<   2012年 06月 ( 21 )   > この月の画像一覧

深山黒萱(ミヤマクロスゲ)

d0059226_12291763.jpg

深山黒萱(ミヤマクロスゲ)はカヤツリグサ科スゲ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、高山の草地や砂礫地に生える。
草丈は10~25センチくらいである。
葉は線形で艶があり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6~7月である。
茎先に花穂を2つから5つくらいつける。
鱗片は濃い紫褐色ないし黒紫色をしており、垂れ下がることが多い。
雄花はクリーム色の雄しべが鱗片から伸びる。
雌花は白っぽい雌しべの柱頭が鱗片の間から出てくる。
花の後にできる実は小堅果である。
属名の Carex はギリシャ語の「keirein(切る)」からきている。葉が鋭いことから名づけられた。
種小名の flavocuspis は「突出部が黄色の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Carex flavocuspis


★黒っぽい花穂の色とクリームの
 雄しべの色が目にも鮮やか
d0059226_12293894.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



[PR]
by ryudesuyo | 2012-06-23 12:34 | カヤツリグサ科

米萱(コメガヤ)

d0059226_11385148.jpg

米萱(コメガヤ)はイネ科コメガヤ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山麓や山地の林の中や林の縁に生える。
海外では、北半球の温帯地域に広く分布する。
別名を雀の米(スズメノコメ)ともいう。
草丈は15~50センチくらいである。
葉は線形で、つけ根の部分には筒形の葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)があり、紫色を帯びている。
開花時期は5~7月である。
米粒に似た小穂を10個くらい片側につけ、弓なりになる。
小穂は長さが5~8ミリくらいで、白緑色で横向きにつく。
色は褐色を帯びるものもある。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
属名の Melica はギリシャ語の「melica(キビ)」が語源で転用された。
種小名の nutans は「頭を垂れた」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Melica nutans


★米粒を思わすような穂の形
 愛嬌あるね雀の米は
d0059226_11392077.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



[PR]
by ryudesuyo | 2012-06-22 11:42 | イネ科

ウルフアイ

d0059226_1394263.jpg

山法師(ヤマボウシ)はミズキ科ヤマボウシ属の落葉高木である。
本州から九州にかけて分布し低山に自生するほか、庭木や街路樹ともされる。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国に分布している。
ウルフアイ(Wolf Eyes)はその園芸品種である。
特徴は、葉に美しい白覆輪の入ることである。
樹高は5~8メートルくらいである。
葉は楕円形ないし卵円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、やや波打っている。
開花時期は5~6月である。
枝先に花びらのように見える白ないし白緑色の苞を4枚つけ、中央にごく小さな緑色の花を密生させる。
花の後にできる実は球形の集合果である。
学名の Benthamidia kousa は Benthamidia japonica とシノニムだが、本種には Benthamidia kousa を充てることが多いようである。
ただし、本種の原種を支那山法師(シナヤマボウシ)とするものがあるが、以下の事情からそれは誤りである。
属名の Benthamidia はイギリスの植物学者「ベンサム(G. Bentham)さん」の名からきている。
種小名の kousa は「クサ(箱根でのヤマボウシの方言)」が語源である。
写真は6月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Benthamidia kousa 'Wolf Eyes'


★鮮やかで目も覚めそうな葉の模様
 負けじと咲いた花と競演
d0059226_131084.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



[PR]
by ryudesuyo | 2012-06-21 13:15 | ミズキ科

青髢草(アオカモジグサ)

d0059226_13462690.jpg

青髢草(アオカモジグサ)はイネ科カモジグサ属の越年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、道端、空き地、草原などに普通に生える。
海外では、朝鮮半島や中国などにも分布する。
草丈は40~100センチくらいである。
茎は円柱形である。
葉は線状の披針形で、互い違いに生える(互生)。
質はやや堅くて艶があり、無毛である。
開花時期は5~7月である。
穂状花序をつくる。花は緑色で先が少し垂れる。
近縁種の髢草(カモジグサ)のほうが紫色を帯びていて、青味がかって見える。
青髢草(アオカモジグサ)の「アオ」とは緑を含む古語なのである。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
属名の Agropyron はギリシャ語の「agros(野生)+ pyros(小麦)」からきている。
種小名の ciliare は「縁毛のある」という意味である。
変種名の minus は「より小さい」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Agropyron ciliare var. minus


★草いきれ嗅ぎつ五月の空の下
 青髢草の穂先見つめて
d0059226_13464462.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



[PR]
by ryudesuyo | 2012-06-20 13:49 | イネ科

髢草(カモジグサ)

d0059226_15233919.jpg

髢草(カモジグサ)はイネ科カモジグサ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、道端や空き地などに普通に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布している。
草丈は50~100センチくらいである。
葉は線形で先が曲がり、長さは20センチくらいである。
開花時期は5~7月である。
花穂は長さ20~30センチである。
穂の先は垂れ下がり、芒(のぎ)という穂から伸びる細い毛のようなものは黒っぽい紫色をしている。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
「髢」は結髪に使う添え毛のことである。
和名の由来は、子どもたちがこの草で「髢」をつくって遊んだことからきている。
属名の Agropyron はギリシャ語の「agros(野生)+ pyros(小麦)」からきている。
種小名の tsukushiensis は「筑紫(現在の福岡県の一部)の」という意味である。
変種名の transiens は「中間種の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Agropyron tsukushiensis var. transiens


★童歌聴こえくるよな髢草
 群がり咲いてのどかな景色
d0059226_1524043.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



[PR]
by ryudesuyo | 2012-06-18 15:25 | イネ科

浜昼顔(ハマヒルガオ)

d0059226_13562370.jpg

浜昼顔(ハマヒルガオ)はヒルガオ科ヒルガオ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、海岸の砂地に生える。
海外でも、世界中に広く分布している。
草丈は10~20センチである。
砂の中に地下茎を長く伸ばして増える。
蔓性で、茎は砂の上を這って広がる。
茎に毛は生えておらず、淡い紫褐色をしている。
葉は腎円形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根は深い心形である。
葉の質厚く艶がある。
水分の蒸発を防ぎ、海水の塩分から葉を守っているのである。
開花時期は5~6月である。
葉の脇から長い柄を出して、花径4~5センチの淡い紅色の花を1つずつつける。
花冠は漏斗形で、浅く5つに裂ける。
2枚の萼のように見えるのは苞(葉の変形したもの)である。
苞は幅の広い卵形で、5枚の萼片を包んでいる。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花は昼顔(ヒルガオ)に似ているが赤みが強い。
稀に白花のものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句の季語は夏である。
属名の Calystegia はギリシャ語の「calyx(萼)+stege(蓋)」からきている。2枚の大きな苞葉が萼を覆っていることから名づけられた。
種小名の soldanella は「小さい貨幣」という意味である。
写真は6月に富山県の氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Calystegia soldanella


★するすると茎を伸ばして砂の上
 浜昼顔の花は可憐に
d0059226_13564217.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



[PR]
by ryudesuyo | 2012-06-17 13:59 | ヒルガオ科

西洋昼顔(セイヨウヒルガオ)

d0059226_1123251.jpg

西洋昼顔(セイヨウヒルガオ)はヒルガオ科セイヨウヒルガオ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
現在では世界各地に帰化している。
日本へは20世紀の初頭に観賞用として渡来した。
昭和年代に輸入農産物に混入した種子が鉄道輸送で各地に散布された。
蔓の長さは1~2メートルになる。
地下茎を持っているので、庭や畑などに生えると除去するのが大変である。
葉は矢じり形ないし糸状で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5~9月である。
花径3センチくらいの白ないし淡い紅色をした漏斗形の花を咲かせる。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
近縁種の昼顔(ヒルガオ)と見分けるポイントは苞の位置である。
昼顔(ヒルガオ)は萼の上に大きな包が2枚あり、本種は花柄の中間に小さな苞がある。
属名の Convolvulus はラテン語の「convolvere(巻きつく)」からきている。この属の植物の大部分が蔓性であることから名づけられた。
種小名の arvense は「原野に生える」という意味である。
写真は5月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Convolvulus arvensis


★見比べて違いがわかればいいけれど
 いつかどこかで西洋昼顔
d0059226_11232514.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



[PR]
by ryudesuyo | 2012-06-16 11:27 | ヒルガオ科

ロケア

d0059226_1712882.jpg

ロケアはベンケイソウ科ロケア属の多年草である。
原産地は南アフリカである。
日本へは明治時代の末期に渡来した。
多肉植物で耐寒性、耐暑性があまりなく、栽培はやや難しいという。
温室などでの鉢物栽培に向いている。
草丈は30~60センチくらいである。
葉は交互に向かい合って生え(対生)、十字状に密に重なる。
開花時期は5~6月である。
茎先に紅色の小さな花をたくさんつける。
花びらは5枚で星形をしている。
肉厚で花持ちはよい。
雄しべは5本である。
属名の Rochea はフランスの植物学者「ロシュ(Francois de la Roche)さん」の名からきている。
種小名の coccinea は「赤い」という意味である。
写真は6月に軽井沢町で撮った。
学名:Rochea coccinea


★どことなく異国のモード漂わせ
 ロケア花咲く季節は緑
d0059226_173549.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



[PR]
by ryudesuyo | 2012-06-15 17:04 | ベンケイソウ科

イノンド

d0059226_14144495.jpg

イノンドはセリ科イノンド属の一年草である。
1属1種である。
原産地は西アジアからインドにかけた一帯である。
種子や葉を生薬や香辛料とする。
生薬では、蒔蘿(じら)、蒔蘿子(じらし)といい、興奮剤や駆風剤として利用される。
香辛料としては、強い香りと味があるので、カレーやピクルスなどに使用される。
英名はディル(dill)である。
日本へは江戸時代に渡来した。
和名はスペイン語のイネルド(eneldo)が転訛したものである。
栽培の歴史は古く、5000年前のメソポタミア文明の時代の記録にも残されている。
草丈は40~60センチくらいである。
葉は羽状に細かく裂けて、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5~7月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、小さな白ないし黄白色の花をたくさんつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
属名の Anethum はイノンドのギリシャ古名(anethon)からきている。
種小名の graveolens は「強い臭いのある」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Anethum graveolens


★さまざまな香りを生んだ文明の
 足音なるやイノンドの花
d0059226_1415511.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



[PR]
by ryudesuyo | 2012-06-14 14:20 | セリ科

犬麦(イヌムギ)

d0059226_13464855.jpg

犬麦(イヌムギ)はイネ科スズメノチャヒキ属の越年草である。
原産地は南アメリカ大陸である。
現在では世界各地に帰化している。
日本へは明治時代のはじめに牧草としてアメリカから渡来したと推定されている。
現在では北海道から沖縄にかけて野生化し、普通に見られる雑草となっている。
植物の命名では、犬の文字は「役に立たない」という意味がある。
草丈は50~100センチくらいである。
葉は線形である。
表面は無毛、裏面には疎らに毛が生える。
開花時期は4~7月である。
大型の円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)で特徴がある。
閉鎖花だけつける株と開花する株があるそうである。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
属名の Bromus はギリシャ語の「broma(食料)」からきたカラスムギのギリシャ古名に由来する。
種小名の catharticus は「汚れを落とす」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Bromus catharticus


★もう少し可愛く生まれていたならば
 犬麦の夢空に弾んで
d0059226_1347612.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



[PR]
by ryudesuyo | 2012-06-13 14:05 | イネ科