<   2012年 07月 ( 27 )   > この月の画像一覧

姫海芋(ヒメカイウ)

d0059226_142013.jpg

姫海芋(ヒメカイウ)はサトイモ科ヒメカイウ属の多年草である。
北海道と本州の東北地方(福島県を除く)及び中部地方(長野、富山)に分布し、低地や山地の水湿地に生える。
海外では、北半球に広く分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は10~30センチくらいである。
根茎は横に這う。
根際から生える葉は心形で、長い柄がある。
開花時期は6~7月くらいである。
仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)は白く、幅の広い卵形である。
花序には花被はない。
花序のほとんどが両性花で、先だけに雄性花をつける。
水芭蕉(ミズバショウ)を小形にしたような花である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Calla はギリシャ語の「kallos (美しい)」からきている。
種小名の palustris は「沼地に生える」という意味である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Calla palustris


★水芭蕉思わすような姫海芋
 小さく咲いてどこか可愛く
d0059226_1423649.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



[PR]
by ryudesuyo | 2012-07-31 14:04 | サトイモ科 | Trackback | Comments(0)

八代草(ヤツシロソウ)

d0059226_11223111.jpg

八代草(ヤツシロソウ)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草である。
阿蘇・久住地方の限られた地域にのみ生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、シベリア東部にも分布する。
大陸と地続きのころの遺存植物である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
和名の由来は、熊本県の八代で発見されたことからきている。
草丈は30~100センチくらいである。
葉は幅の広い被針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~9月くらいである。
茎先に筒状で紫色をした花が集まって上向きに咲く。
花径は2センチくらいで、花冠の先は5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名の glomerata は「集まった」という意味である。
変種名の dahurica は「(シベリアの)ダフリアの」という意味である。
写真は8月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Campanula glomerata var. dahurica


★絶滅の危機に晒され支援待つ
 八代草の花は紫
d0059226_1123188.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



[PR]
by ryudesuyo | 2012-07-30 11:28 | キキョウ科 | Trackback | Comments(0)

熊野水木(クマノミズキ)

d0059226_1142527.jpg

熊野水木(クマノミズキ)はミズキ科ミズキ属の落葉高木である。
本州から九州にかけて分布し、丘陵や山地に生える。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国、ヒマラヤなどにも分布する。
和名の由来は、三重県の熊野で発見されたことからきている。
「水木」というのは、水分量の多いことからきた名である。
樹高は10~15メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
近縁種の水木(ミズキ)の場合は互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、縁には小さな波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は緑色でやや艶があり、裏面には毛が生える。
開花時期は6~7月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、淡い乳白色の花をたくさんつける。
花弁は4枚である。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、赤黒く熟する。
属名の Cornus はラテン語の「cornu(角)」からきている。材質の堅いことから名づけられた。
種小名の macrophylla は「大きな葉の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Cornus macrophylla


★豪快に折り重なって花をつけ
 熊野水木は今が宴と
d0059226_1143491.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



[PR]
by ryudesuyo | 2012-07-29 11:48 | ミズキ科 | Trackback | Comments(0)

珊瑚油桐(サンゴアブラギリ)

d0059226_1338532.jpg

珊瑚油桐(サンゴアブラギリ)はトウダイグサ科タイワンアブラギリ属(ジャトロファ属)の常緑小低木である。
属名の読み方は「ヤトロファ属」とするものもある。
常緑だが、温度が低いとすぐ落葉する。
原産地は中央アメリカである。
樹高は100~150センチくらいである。
多肉植物で、幹が徳利のように膨らむ。
葉は円心形で、成長すると割れてくる。
開花時期は6~9月くらいである。
雌雄同株である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、珊瑚のような赤い花を咲かせる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
別名を徳利油桐(トックリアブラギリ)という。
学名のジャトロファ・ポダグリカで表示するものもある。
属名の Jatropha はギリシャ語の「iatros(医師)+trophe(栄養)」からきている。この属の1種が薬用とされることから名づけられた。
種小名の podagrica は「太く膨らんだ」という意味である。
写真は6月につくぱ植物園で撮った。
学名:Jatropha podagrica


★太らせた幹がとってもチャーミング
 咲かせる花は南国の色
d0059226_1338268.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



[PR]
by ryudesuyo | 2012-07-28 13:39 | トウダイグサ科 | Trackback | Comments(0)

エリゲロン・フレッティー

d0059226_16365861.jpg

エリゲロン・フレッティーはキク科ムカシヨモギ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
合衆国のワシントン州西部にあるオリンピック山脈の固有種である。
亜高山や高山の峰に生える。
草丈は5~10センチくらいである。
根際から生える葉は披針形で波打ち、灰色がかっている。
開花時期は真夏である。
短い花茎の先に花径1~2センチくらいの小さな花(頭花)をつける。
花の色は白ないし紫色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Erigeron はギリシャ語の「eri(早い)+geron(老人)」からきている。元々はノボロギクにつけられた名で、灰白色の軟毛におおわれ、早く花が咲くという意味である。
種小名の flettii はアメリカ人の植物学者「フレット(J. B. Flett)さんの」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Erigeron flettii


★アメリカの高山に咲くエリゲロン
 その名気高きオリンポスの峰
d0059226_16373674.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



[PR]
by ryudesuyo | 2012-07-27 16:39 | キク科 | Trackback | Comments(0)

クニフォフィア・ノルティアエ

d0059226_12124018.jpg

クニフォフィア・ノルティアエはユリ科シャグマユリ属の常緑多年草である。
分類体系によってはツルボラン科ないしススキノキ科とされる。
原産地は南アフリカである。
草丈は60~120センチくらいである。
根際から生える葉は剣状である。
開花時期は夏である。
秋に戻り咲きをするものもある。
長い花茎の上部に、筒状の花を穂状につける。
花は先が小さく6つに裂けていて下向きに密生し、下から咲きあがる。
花の色は蕾のうちが淡いオレンジ色で咲き進むと黄色になる。
トリトマ(旧属名) の仲間の中では、全体に太くがっしりしている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Kniphofia はドイツの植物学者「クニホフ(J. H. Kniphof)さん」の名からきている。
種小名の northiae は19世紀のイギリス人の植物画家「ノース(M. North)さんの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Kniphofia northiae


★ずんぐりと咲いた姿が面白い
 見るたび思う不思議の世界
d0059226_1213232.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



[PR]
by ryudesuyo | 2012-07-26 12:15 | ユリ科 | Trackback | Comments(0)

カリステモン・ピニフォリウス

d0059226_10454720.jpg

カリステモン・ピニフォリウスはフトモモ科ブラシノキ属の常緑低木である。
原産地はオーストラリア東部のニューサウスウェールズ州で、林の中に生える。
樹高は1~4メートルくらいである。
枝は半ば枝垂れる。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質である。
開花時期は6~7月くらいである。
花穂はブラシ状で緑色をしている。
花の色は赤いものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Callistemon はギリシャ語の「kallos(美しい)+ stemon(雄しべ) 」からきている。
種小名の pinifolius は「松のような葉の」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Callistemon pinifolius


★いくつかの仲間がいるねカリステモン
 緑の花にちょっと驚き
d0059226_10462246.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



[PR]
by ryudesuyo | 2012-07-25 10:52 | フトモモ科 | Trackback | Comments(0)

樊かい草(ハンカイソウ)

d0059226_11171175.jpg

樊かい草(ハンカイソウ)はキク科メタカラコウ属の多年草である。
「かい」の字は「檜」の字の木偏を口偏に変えたものを充てる。
三国志に登場する劉邦の義兄弟で重臣であった武将の名である。
本州の静岡県から九州にかけて分布し、山地の湿った草地などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国などにも分布する。
草丈は80~150センチくらいである。
直立する茎には毛は生えておらず、黒紫色の斑が入る。
根際から生える葉には長い柄があり、長さも幅も30センチくらいあって大形である。
葉は手のひら状に深く裂け、裂片は更に切れ込む。
茎につく葉には柄はなく茎を抱き、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~8月である。
茎の上部で枝分かれをして、先に花径10センチくらいの大きな黄色い花(頭花)を数輪つける。
花の真ん中にはたくさんの筒状花があり、周りには10枚くらいの舌状花がつく。
花の後にできる実は長さが1センチくらいあるそう果(1つの種子しかなく開かないもの)である。
蒲公英(タンポポ)のような冠毛があって、風で散布される。
属名の Ligularia はラテン語の「ligula(舌)」からきている。小さい舌状の花弁から名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Ligularia japonica


★湿原に生える草より背も高く
 黄金の花が首突き出して
d0059226_11173419.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



[PR]
by ryudesuyo | 2012-07-24 11:20 | キク科 | Trackback | Comments(0)

大葉血止め(オオバチドメ)

d0059226_10535464.jpg

大葉血止め(オオバチドメ)はセリ科チドメグサ属の多年草である。
分類体系によってはウコギ科とされる。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の湿った林の中に生える。
海外では、中国、東南アジア、インド、オーストラリアなどに分布する。
草丈は5~10センチくらいである。
茎は地面を這い、節から花茎を斜めに立ち上げる。
葉は円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁は手のひら状に浅く切れ込む。
葉の表面には毛が生える。
開花時期は7~10月くらいである。
葉の脇から球状をした複数の散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、緑白色の小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚である。
花の後にできる実は扁球形の分果(複数の子房からできた果実)である。
「血止め」の名の由来は、葉をもんで傷口に貼りつけると止血効果があることからきている。
属名の Hydrocotyle はギリシャ語の「hydro(水)+cotyle(コップ)」からきている。この属の1種の葉の形と水辺に生えることから名づけられた。
種小名の javanica は「ジャワ島の」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Hydrocotyle javanica


★小さくて見落としそうな草だけど
 足を止めれば一つの世界
d0059226_10541718.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



[PR]
by ryudesuyo | 2012-07-23 10:58 | セリ科 | Trackback | Comments(0)

鏡草(カガミグサ)

d0059226_14435837.jpg

鏡草(カガミグサ)はブドウ科ノブドウ属の蔓性落葉低木である。
原産地は中国である。
日本へは江戸時代に薬用として渡来した。
その割には種小名はヤポニカである。
根茎を生薬で白斂(びゃくれん)といい、腫れ物や打撲傷、火傷の止痛などに用いられる。
根が紡錘形に肥厚し、中が白いことからきた名である。
蔓は10メートルくらいまで伸びる。
葉は手のひら状に裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~7月である。
淡い緑色の地味な花をつける。
花の後には白、紫色、青など色とりどりの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)ができる。
そのため観賞用としても栽培される。
属名の Ampelopsis はギリシャ語の「amperos(ブドウ)+opsis(外観)」からきている。ブドウに外観が似たという意味で名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Ampelopsis japonica


★でこぼこで色とりどりの実を結び
 葡萄のようで葡萄でなくて
d0059226_14482672.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



[PR]
by ryudesuyo | 2012-07-21 14:51 | ブドウ科 | Trackback | Comments(0)