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薄茜菫(ウスアカネスミレ)

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薄茜菫(ウスアカネスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、低地や低山に生える。
分類上は、茜菫(アカネスミレ)の品種の1つとされている。
基本種の花の色は、茜色や濃い紫色、淡い紫色だが、本種の場合は淡い桃色である。
また、花の色が白いものは小仏菫(コボトケスミレ)と呼ばれる。
草丈は5~10センチくらいである。
地上茎はない。
根際から生える葉は卵形で、毛がたくさん生える。
葉のつけ根の部分は心形で、葉の先は尖らない。
葉の縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~6月である。
花径は15ミリくらいある。
側花弁のつけ根には毛が生える。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は細長く、先が細くなる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の phalacrocarpa は「果実に毛のない」という意味である。
品種名の pallescens は「淡い白色の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola phalacrocarpa f. pallescens


★花の色淡くか弱く薄茜
 踏まないように折らないように
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by ryudesuyo | 2012-03-31 14:11 | スミレ科

叡山菫(エイザンスミレ)

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叡山菫(エイザンスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、低山の道端や林の中などに生える。
別名を蝦夷菫(エゾスミレ)という。
草丈は5~15センチくらいである。
地上茎はなく、根茎も短い。
葉は3つに深く裂け、その裂片がさらに細かく裂けている。
開花時期は4~5月である。
花の色には変化が多い。
普通は淡い紅色だが、白に近いものもある。
唇弁には紫色の筋が入り、距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)の先はやや膨らむ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、比叡山で発見されたことからきている。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の eizanensis は「叡山の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Viola eizanensis


★裂けた葉で菫のイメージ変えて咲く
 叡山菫に不思議感じつ
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by ryudesuyo | 2012-03-30 14:49 | スミレ科

奄美菫(アマミスミレ)

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奄美菫(アマミスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
奄美大島の固有種で、限られた河川の渓流沿いの湿った岩場に生える。
自生地が限られているうえ、ダム建設でその大半が消失するなどして、現在はごくわずかの固体が残されているだけである。
環境省のレッドブック(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
草丈は3~5センチくらいである。
日本のスミレ属ではもっとも小形である。
地上茎はない。
葉は長さ、幅ともに1センチくらいの卵形で小さい。
葉の表面は緑色で葉脈が目立ち、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
自生地での開花時期は4~5月である。
花径は1センチくらいあり、バランスとしては大きい。
花冠は白く、小さな唇弁には紅紫色の筋が入る。
側花弁には毛はない。
萼片に毛がある。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は1ミリくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の amamiana は「奄美大島の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola amamiana


★南国の岩の割れ目にひっそりと
 奄美菫は時を迎えて
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by ryudesuyo | 2012-03-29 16:02 | スミレ科

厚葉菫(アツバスミレ)

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厚葉菫(アツバスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
菫(スミレ:Viola mandshurica)の海岸型変種である。
本州の房総半島から九州にかけての太平洋側と小笠原諸島に分布する。
特徴は葉が分厚いことである。
草丈は5~20センチくらいである。
葉にはぎざぎざ(鋸歯)はなく、艶があって分厚く、毛は生えていない。
葉の形は幅の広い楕円形のものやへら形のものなど変異が多い。
開花時期は3~4月である。
花は中輪で、淡い紅紫色に紫色の筋が入るものが多いが、これも変異が多い。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の mandshurica は「満州(中国東北部)の」という意味である。
種小名の triangularis は「三角形の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
紅花厚葉菫(ベニバナアツバスミレ)として出品されていたものである。
紅色が濃いタイプのものだが、学名が異なるわけではない。
学名:Viola mandshurica var. triangularis


★菫にも海辺に育つものがある
 少ない水を上手く取り込み
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by ryudesuyo | 2012-03-27 15:16 | スミレ科

阿蘇日陰菫(アソヒカゲスミレ)

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阿蘇日陰菫(アソヒカゲスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の中国地方の岡山県・広島県と九州の熊本県に稀に分布し、山地の林の中に生える。
分類上は、日陰菫(ヒカゲスミレ)の変種とされている。
特徴は、基本種の葉の形が卵形なのに対し、瓢箪形をしていることである。
草丈は10~15センチくらいである。
地上茎はなく、根元から葉と花柄を出す。
葉の両面には毛が生えており、花柄にも毛が多い。
開花時期は4~5月である。
花径2センチくらいの白花で、唇弁と側弁に紫色の筋がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の yezoensis は「北海道の」という意味である。
変種名の asoana は「阿蘇の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola yezoensis var. asoana


★限られた土地にひっそり咲くという
 小さな花は個性に満ちて
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by ryudesuyo | 2012-03-26 14:19 | スミレ科

粟ヶ岳菫(アワガタケスミレ)

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粟ヶ岳菫(アワガタケスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
新潟県三条市・加茂市にある粟ヶ岳や福島県、山形県に分布する。
岩場に生える有茎種である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は10センチくらいである。
葉は長さ3センチくらいの三角状の楕円形である。
長嘴菫(ナガハシスミレ)に似るが葉に艶があり、つけ根の部分が切形になるところが異なる。
開花時期は4月から5月である。
花の色は淡い紫色である。
唇弁には濃い紫色の斑点が入る。
距は白く、非常に細長い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の awagatakensis は「粟ヶ岳の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola awagatakensis


★限られた土地に花咲く菫あり
 ここが棲家と心定めて
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by ryudesuyo | 2012-03-25 16:34 | スミレ科

大葉立坪菫(オオバタチツボスミレ)

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大葉立坪菫(オオバタチツボスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地や亜高山の林の中や湿原に生える。
海外では、サハリン、カムチャツカ、アラスカなどにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は20センチから30センチくらいである。
有茎種である。
葉はハート形で、長さが7センチくらいある。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から7月である。
花径は2センチから3センチで、花の色は淡い紫色や紅紫色である。
すべての花弁に濃い紫色の筋が入る。
側弁のつけ根の部分には白い毛がたくさん生える。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の kamtschadalorum は「カムチャダール(カムチャツカ)の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola kamtschadalorum


★名前から思い描くと少しだけ
 姿異なる高山の花
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by ryudesuyo | 2012-03-24 13:42 | スミレ科

白野路菫(シロノジスミレ)

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白野路菫(シロノジスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の東北地方から九州にかけて分布し、人里近い道端などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
分類上は、野路菫(ノジスミレ)の品種の1つとされている。
野路菫(ノジスミレ)は花の色が紫色だが、本種の場合は白い。
草丈は10~15センチくらいである。
無茎種である。
葉は細長いへら形ないし披針形である。
開花時期は3~5月である。
花の色は白く、花弁に毛は生えていない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の yedoensis は「江戸の」という意味である。
品種名の albescens は「白っぽい」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンターの菫展で撮った。
学名:Viola yedoensis f. albescens


★仲間とは少し姿を変えて咲く
 真白き花の心根いかに
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by ryudesuyo | 2012-03-23 18:35 | スミレ科

ビオラ・ルペストリス・ロセア

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ビオラ・ルペストリスはスミレ科スミレ属の多年草である。
原産地はヨーロッパ、中央アジア、シベリアなどである。
明るい林の中や林の縁などに生える。
原種の花の色は紫色である。
ロセア(Rosea)はその園芸品種である。
本種の花の色はローズピンクである。
草丈は15~25センチくらいである。
有茎種である。
葉の形は卵形である。
葉の先は尖り、つけ根の部分は心形である。
開花時期は4~5月である。
花の色はローズピンクで、真ん中は白い。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は筒状で白い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の rupestris は「岩上に生える」という意味である。
品種名の Rosea は「バラ色の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Viola rupestris 'Rosea'


★菫にも薔薇色の花あるんだね
 小さいけれど誇りに満ちて
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by ryudesuyo | 2012-03-22 17:07 | スミレ科

デンドロキルム・グルマケウム

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デンドロキルム・グルマケウムはラン科デンドロキルム属の多年草である。
フィリピンとカリマンタン島に分布し、標高700~2300メートルの地域に生える着生種である。
草丈は20~30センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は冬から春である。
花茎をアーチ状に伸ばし、茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出して白い花をつける。
花径は1~2センチくらいで、唇弁は黄色である。
花にはよい香りがある。
属名の Dendrochilum はギリシャ語の「dendron(樹)+ cheilos(唇弁)」からきている。
種小名の glumaceum は「穎(えい)のある」という意味である。
写真は3月につくば植物園の蘭展で撮った。
学名:Dendrochilum glumaceum


★穀物を思わすような花茎を
 垂らして咲くよグルマケウムは
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by ryudesuyo | 2012-03-20 06:20 | ラン科