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大葉菩提樹(オオバボダイジュ)

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大葉菩提樹(オオバボダイジュ)はシナノキ科シナノキ属の落葉高木である。
分類体系によってはアオイ科とされる。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地に生える。
また、街路樹などとされる。
和名の由来は、菩提樹(ボダイジュ)の仲間で葉が大形なことからきている。
樹高は10~20メートルくらいである。
樹皮は灰色がかった赤褐色で平滑であり、後に縦に浅い割れ目ができる。
葉は円心形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
近縁種の科の木(シナノキ)と似るが、本種は葉の裏面に星状毛(放射状に伸びる毛)が生えていて白く見える。
開花時期は6~7月くらいである。
葉の脇に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い黄色の小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚で、花には強い香りがある。
花の後にできる実は球形の堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、秋に灰褐色に熟する。
葉は秋には黄葉をする。
材は合板の原木などとされる。
属名の Tilia はラテン語の「ptilon(翼)」からきている。花の柄に苞が翼のようについていることから名づけられた。
種小名の maximowicziana はロシアの植物学者「マキシモビッチ(Carl Johann Maximowicz, 1827-1891)さんに関連した」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Tilia maximowicziana


★日本にも自生している菩提樹が
 ここにあったと頷きながら

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by ryudesuyo | 2013-09-30 15:37 | シナノキ科

楠の葉楓(クスノハカエデ)

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楠の葉楓(クスノハカエデ)はカエデ科カエデ属の常緑高木である。
日本固有種である。
奄美大島や沖縄に分布する。
常緑のカエデは日本ではめずらしい。
近縁種が、台湾、中国、ヒマラヤ、東南アジアなどに分布する。
環境省のレッドデータブックでは、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
和名の由来は、葉が楠(クスノキ)に似ることからきている。
樹高は5~15メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、分裂をしない。
葉の質は革質で艶があり、裏面は灰白色を帯びる。
開花時期は3~4月くらいである。
枝先に黄色の花を房状につける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で翼があり、結実期は7~10月くらいである。
属名の Acer は「裂ける」という意味のラテン語からきている。
種小名の oblongum は「長楕円形の」という意味である。
亜種名の itoanum は植物学者「伊藤さんの」という意味である。伊藤姓は数名いて特定できていない。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Acer oblongum subsp. itoanum


★また一つ新しい木を植えたんだ
 どんどん大きく育つといいな
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by ryudesuyo | 2013-09-29 13:44 | カエデ科

柏(カシワ)

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柏(カシワ)はブナ科コナラ属の落葉高木である。
漢字では「槲」とも書く。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地や寒地の海岸に生える。
海外では、台湾、中国、ウスリー地方などにも分布する。
樹高は10~20メートルくらいである。
樹皮は黒灰色で、縦に深く裂ける。
葉は長さ10~30センチの倒卵形で、互い違いに生える(互生)。
先は尖らずに丸みがあり、縁には波状の大きなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の柄はほとんどない。
開花時期は5~6月である。
葉の展開と同時に開花する。
雌雄同株である。
雄花は長さ10~15センチの尾状花序(単性の花が穂状につき、垂れ下がる)をなす。
雌花は葉の脇に少数つく。
花の色は黄緑色である。
花の後にできる実はドングリ状の堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
ドングリは櫟(クヌギ)に似て横幅が広い。
葉は縄文時代には土器の底に敷いて、ご飯などを蒸すのに利用したという。
和名は「炊(かし)ぐ葉」の転訛したものである。
古来より食物を包むのに用いられ、今でも柏餅に使われる。
また、樹皮は染料として用いられた。
材は建築用材、家具材、ビール樽などに利用される。
属名の Quercus はケルト語の「quer(良質の)+cuez(材木)」を語源とするこの属の一種のラテン古名からきている。
種小名の dentata は「鋭い鋸歯の」という意味である。
写真は6月に市川市万葉植物園で撮った。
実は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Quercus dentata


★独特の形がとても面白い
 柏の葉っぱ今も昔も

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by ryudesuyo | 2013-09-28 11:25 | ブナ科

ベンガル菩提樹(ベンガルボダイジュ)

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ベンガル菩提樹(ベンガルボダイジュ)はクワ科イチジク属の常緑高木である。
原産地はインドやバングラディシュ、スリランカ、ヒマラヤなどである。
世界各地で緑陰樹として栽培されている。
樹高は20~30メートルである。
樹皮は灰白色である。
長い気根を下ろし、他の樹木に巻きついて絞め殺す。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
近縁種のインド菩提樹(インドボダイジュ)と異なり、葉の先は尾状に尖らない。
葉には艶があり、葉脈がはっきりと見える。
開花時期はほぼ周年である。
イチジク属なので、花は隠頭花序(花軸の先が膨らんで壷型となり、その中に単性の花を密生する)である。
実も無花果(イチジク)に似て赤く、食用になる。
葉は飼料となり、樹皮は製紙原料として利用される。
属名の Ficus はイチジクのラテン語古名からきている。
種小名の bengalensis は「(インドの)ベンガル地方の」という意味である。
写真は1月に新宿御苑で撮った。
学名:Ficus bengalensis(syn. Ficus benghalensis)


★陽光の下でずっしり茂る樹を
 いつか撮ろうと楽しみにして

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by ryudesuyo | 2013-09-27 13:16 | クワ科

榛の木(ハンノキ)

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榛の木(ハンノキ)はカバノキ科ハンノキ属の落葉高木である。
北海道から沖縄にかけて分布し、山野の湿地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国の東北部、ウスリー地方にも分布する。
英名はオルダー(alder)である。
樹高は10~20メートルくらいである。
樹皮は暗い灰褐色で、小さく割れて剥がれる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は11~4月である。
葉の展開に先立って花をつける。
雌雄同株である。
雄花序は黒褐色の円柱形で、尾状に垂れる。
雌花序は楕円形で紅紫色を帯び、雄花序の下部につく。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、松かさ状となる。
材は薪炭材とされるほか、諸種の用材として利用される。
属名の Alnus はケルト語の「al(近く)+lan(海岸)」からきているとの説もあるラテン語の古名である。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は2月に小石川植物園で撮った。
3枚目は4月に三郷市で撮った。
学名:Alnus japonica


★名前だけ知っていたけど榛の木の
 花はこれかと目で確かめて

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by ryudesuyo | 2013-09-24 13:32 | カバノキ科

大葉夜叉五倍子(オオバヤシャブシ)

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大葉夜叉五倍子(オオバヤシャブシ)はカバノキ科ハンノキ属の落葉小高木である。
日本固有種である。
本州の福島県から和歌山県にかけて太平洋側に分布し、山地に生える。
また、治山樹種として植林をされる。
樹高は5~10メートルくらいである。
樹皮は灰褐色をしている。
葉は細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根は円形で、縁は重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)となる。
葉の表面は緑色、裏面は淡い緑色である。
12~16対の側脈がある。
開花時期は3~4月である。
葉の展開よりも少し早く花をつける。
雌雄同株である。
雄花序は黄褐色で長さが4~5センチあり、先が垂れ下がる。
雌花序は紅色で、上部に1つが上向きにつく。
実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、翼があって風で散布される。
和名の由来は、熟した果穂が夜叉に似ており、お歯黒などに使われる五倍子(ふし)の代用とされたことからきている。
花粉アレルギーの原因となることが最近わかった。
属名の Alnus はケルト語の「al(近く)+lan(海岸)」からきているとの説もあるラテン語の古名である。
種小名の sieboldiana はドイツ人で日本植物の研究者だった「シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold, 1796-1866)さんに関連した」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
下の写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Alnus sieboldiana


★この形どこか似ている白樺に
 花粉を運ぶやっぱりそうか

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by ryudesuyo | 2013-09-23 16:00 | カバノキ科

山毛欅(ブナ)

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山毛欅(ブナ)はブナ科ブナ属の落葉高木である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、山地に生え時に純林をつくる。
白神山地のブナ林は世界遺産に登録されている。
樹高は15~30メートルくらいになる。
樹皮は灰白色で滑らかである。
葉は卵形で、波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月ころである。
雌雄同株である。
花の色は淡い黄色である。
雄花は枝の下部の葉の脇に短い尾状花序(単性の花が穂状につき、垂れ下がる)を出し、密につく。
雌花は枝の上部の葉の脇に総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)に包まれて2つくらい上向きにつく。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、三角錐形をしている。
ただし、成長が遅いので50~60年かけて初めて実がつき、その後も5年に一度しか実をつけない。
秋には黄葉をする。
材は細工物や家具などに用いられる。
花言葉は「繁栄」である。
属名の Fagus はギリシャ語の「phagein(食べる)」からきている。堅果が食用になることから名づけられた。
種小名の crenata は「円鋸歯状の」という意味である。
写真は8月に白神山地で撮った。
学名:Fagus crenata


★すっと立つ山毛欅の姿は美しく
 木漏れ日浴びて神秘を増して

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by ryudesuyo | 2013-09-22 13:20 | ブナ科

岳樺(ダケカンバ)

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岳樺(ダケカンバ)はカバノキ科カバノキ属の落葉高木である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、四国の高山にも分布する。
北海道では低地に生えるが、中部山岳地帯では亜高山帯に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリン、カムチャツカ地方などにも分布する。
カンバの語源はアイヌ語で桜皮を意味するカリンパからきている。
樹高は10~20メートルくらいである。
若木の樹皮は赤褐色ないし灰褐色で光沢があり、薄く横に剥がれる。
老木は白味を帯びて、縦に割れ目ができる。
葉は三角状の卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、つけ根は心形である。
葉の縁は重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
開花時期は5~6月である。
雄雌同株である。
雄花は黄褐色で、尾状花序(単性の花が穂状につき、垂れ下がる)につく。
雌花の花序は直立して枝先につく。
花の後にできる実は翼果(翼のある実)で、風で散布される。
属名の Betula はケトル語の「betu(カバノキ)」からきている。
種小名の ermanii はドイツ人の博物学者「エルマン(Adolph Erman,1806-1877)さんの」という意味である。
写真は8月に岩手県の八幡平リゾートで撮った。
学名:Betula ermanii


★年輪を感じるような岳樺
 寒さに負けず空をめざして

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by ryudesuyo | 2013-09-21 13:14 | カバノキ科

華北山椒(カホクザンショウ)

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華北山椒(カホクザンショウ)はミカン科サンショウ属の落葉小高木である。
原産地は中国である。
山地に生えるほか栽培もされる。
果皮を花椒(ホアジャオ)と呼び、香辛料として用いる。
特に四川料理で多用され、麻婆豆腐などで欠かせない味となっている。
ただし、日本の山椒はさまざまな部位を利用するが、こちらは果皮のみしか使わない。
樹高は3~7メートルくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
雌雄異株である。
開花時期は4~5月である。
花の色は黄緑色で、あまり目立たない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、円形で熟すと赤くなる。
種子は黒い。
果皮は生薬で蜀椒(しょくしょう)といい、健胃薬、鎮痛剤などとされる。
属名の Zanthoxylum はギリシャ語の「Zantho(黄色い)+xilon(木質)」からきている。この属の植物が黄色染料として使われることから名づけられた。
種小名の bungeanum はドイツ人の植物学者「ブンゲ(Alexander Bunge, 1803-1890)さんに関連した」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Zanthoxylum bungeanum


★山椒と比べてみるがその違い
 霧に霞むやいつか極めん

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by ryudesuyo | 2013-09-20 16:35 | ミカン科

真竹(マダケ)

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真竹(マダケ)はイネ科マダケ属の常緑高木である。
本州から沖縄にかけて分布するタケ類である。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
中国原産説と日本自生説がある。
タケノコにやや苦味があることから苦竹(ニガタケ)の別名がある。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
稈は濃い緑色で節があり、節から枝が2本伸びる。
葉は幅の広い披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は初夏だが、開花するのは稀である。
材は細工物や工芸品などに広く用いられる。
属名の Phyllostachys はギリシャ語の「phullon(葉)+ stachys(穂)」からきている。葉片のついた苞に包まれた花穂の形から名づけられた。
種小名の reticulata は「網状の」という意味である。
写真は3月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Phyllostachys reticulata


★北国で育ったために見ることも
 稀であったがどこか親しく

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by ryudesuyo | 2013-09-19 13:44 | イネ科