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斑入り木瓜(フイリボケ)

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木瓜(ボケ)バラ科ボケ属(カエノメレス属)の落葉低木である。
カエノメレス属はアジアに数種の原種が分布し、また多くの園芸品種がある。
中国原産のカエノメレス・スペキオサに木瓜(ボケ)の和名があり、属名の和名もボケ属という。
木瓜(ボケ)は日本へは平安時代には渡来していたと言われ、花木として植栽されてきた。
また、帰化植物として本州から九州にかけて分布している。
斑入り木瓜(フイリボケ)は園芸品種の1つである。
特徴は、葉に黄緑色の斑が入ることである。
樹高は1~2メートルである。
よく枝分かれをし、小枝は棘状となる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3月から4月である。
花径3センチくらいの紅色をした5弁花をつける。
花の後にできる実は長さが5センチから7センチくらいある楕円形の偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、10月ころに黄色く熟する。
属名の Chaenomeles はギリシャ語の「chaino(開ける)+melon(リンゴ)」からきている。裂けたリンゴの意味で、熟した実に裂け目ができることから名づけられた。
種小名の speciosa は「華やかな」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Chaenomeles speciosa 'Fuiri'


★緋の色に染まる思いを寒風に
 晒しつ待つは春の訪れ

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by ryudesuyo | 2015-03-28 12:34 | バラ科 | Trackback | Comments(0)

プテロスティリス・オブツサ

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プテロスティリス・オブツサはラン科プテロスティリス属の多年草である。
プテロスティリス属は、インドネシア、ニューギニア、オーストラリアなどに200種以上が分布する地生種である。
この仲間は総称で頭巾蘭(ズキンラン)と呼ばれている。
本種の原産地はオーストラリアの東部で、林の中に生える。
草丈は20センチくらいである。
葉は卵形でロゼット状となる。
開花時期は10月から3月である。
花径は3センチくらいで、花の色は緑色である。
髭状に伸びる萼片が特徴である。
属名の Pterostylis はギリシャ語の「 pteron(翼のある)+stylos(柱)」からきている。
種小名の obtusa は「円味を帯びた」という意味である。
写真は4月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Pterostylis obtusa


★面白い形の蘭に笑み漏れる
 いろいろあるね愉快な仲間

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by ryudesuyo | 2015-03-27 11:12 | ラン科 | Trackback | Comments(0)

姫青木(ヒメアオキ)

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姫青木(ヒメアオキ)はミズキ科アオキ属(アウクバ属)の常緑低木である。
分類体系によっては(APGIII)アオキ科とされる。
アウクバ属はアジアに3種から10種が分布する。
日本にも青木(アオキ)などが分布し、属名の和名はアオキ属という。
本種は日本固有種である。
北海道から本州にかけて主に日本海岸に分布し、林の中に生える。
分類上は、青木(アオキ)の北方型変種とされている。
基本種よりも小形なので「姫」の文字が充てられている。
「青木」の和名の由来は、枝が緑色をしていることからきている。
樹高は1メートルから2メートルである。
幹は直立をせず、横に這う。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄があり、葉のつけ根の部分はくさび形、葉の先は鋭く尖る。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
若い枝や葉の裏面に微毛が生えるのが特徴である。
開花時期は3月から5月である。
雌雄異株である。
葉の脇から穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、暗い紫褐色の花をつける。
花の後にできる実は艶のある楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、赤く熟する。
花言葉は「若く美しく」である。
属名の Aucuba は日本語の「アオキバ(方言名)」からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
変種名の borealis は「北方系の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Aucuba japonica var. borealis


★少しだけ葉も小さいね姫青木
 雪積もっても負けないように

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by ryudesuyo | 2015-03-26 11:24 | ミズキ科 | Trackback | Comments(0)

臥竜梅(ガリュウバイ)

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梅(ウメ)バラ科サクラ属の落葉小高木である。
中国原産で、日本へは古代に渡来した。
臥竜梅(ガリュウバイ)は梅(ウメ)の栽培品種の1つである。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
幹は背が低いが枝が地上を這って伸び、それが竜の臥す姿を思わせる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は2月から3月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
野梅系・野梅性の八重咲きの中輪(20から25ミリ)である。
花の色は白いものと紅色のものがある。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の mume は「梅」のことである。
写真は3月に水戸市の弘道館公園で撮った。
原木は松島の瑞巌寺由来のもので、朝鮮出兵の折に伊達政宗が持ち帰ったものを植えさせたという。
学名:Prunus mume 'Garyubai'


★花と花重なり合って咲く姿
 綺麗だけれど団子思わせ

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by ryudesuyo | 2015-03-25 12:17 | バラ科 | Trackback | Comments(0)

塒出錦(トヤデニシキ)

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梅(ウメ)バラ科サクラ属の落葉小高木である。
中国原産で、日本へは古代に渡来した。
塒出錦(トヤデニシキ)は梅(ウメ)の栽培品種の1つである。
塒(とや)は「鳥の巣」や「鳥籠」を意味する言葉である。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は2月から3月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
野梅系・野梅性の八重咲きの中輪(20から25ミリ)である。
花の色は淡い桃色である。
撮影地によっては花の色はもっと濃いものもあるようである。
錦性(にしきしょう)という盆栽の用語があり、梅の場合には若い枝に雲状の斑点が錦状に入ることを意味する。
枝は夏期には赤くなる。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の mume は「梅」のことである。
写真は3月に水戸市の偕楽園で撮った。
学名:Prunus mume 'Toyadenishiki'


★皺皺に花弁重ねて花開く
 なるほどこれは寝床のようだ

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by ryudesuyo | 2015-03-24 09:02 | バラ科 | Trackback(1) | Comments(0)

山鶯神楽(ヤマウグイスカグラ)

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山鶯神楽(ヤマウグイスカグラ)はスイカズラ科スイカズラ属(ロニケラ属)の落葉低木である。
ロニケラ属は北半球に180種くらいが分布する。
属名の読み方は英語風にロニセラとするものもある。
日本にも吸葛(スイカズラ)など20種くらいが分布し、属名の和名をスイカズラ属という。
本種は日本固有種である。
本州の東北地方から九州にかけて分布し、山地や丘陵地に生える。
樹高は2~4メートルくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は卵形ないし菱形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁や葉脈上には毛が生えている。
若い枝や葉の柄、花の柄にも毛が多い。
鶯神楽(ウグイスカグラ)
には毛は生えていない。
深山鶯神楽(ミヤマウグイスカグラ)は毛の中に蜜腺も交じる。
開花時期は3月から5月である。
葉の脇に長さ2センチくらいの淡い紅色をした漏斗形の花を1輪から2輪つける。
花の先は5つに裂けており、ぶら下がって咲く。
雄しべは5本で短い。
柱頭(雌しべの先端で花粉の付着する部分)が雄しべよりも飛び出している。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、赤く熟したものは食用にもなる。
和名の由来は、鶯が繁みの陰で岩戸神楽を舞っていると見立てたものだという。
花言葉は「未来を見つめる」である。
属名の Lonicera はドイツ人の植物学者「ロニツァー(Adam Lonitzer, 1528-1586)さん」の名からきている。
種小名と変種名の gracilipes は「gracilis(細い)+pes(足)」からきている。足は花茎を指している。
写真は3月に水戸市植物公園で撮った。
学名:Lonicera gracilipes var. gracilipes


★仲間との違いほんの少しだけ
 赤く熟した実が美味しそう

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by ryudesuyo | 2015-03-22 14:49 | スイカズラ科 | Trackback | Comments(0)

粗毛紫(アラゲムラサキ)

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粗毛紫(アラゲムラサキ)はムラサキ科アラゲムラサキ属(アムシンキア属)の一年草である。
アムシンキア属は南北アフリカなどに20種くらいが分布する。
属名の和名はワルタラビラコ属とされることもある。
本種の原産地は北アメリカである。
日本では戦後に帰化植物として確認されている。
現在は、北海道から四国にかけて分布するが、個体数は多くはない。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
また、国立環境研究所の「侵入生物データベース」にも登録されている。
草丈は20センチから30センチくらいである。
全体に毛がとても多い。
茎は紅紫色を帯びる。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚く、濃い緑色をしている。
開花時期は春である。
先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、黄色の花をつける。
花冠の先は5つに深く裂ける。
花冠は周辺部が淡い黄色、喉の部分が濃い黄色になる。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Amsinckia はドイツの政治家でハンブルグ植物園の後援者だった「アムシンク(Wilhelm Amsinck, 1792-1860)さん」の名からきている。
種小名の barbata は「ひげの生えた」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Amsinckia barbata


★ぶつぶつの葉っぱがどこか怪しいよ
 強そうなんだ粗毛紫

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by ryudesuyo | 2015-03-18 13:51 | ムラサキ科 | Trackback | Comments(0)

米葉栂桜(コメバツガザクラ)

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米葉栂桜(コメバツガザクラ)はツツジ科コメバツガザクラ属(アルクテリカ属)の常緑小低木である。
アルクテリカ属は1属1種である。
本種は日本にも分布していることから、属名の和名もコメバツガザクラ属という。
分類の仕方によってはアセビ属とする場合もある。
北方領土を含む北海道から本州の中国地方にかけて分布し、高山の砂礫地、岩礫地に生える。
海外では、カムチャツカにも分布する。
環境省のレッドブックでは未登録だが、秋田県、岩手県、奈良県、兵庫県、鳥取県で絶滅危惧種に指定されている。
和名の由来は、栂桜(ツガザクラ)に似た花をつけることからきており、中央脈が目立つ楕円形の葉の様子を米粒に見立てたものである。
別名を浜桜(ハマザクラ)という。
樹高は5センチから15センチくらいである。
茎は地面を這い、よく枝分かれをする。
葉は楕円形で、3枚ずつ輪のようになって生える(輪生)。
葉の質は革質で分厚く、艶がある。
葉の表面は濃い緑色、裏面は黄緑色である。
開花時期は7月から8月くらいである。
枝先に長さ5ミリから10ミリくらいの白い花を3輪ずつつける。
花冠は壷形で、先は浅く5つに裂ける。
裂片の先は反り返る。
花冠の先は浅く5つに裂ける。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Arcterica はギリシャ語+属名の「arktos(北)+Erica(エリカ属)」 からきている。
種小名の nana は「小さい」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Arcterica nana(syn. Pieris nana)


★高山がいかにも似合う葉の姿
 面白いよねここにも個性

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by ryudesuyo | 2015-03-16 16:18 | ツツジ科 | Trackback | Comments(0)