたくさんつく。
その姿がパイナップルを連想させるところから、英名はパイナップルリリー(pineapple lily)という。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Eucomis autumnalis


★夏空にとても似合ってチャーミング
 こんもりと咲くパイナップルリリー

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by ryudesuyo | 2010-08-25 06:10 | ユリ科 | Trackback | Comments(0)

浜蔓穂(ハマツルボ)

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浜蔓穂(ハマツルボ)はユリ科ツルボ属の多年草である。
分布域ははっきりしないが、三浦半島などの海岸付近の草地に生える。
山野に生える蔓穂(ツルボ)の海岸型変種である。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉は線形で、基本種に比べて分厚く幅も広い。
開花時期は9月から10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色の花をたくさんつける。
花びら(花被片)は6枚で横に開く。
雄しべは6本で花被片と同じくらいの長さである。
雌しべは1本である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Scilla scilloides var. litoralis


★ぼってりと葉を太くして浜蔓穂
 潮風などにびくともせぬと

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by ryudesuyo | 2010-08-24 05:56 | ユリ科 | Trackback | Comments(0)

白花蔓穂(シロバナツルボ)

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蔓穂(ツルボ)はユリ科ツルボ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、日当たりのよい道端や草地に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、ウスリーなどにも分布する。
白花蔓穂(シロバナツルボ)はその1つの型である。
群生する蔓穂(ツルボ)の中に稀に混生する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
鱗茎は卵形で外皮は黒い。
葉は春葉と夏葉がある。
春葉は数枚が生えるが夏には枯れる。
根際から生える夏葉は線形で、2枚が向かい合って生える(対生)。
葉の長さは10センチから25センチくらいである。
質は肉質で分厚く、表面が浅くくぼむ。
開花時期は8月から9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花びら(花被片)は6枚で、横に平らに開く。
花の後にできる実は倒卵形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Scilla scilloides form. albiflora


★どことなく弱々しげに見えるけど
 負けずに咲いて白花蔓穂

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by ryudesuyo | 2010-08-21 04:53 | ユリ科 | Trackback | Comments(0)

蔓穂(ツルボ)

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蔓穂(ツルボ)はユリ科ツルボ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、山野に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、ウスリー地方などにも分布する。
和名の由来は不明だそうである。
別名を参内傘(サンダイガサ)という。
これは、宮中に参内するとき貴婦人が使った柄の長い傘を畳んだ形に見立てたものだそうである。
葉は線形で、長さは10センチから20センチくらいになる。
開花時期は8月から10月である。
葉の間から20センチから40センチくらいの花茎を立て、総状花序をつける。
花は密につき、薄い紅紫色をしている。
江戸時代には飢餓の時の非常食として用いたそうで、鱗茎や若葉はよく晒すと食べられるという。
写真は9月に氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Scilla scilloides


★群れ成して花茎立てて蔓穂咲く
 止まる蜻蛉は身じろぎもせず

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by ryudesuyo | 2010-08-20 06:27 | ユリ科 | Trackback | Comments(0)