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千島姫砥草(チシマヒメドクサ)

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千島姫砥草(チシマヒメドクサ)はトクサ科トクサ属の常緑多年草である。
漢字では「千島姫木賊」とも書く。
北方領土を含む北海道に分布し、山地の湿原などに稀に生えるシダ植物である。
海外では、北半球の温帯の北部に広く分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10~30センチくらいである。
地下茎は短い。
茎は束になって生える(束生)。
茎の太さは1~2ミリである。
茎に入る縞模様が目立つ。
園芸植物としても愛好されている。
姫砥草(ヒメドクサ)として流通しているものは本種が多いという。
属名の Equisetum はラテン語の「equus(馬)+saeta(刺毛)」からきている。細い枝を段々に輪生するスギナの形を馬の尾にたとえて名づけられた。
種小名の variegatum は「斑入りの」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Equisetum variegatum


★北の地で風避けるよに背を伸ばす
 姿可憐な千島姫砥草
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by ryudesuyo | 2012-10-31 10:15 | トクサ科 | Trackback | Comments(0)

犬砥草(イヌドクサ)

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犬砥草(イヌドクサ)はトクサ科トクサ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、河原や海辺などに生えるシダ植物である。
海外では、朝鮮半島、中国、南ヨーロッパ、アフリカなどにも分布する。
別名を河原砥草(カワラドクサ)という。
草丈は30~100センチくらいである。
地下茎が横に這って広がる。
茎は緑色ないし緑白色の円筒形で、節がある。
枝分かれをするものもしないものもある。
茎先に「ツクシ」のような胞子嚢をつける。
和名の由来は砥草(トクサ)に似ているが研磨には使えず役に立たないというところからきている。
属名の Equisetum はラテン語の「equus(馬)+saeta(刺毛)」からきている。細い枝を段々に輪生するスギナの形を馬の尾にたとえて名づけられた。
種小名の ramosissimum は「枝分かれの多い」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Equisetum ramosissimum


★砥草より少し細いか犬砥草
 ざらつき具合確かめてみる

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by ryudesuyo | 2012-10-30 08:06 | トクサ科 | Trackback | Comments(0)

酸漿(ホオズキ)

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酸漿(ホオズキ)はナス科ホオズキ属の多年草である。
漢字では「鬼灯」とも書く。
原産地は中国の南部などである。
日本へは古い時代に栽培用として渡来した。
草丈は30~80センチである。
葉は広卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には少数の大きなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~7月である。
葉の脇に花径1~2センチの白い花を下向きにつける。
花冠は5つに裂け、ナス科の仲間のピーマンや唐辛子の花とよく似ている。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
萼が著しく大きくなって袋状に実を包む。
根は生薬名を酸漿(さんしょう)といい、鎮咳・利尿薬として利用される。
俳句では「酸漿」が秋の季語、「酸漿の花」は夏の季語である。
属名の Physalis はギリシャ語の「physa(気泡)」からきている。膨らんだ萼の様子から名づけられた。
種小名の alkekengi はホオズキのアラビア語からきている。
変種名の franchetii は日本の植物を研究したフランス人の植物分類学者「フランシェ(A. R. Franchet, 1834-1900)さんの」という意味である。
写真は10月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
花の写真は6月に都立木場公園で撮った。
学名:Physalis alkekengi var. franchetii


★過ぎし日は夢にありせば檻の中
 思い閉ざして落日燃ゆる
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by ryudesuyo | 2012-10-29 08:50 | ナス科 | Trackback | Comments(0)

八丈かぐま(ハチジョウカグマ)

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八丈かぐま(ハチジョウカグマ)はシシガシラ科コモチシダ属の常緑多年草である。
本州の千葉県から沖縄にかけて分布するシダ植物である。
伊豆諸島や小笠原諸島にも分布する。
海外では、台湾、中国、フィリピンにも分布する。
「かぐま」というのはシダの古名だが、語源ははっきりしていない。
分類の仕方によっては子持ち羊歯(コモチシダ)の変種とされ、別名を台湾子持ち羊歯(タイワンコモチシダ)という。
大形で、葉の長さは2メートルに達する。
2回羽状複葉で、上部の羽片は葉軸にくっつく。
葉脈は網目をつくる。
胞子嚢(胞子をつくる場所)群は羽軸に接してつく。
葉の表面に新芽をたくさんつける。
属名の Woodwardia はイギリス人の植物学者「ウッドワード(T. J. Woodward,1745-1820)さん」の名からきている。
種小名の prolifera は「突起のある」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Woodwardia prolifera(=Woodwardia orientalis var. formosana)


★南国でぐんぐん育つ子持ち羊歯
 背丈を超える大きさになり
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by ryudesuyo | 2012-10-28 09:53 | シシガシラ科 | Trackback | Comments(0)

阿蘇湿気羊歯(アソシケシダ)

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阿蘇湿気羊歯(アソシケシダ)はイワデンダ科オオシケシダ属の多年草である。
分類の仕方によってはメシダ科とされる。
日本固有種である。
九州の熊本県、大分県、宮崎県に分布し、山地の林の中に生えるシダ植物である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
葉は三角状の卵形で、先は鋭く尖る。
葉は長さは30~50センチくらいで、羽状に中ほどまで裂ける。
仲間の中では葉の質が固く艶がある。
属名の Deparia はギリシャ語の「depas(受け皿)」からきている。
種小名の otomasui は自然科学者「乙益正隆さんの」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Deparia otomasui


★好きなのは湿り気のある木の下さ
 ぐんぐん伸びる阿蘇湿気羊歯は
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by ryudesuyo | 2012-10-27 08:52 | イワデンダ科 | Trackback | Comments(0)

プレクトランツス・ヌンムラリウス

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プレクトランツス・ヌンムラリウスはシソ科ヤマハッカ属の多年草である。
属名の読み方は「プレクトランサス」としている場合もある。
原産地は南アフリカである。
日本では観葉植物として普及している。
草丈は20センチくらいである。
匍匐性があり、茎を横に伸ばす。
葉は円形で、向かい合って生える(対生)
葉の質は分厚く、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は10~11月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの紫色の小さな花を穂状につける。
花はよい香りがする。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
別名をスウェーデンアイビー(Sweden ivy)という。
属名の Plectranthus はギリシャ語の「plectron(距)+anthos(花)」からきている。距のある花の形から名づけられた。
種小名の nummularia は「硬貨形の」を意味する。
写真は1月に新宿御苑で撮った。
学名:Plectranthus nummularius


★ほんのりと香りさわやか紫の
 小花咲かせてヌンムラリウス
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by ryudesuyo | 2012-10-26 09:03 | シソ科 | Trackback | Comments(0)

姫砥草(ヒメドクサ)

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姫砥草(ヒメドクサ)はトクサ科トクサ属の常緑多年草である。
漢字では「姫木賊」とも書く。
北海道に分布し、山地の湿原や沼の近くなどに稀に生えるシダ植物である。
海外では、サハリン、シベリア、ヨーロッパ北部、北アメリカにも分布する。
環境省のレッドデータブックでは、「ⅠA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は10~20センチくらいである。
地下茎は短い。
茎は束になって生える(束生)。
茎は3~6ミリくらいと細い。
黒ないし黒褐色の葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)がつく。
また、長さ2~3ミリの胞子嚢穂は茎先につく。
属名の Equisetum はラテン語の「equus(馬)+saeta(刺毛)」からきている。細い枝を段々に輪生するスギナの形を馬の尾にたとえて名づけられた。
種小名の scirpoides は「ホタルイ属(Scirpus)に似た」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Equisetum scirpoides


★涼やかに背伸びしてみる姫砥草
 小さき故に愛しみ深く
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by ryudesuyo | 2012-10-25 13:04 | トクサ科 | Trackback | Comments(0)

蕨繋ぎ(ワラビツナギ)

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蕨繋ぎ(ワラビツナギ)はツルシダ科ワラビツナギ属の常緑多年草である。
鹿児島県の奄美大島から沖縄にかけて分布し、林の中の樹幹や岩上に生えるシダ植物である。
海外では、台湾、中国、東南アジア、太平洋諸島、オーストラリア、アフリカなどの熱帯地域に広く分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
根茎は長く這い、間をおいて葉をつける。
葉は羽状複葉で、縁には浅い波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面には毛が生える。
胞子嚢(胞子をつくる場所)群は葉の縁近くにつく。
属名の Arthropteris はギリシャ語の「arthron(関節)+pteron(翼)」からきている。葉柄の基部の形状から名づけられた。
種小名の palisotii は人名由来である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Arthropteris palisotii


★熱帯にたくさんあると言うけれど
 やはり怖いね森林伐採
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by ryudesuyo | 2012-10-24 09:26 | ツルシダ科 | Trackback | Comments(0)

フロリダ一位(フロリダイチイ)

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フロリダ一位(フロリダイチイ)はイチイ科イチイ属の常緑小高木である。
学名のタクスス・フロリダナで表示するものもある。
原産地はアメリカ合衆国のフロリダ州である。
英名はフロリダジュー(Florida yew)である。
ジューは「一位」のことである。
分布域が限られていて、絶滅の惧れがある。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは絶滅危惧IA類(CR)に指定されている。
樹高は5~7メートルくらいである。
よく枝分かれをし、枝は横に広がる。
葉は針状の線形で、羽状(鳥の羽のように左右に小葉が並ぶ)に密生する。
雌雄異株である。
開花時期は3~4月くらいである。
花の色は黄褐色である。
結実時期は9~10月くらいである。
実は多肉質で、赤い仮種皮が種子を覆う。
種子と葉は有毒で、実は食べられる。
属名の Taxus はギリシャ語の「taxos(ヨーロッパイチイ)」からきている。
種小名の floridana は「フロリダ産の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Taxus floridana


★温かいフロリダの地に一位あり
 不思議感じつ赤い実に触れ
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by ryudesuyo | 2012-10-23 08:44 | イチイ科 | Trackback | Comments(0)

小人洞忍(コビトホラシノブ)

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小人洞忍(コビトホラシノブ)はホングウシダ科ホラシノブ属の常緑性多年草である。
鹿児島県の奄美大島固有種で、川沿いの岩上に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
根茎は匍匐する。
葉身は卵形ないし長卵形で、羽状複葉である。
細かく裂けた葉先が丸いのが特徴である。
和名の由来は、小型で洞窟に生える忍という意味だが、実際には山野に生える。
既知の群落は砕石のため消失し、絶滅した可能性もあると懸念されている。
属名の Sphenomeris はギリシャ語の「spheno(楔)+meris(部分)」からきている。小羽片が楔形になることから名づけられた。
種小名の minutula は「だいぶ小さい」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Sphenomeris minutula


★限られた土地に根づいた洞忍
 小人のように小さく育ち
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by ryudesuyo | 2012-10-22 12:53 | ホングウシダ科 | Trackback | Comments(0)