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大栗葉蘭(オオクリハラン)

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大栗葉蘭(オオクリハラン)はウラボシ科クリハラン属(ヌカボシクリハラン属)の多年草である。
小笠原諸島と石垣島に分布し、岩上に着生するシダ植物である。
海外では、台湾、中国、インドシナ半島、インドなどにも分布する。
国内にあるものは分布域の北限である。
別名を無人栗葉蘭(ムニンクリハラン)、支那軒忍(シナノキシノブ)という。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
2000年の環境省RDBではシナノキシノブ(ヌカボシクリハラン属)とされていた。
栗葉蘭(クリハラン)と似るが大形である。
葉は長さが40~70センチくらいあり、葉の柄も長さ10~25センチくらいある。
胞子嚢群は円形で、中肋の両側に1列に並ぶ。
包膜はない。
属名の Neocheiropteris はギリシャ語の「neos(新しい)+Cheiropteris(属名)」からきている。
種小名の fortunei はイギリス人の植物学者「フォーチュン(R. Fortune)さんの」という意味である。インドや中国の植物を多数収集した。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Neocheiropteris fortunei(=Microsorium fortunei)


★いろいろと名前を変えるものもある
 見えぬ姿の次第に見えて
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by ryudesuyo | 2012-08-31 10:53 | ウラボシ科 | Trackback | Comments(0)

クニフォフィア・ガルピニー

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クニフォフィア・ガルピニーはユリ科シャグマユリ属の多年草である。
分類体系によってはツルボラン科ないしススキノキ科とされる。
赤熊百合(シャグマユリ)というのはトリトマ(Tritoma)のことで、本種もその近縁種である。
原産地は南アフリカである。
草丈は60~80センチくらいである。
根際から生える葉は細長い線形で、地面に垂れ下がる。
開花時期は6~10月である。
花茎を伸ばして総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、オレンジ色の筒状の花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Kniphofia はドイツの植物学者「クニホフ(J. H. Kniphof)さん」の名からきている。
種小名の galpinii は19世紀から20世紀の南アフリカの銀行家で植物学者だった「ガルピン(E. E. Galpin)さんの」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Kniphofia galpinii


★背が高く茎もほっそりなかなかに
 ピント合わない花に苦しみ
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by ryudesuyo | 2012-08-30 10:27 | ユリ科 | Trackback | Comments(0)

大葉升麻(オオバショウマ)

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大葉升麻(オオバショウマ)はキンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地、亜高山のやや湿った林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
草丈は50~120センチくらいである。
根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉の形は円心形で、長さが20~30センチくらいあって大きく、手のひら状に5つから9つに裂ける。
開花時期は8~10月である。
茎の上部に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白い花をブラシ状に細長くつける。
花弁のように見えるのは萼片で、開花すると落ちてブラシ状の雄しべが目立つ。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)で、ペンギンのような形をしている。
「升麻」は中国名である。
近縁種の晒菜升麻(サラシナショウマ)には短い花柄があるので区別できる。
属名の Cimicifuga はラテン語の「cimix(ナンキンムシ)+fugere(逃げる)」からきている。悪臭がひどくて南京虫も逃げるということで名づけられた。
種小名の acerina は「カエデの葉の」という意味である。
写真は9月に日光植物園で撮った。
学名:Cimicifuga acerina


★草むらに葉っぱ広げて存在を
 示すがごとき大葉升麻よ
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by ryudesuyo | 2012-08-29 15:12 | キンポウゲ科 | Trackback | Comments(0)

バンダ・トリコロル

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バンダ・トリコロルはラン科ヒスイラン属(バンダ属)の多年草である。
ラオスやインドネシアに分布する着生種である。
標高700~1700メートルくらいの地域に生える。
和名は豹紋蘭(ヒョウモンラン)という。
名前の通り花冠には褐色の斑紋が入る。
草丈は1メートルくらいになる。
葉は肉厚な帯状で、左右に互い違いに生える(互生)。
開花時期は秋から冬である。
花径は7センチくらいあり、花冠は肉質である。
花の色は黄色や白のものがある。
花はよい香りがする。
属名の Vanda はサンスクリット語の「vandaka(まとわりつく)」からきている。
種小名の tricolor は「3色の」という意味である。
写真は8月に北大植物園で撮った。
学名:Vanda tricolor


★迷彩をほどこすような花姿
 豹紋蘭は野生の香り
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by ryudesuyo | 2012-08-28 16:15 | ラン科 | Trackback | Comments(0)

スピラエア・アルバ

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スピラエア・アルバはバラ科シモツケ属の落葉小低木である。
原産地は北アメリカである。
カナダからアメリカ合衆国にかけて東海岸に分布する。
一般名はナロウリーフ・メドウスイート(narrowleaf meadowsweet)という。
メドウスイートはシモツケの仲間のことである。
樹高は1~2メートルである。
葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~9月である。
枝先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花を密につける。
花びらは5枚で、雄しべが長く突き出る。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」に由来する。果実が螺旋状になるものがあることから名づけられた。
種小名の alba は「白い」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Spiraea alba


★学名はシンプルだけど日本では
 あまり出合えぬ花のようだよ
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by ryudesuyo | 2012-08-27 11:32 | バラ科 | Trackback | Comments(0)

鳴子稗(ナルコビエ)

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鳴子稗(ナルコビエ)はイネ科ナルコビエ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、河原や草地に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、アムール地方、モンゴル、ベトナムなどにも分布する。
別名を雀の粟(スズメノアワ)ともいう。
草丈は60~70センチくらいである。
茎はつけ根で枝分かれをして直立する。
葉は細長い披針形ないし線形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は薄く、軟毛が生える。
葉脈は平行脈で、葉の先は尖る。
開花時期は7~10月くらいである。
花序のつく枝は長さ4センチくらいで、穂軸の下側に小穂を密につける。
その様子を鳴子(田畑から害鳥獣を追い払うために数本の竹筒を板に並べてぶら下げた道具)に見立てたのが名の由来である。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
属名の Eriochloa はギリシャ語の「erion(軟毛)+chloe(草)」からきている。えいに白い軟毛が密生することから名づけられた。
種小名の villosa は「軟毛のある」という意味である。
写真は8月に小石川植物園で撮った。
学名:Eriochloa villosa

★面白い形の草の穂あるものと
 感心しきり腕組みながら
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by ryudesuyo | 2012-08-26 12:35 | イネ科 | Trackback | Comments(0)

照葉蕃石榴(テリハバンジロウ)

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照葉蕃石榴(テリハバンジロウ)はフトモモ科バンジロウ属の常緑低木である。
蕃石榴(バンジロウ)というのは、トロピカルフルーツのグアバ(guava)のことである。
ジュースやグアバ茶として知られる。
本種はその近縁種である。
別名を黄蕃石榴(キバンジロウ)ともいう。
原産地は南アメリカである。
広く熱帯・亜熱帯地域で栽培されているが、繁殖力が強く、日本でも要注意外来生物に指定されている。
日本では、沖縄及び小笠原諸島で栽培されている。
樹高は1~5メートルである。
樹皮は平滑である。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉は濃い緑色で、表面には艶がある。
開花時期は4~5月である。
花は葉の脇から出る。
花の色は白い。
たくさんの雄しべが外に飛び出す。
結実期は9~10月である。
熟すと果皮は赤くなり食べられる。
生食にしたり、ジャムなどに利用される。
英名はストロベリーグアバ(strawberry guava)である。
属名の Psidium はギリシャ語の「psidion(ざくろ)」からきている。
種小名の littorale は「海浜に生える」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Psidium littorale(=Psidium cattleyanum)


★面白い名前のついた蕃石榴
 赤い実どんな味がするかな
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by ryudesuyo | 2012-08-25 14:15 | フトモモ科 | Trackback | Comments(0)

西洋弟切草(セイヨウオトギリソウ)

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西洋弟切草(セイヨウオトギリソウ)はオトギリソウ科オトギリソウ属の多年草である。
ヨーロッパから中央アジアにかけて分布し、道端や林の中、野原などに生える。
北アメリカなどでも野生化している。
英名はセントジョーンズワート(St. John's wort)である。
鎮痛剤として知られ、十字軍の兵士も用いたという。
ハーブとしても利用されている。
また、抗うつ用サプリメントとして注目されている。
草丈は30~80センチくらいである。
茎は直立をし、上部で枝分かれをする。
葉は小さな披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は丸く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉には明点が散在する。
開花時期は7~8月である。
花は黄色い5弁花である。
花弁の縁や葯(雄しべの花粉を入れる袋)には黒点がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hypericum はギリシャ語の「hypo(下に)+ erice(草むら)」ないし「hyper(上に) + eikon(像)」に由来する。
種小名の perforatum は「貫通した」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Hypericum perforatum


★似た姿いつも見ている弟切草
 違いはどこと興味の湧いて
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by ryudesuyo | 2012-08-24 15:16 | オトギリソウ科 | Trackback | Comments(0)

藻岩沙参(モイワシャジン)

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藻岩沙参(モイワシャジン)はキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草である。
北海道、本州の東北地方、熊本県に分布し、山地の草地や岩場に生える。
海外では、朝鮮半島、中国の東北部、モンゴルにも分布する。
基準標本は札幌市の藻岩山で採取された。
別名を満州釣鐘人参(マンシュウツリガネニンジン)という。
草丈は30~60センチくらいである。
根際から生える葉は卵円形で、長い柄がある。
茎につく葉は披針形ないし卵形で、向かい合って生える(対生)か互い違いに生える(互生)。
開花時期は8~9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、長さ15~20ミリくらいの幅の広い釣鐘形の花をつける。
花の色は白ないし淡い紫色である。
花柱は花冠から少し突き出る。
属名の Adenophora はギリシャ語の「adenos(腺)+phoreo(有する)」からきている。植物体全体に乳液を出す腺細胞があることから名づけられた。
種小名の pereskiifolia は「コノハサボテン属(Pereskia)のような葉の」という意味である。
写真は8月に北大植物園で撮った。
学名:Adenophora pereskiifolia


★訪れる季節を少しずらすなら
 また新しい出合いの待ちて
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by ryudesuyo | 2012-08-23 14:56 | キキョウ科 | Trackback | Comments(0)

デルフィニウム・ブレヤヌム

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デルフィニウム・ブレヤヌムはキンポウゲ科オオヒエンソウ属の多年草である。
原産地は中国の雲南省である。
麗江市を中心に標高3100~3700メートルの山地の草原に生える。
中国名は擬螺距翠雀花である。
草丈は65~180センチくらいである。
葉は手のひら状に切れ込み、互い違いに生える(互生)。
自生地での開花時期は8~9月くらいである。
日本では6月くらいに開花する。
茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の花をたくさんつける。
花弁のように見えるのは萼片で5枚ある。
花の後ろに飛び出た距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)が目立つ。
花弁は萼片の内側に4枚あるが、短くて目立たない。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
アルカロイドの1種であるデルフィニンを有し、有毒である。
属名の Delphinium はギリシャ語の「delphinos(イルカ)」からきている。蕾の形から名づけられた。
種小名の bulleyanum はイギリス人の綿花業者でアマチュアの庭師だった「ブレー(A. K. Bulley)さん」の名からきている。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Delphinium bulleyanum


★謎多き雲南の花また一つ
 北の大地に生き生き咲いて
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by ryudesuyo | 2012-08-22 14:51 | キンポウゲ科 | Trackback | Comments(0)