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ミケリア・シルバークラウド

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ミケリア・ドルトソパはモクレン科オガタマノキ属(ミケリア属)の常緑高木である。
読み方はミケリア・ドルツォパとすることもある。
ミケリア属はアジアに50種くらいが分布する。
日本にも招霊の木(オガタマノキ)が分布し、属名の和名をオガタマノキ属という。
ミケリア・ドルトソパの原産地は中国南西部からヒマラヤである。
雲南省、チベット自治区、ミャンマー、ブータン、ネパール、インドに分布し、標高1500から2400メートルの地域に生える。
中国名は南亜含笑という。
樹高は20メートルから30メートルである。
シルバークラウド(Silver Cloud)はその園芸品種である。
矮性種で庭木に向いており、樹高は5メートルくらいにしかならない。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は薄い革質で、先は緩く尖る。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月である。
葉の展開に先駆けて白い花を咲かせる。
花被片は9枚で、強い香りがする。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)の集合果である。
属名の Michelia はイタリアの神父で植物学者だった「ミケーリ(Pier Antonio Micheli, 1679-1737)さん」の名からきている。
種小名の doltsopa の意味はまだ解明できていない。
園芸品種名の Silver Cloud は「銀色の雲」の意味である。
写真は4月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
学名:Michelia doltsopa 'Silver Cloud'


★白金のたなびく雲を思わせる
 花は大輪香りに満ちて

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by ryudesuyo | 2016-04-30 12:50 | モクレン科 | Trackback | Comments(0)

細葉天竺目木(ホソバテンジクメギ)

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細葉天竺目木(ホソバテンジクメギ)はメギ科メギ属(ベルベリス属)の常緑低木である。
ベルベリス属は世界の温帯や熱帯に500種くらいが分布する。
日本にも目木(メギ)などが分布し、属名の和名はメギ属という。
「目木」の名の由来は、煎じたものが目の病気に効くことからきている。
本種の原産地は中国である。
四川省、湖北省に分布し、標高1100メートルから2700メートルの山の斜面や雑木林の中などに生える。
中国名は血紅小檗という。
日本へは第二次世界大戦後に渡来し、庭木とされる。
「天竺」はインドの古称だが、この場合は「遠方の」といった意味合いで使われている。
別名を細葉赤目木(ホソバアカメギ)という。
樹高は1メートルから3メートルである。
葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には棘状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
特徴は、赤い葉が時折混じることである。
開花時期は4月から5月である。
黄色い小さな花を数輪ずつまとめてつける。
花弁は6枚である。
花の後にできる実は楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
実ははじめは赤く、秋に青黒く熟する。
属名の Berberis はこの属の1種の実につけられたアラビア名「berberys」からきている。
種小名の sanguinea は「血のように赤い」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Berberis sanguinea


★調べてもなかなかわからぬその姿
 また見に行こう天竺目木を

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by ryudesuyo | 2016-04-29 10:02 | メギ科 | Trackback | Comments(0)

パエオニア・ムロコセウィツキー

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パエオニア・ムロコセウィツキーはボタン科ボタン属(パエオニア属)の多年草である。
ボタン科は1属だけからなる。
パエオニア属は北半球に40種くらいが分布する。
日本には古い時代に牡丹(ボタン)が渡来しており、属名の和名をボタン属という。
また、自生種としては山芍薬(ヤマシャクヤク)などが分布する。
本種の原産地はコーカサス地方の南東部である。
アゼルバイジャン、ジョージア(グルジア)、ダゲスタンに分布し、山地の岩の斜面に生える。
日本に自生する山芍薬(ヤマシャクヤク)の近縁種である。
英名はゴールデンピアニー(golden peony)という。
ピアニーは芍薬(シャクヤク)の仲間を意味する。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形で、わずかに白い粉を吹く。
開花時期は4月から5月である。
花の色は淡い黄色で、花径10センチ以上ある大輪である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Paeonia はギリシャ神話の医神「Paeon(ペオン)」の名からきている。シャクヤクの根でプルートーの傷を治した。
種小名の mlokosewitschii はポーランドの植物学者「ムオコシェウィッチ(Ludwik Mlokosiewicz, 1831-1909)さんの」という意味である。mlokosiewicziiとすべきものが誤記された。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Paeonia mlokosewitschii(syn. Paeonia daurica subsp. mlokosewitschii)


★大輪を煌き揺らし重たげに
 咲かる姿息呑むごとく

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by ryudesuyo | 2016-04-28 17:07 | ボタン科 | Trackback | Comments(0)

枝打ち稚児百合(エダウチチゴユリ)

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枝打ち稚児百合(エダウチチゴユリ)はユリ科チゴユリ属(ディスポルム属)の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)イヌサフラン科とされる。
ディスポルム属はアジアに20種くらいが分布する。
日本にも稚児百合(チゴユリ)などが分布し、属名の和名をチゴユリ属という。
本種は、分類上は稚児百合(チゴユリ)の変種とされている。
特徴は茎先で枝分かれをしてそれぞれの先に花をつけることである。
ただし、現在では両者を区別しない考えが支配的で、YListでも区別していない。
中間型が多く、明確に区別できないからである。
基本種は北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地や丘陵地の林の中に生える。
海外では、中国、朝鮮半島、サハリンなどにも分布する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月から5月である。
茎先に白い小さな花を下向きにつける。
花の色は緑色がかったものもある。
花被片は6枚である。
花被片の長さは10ミリから15ミリくらいである。
雄しべは6本、雌しべは1本である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと黒くなる。
属名の Disporum はギリシャ語の「dis(二重の)+spora(種子)」からきている。子房の各室に2つの胚珠があることから名づけられた。
種小名の smilacinum は「シオデ属(Smilax)の」という意味である。
変種名の ramosum は「枝分かれした」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Disporum smilacinum var. ramosum


★微細なる差異を求めて数々の
 議論重ねし試みの跡

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by ryudesuyo | 2016-04-27 16:37 | ユリ科 | Trackback | Comments(0)

天台烏薬(テンダイウヤク)

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天台烏薬(テンダイウヤク)はクスノキ科クロモジ属(リンデラ属)の常緑低木である。
リンデラ属はアジアの温帯や亜熱帯を中心に100種くらいが分布する。
日本にも黒文字(クロモジ)などが分布し、属名の和名をクロモジ属という。
本種の原産地は中国で、揚子江以南の各地に分布している。
日本へは江戸時代に薬用として渡来した。
現在では、逸出したものが東海地方以西で野生化している。
樹高は2メートルから3メートルである。
枝は細い。
葉は長さ5センチから8センチくらいの楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざがなく(全縁)、1センチくらいの柄がある。
葉の質は革質で薄く、表面には艶があって3本の主脈が目立つ。
葉の裏面は白みを帯びていて、白い毛が疎らに生える。
開花時期は3月から4月である。
雌雄異株である。
枝先の葉の脇に淡い黄色の花をたくさんつける。
花被片は6枚である。
花の後にできる実は直径1センチくらいの楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、秋に黒く熟する。
塊根を乾燥したものを生薬で烏薬(うやく)といい、リューマチ、神経性胃腸炎などに薬効がある。
「天台」の名は、天台山(中国浙江省天台県にある霊山)で産出されるものが一番効き目があるということからきている。
属名の Lindera はスウェーデンの医師で植物学者だった「ヨハン・リンデル(Johann Linder, 1676-1724)さん」の名からきている。
種小名の aggregata は「密集する」という意味である。
花の写真は3月に小石川植物園で撮った。
実の写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Lindera aggregata(syn. Lindera strychnifolia)


★その名から推し量れるよ薬用と
 天台烏薬地味に花つけ

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by ryudesuyo | 2016-04-26 12:08 | クスノキ科 | Trackback | Comments(0)

ホワイトアングル

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えごのき(エゴノキ)エゴノキ科エゴノキ属(スティラクス属)の落葉小高木である。
スティラクス属は北半球の温帯を中心に100種くらいが分布する。
日本にもえごのき(エゴノキ)などが分布し、属名の和名をエゴノキ属という。
えごのき(エゴノキ)は北海道から沖縄にかけて分布し、比較的水分のある谷沿いなどに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
ホワイトアングル(White angle)はその園芸品種である。
えごのき(エゴノキ)の実生(みしょう:接ぎ木ではなく種子から育てること)から選抜して育成された。
特徴は立ち性で狭い場所にも植えられることあることである。
葉には艶があり、花つきもよい。
本種の樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
花には長い柄があり、枝からぶら下がって咲く。
花径は2センチくらいで、花冠は5つに深く裂ける。
花の色は黄白色で、中心には10本の黄色い雄しべがある。
花の後にできる実は卵球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
結実するのは10月くらいである。
実は長さが1センチくらいで、灰白色の星状毛(放射状に伸びる毛)がたくさん生えている。
果皮に有毒物質であるエゴサポニンを含んでいる。
属名の Styrax はギリシャ語の「storax(安息香)」からきている。この属の植物の樹脂から安息香(ベンゾイン)が採れることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Styrax japonica 'White angle'


★株立ちの樹形がぼくの自慢だよ
 花ももちろん見て欲しいけど

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by ryudesuyo | 2016-04-25 11:23 | エゴノキ科 | Trackback | Comments(0)

西洋実桜(セイヨウミザクラ)

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西洋実桜(セイヨウミザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
通称を桜ん坊(サクランボ)といい、広く栽培されている。
原産地はヨーロッパで、西アジアからヨーロッパ、北アフリカにかけて分布する。
樹高は15メートルから20メートルくらいになる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざがある(鋸歯)。
葉の裏側の葉脈上には軟毛が生える。
日本へ渡来したのは1868年(明治元年)である。
気候的な適性から山形県をはじめとする東北地方や北海道の日本海側で栽培されるようになった。
山形県では桜ん坊(サクランボ)が「県の木」に指定され、佐藤錦(サトウニシキ)などの品種が生まれている。
樹高は15メートルから20メートルくらいになる。
葉は卵状の長い楕円形で、先は尖り、縁にはぎざぎざがある(鋸歯)。
葉の裏側の葉脈上には軟毛が生える。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開した後に花を咲かせる。
桜(サクラ)に似た5弁の白い花が散状に集まって咲く。
萼は反り返っている。
花の後にできる実は直径2センチくらいの核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、6月から7月に熟する。
赤い実が多いが、黄みがかったものや紫黒色をしたものもある。
俳句では「さくらんぼ」や「桜桃の実」が夏の季語である。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の avium は「鳥の」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
園芸品種のナポレオンである。
ヨーロッパ各国で栽培されている品種で、完熟した果実は鮮やかな紅色となり非常に美味しい。
学名:Prunus avium(syn. Cerasus avium)


★真っ白な花も可愛い桜ん坊
 紅い実つくまで待ってていてね

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by ryudesuyo | 2016-04-23 14:57 | バラ科 | Trackback | Comments(0)

姫浦島草(ヒメウラシマソウ)

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姫浦島草(ヒメウラシマソウ)はサトイモ科テンナンショウ属(アリサエマ属)の多年草である。
アリサエマ属は世界の温帯から熱帯にかけて150種くらいが分布する。
日本にも天南星(テンナンショウ)など30種くらいが分布し、属名の和名をテンナンショウ属という。
本種は日本固有種である。
本州の山口県と九州に分布し、林の中に生える。
浦島草(ウラシマソウ)に似るが矮性種である。
草丈は30センチから40センチくらいである。
葉は鳥足状に裂けており、普通は1枚がつく。
開花時期は4月から5月である。
雌雄異株である。
テンナンショウ属特有の仏炎苞(棒状の花を包み込む苞を仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたもの)がある。
仏炎苞は暗い紫色で、縦に白い筋がある。
内側にキノコ形(T字形)の白い紋があるのが特徴である。
また、花穂から付属体が細長いひも状に伸び上がり、途中から垂れ下がる。
この姿を浦島太郎の釣り糸に見立てたのが「浦島草」の名の由来である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)の集合果である。
なお、テンナンショウ属の植物はサポニンを含む毒草である。
属名の Arisaema はギリシャ語の「aris(植物名の1つ)+haima(血)」からきている。血のような斑点が葉にある植物といった意味合いになる。
種小名の kiushianum は「九州の」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Arisaema kiushianum


★小さいが姿のほほん釣り糸を
 垂らす仕草はいつに変わらず

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by ryudesuyo | 2016-04-22 12:49 | サトイモ科 | Trackback | Comments(0)

土佐哨吶草(トサチャルメルソウ)

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土佐哨吶草(トサチャルメルソウ)はユキノシタ科チャルメルソウ属(ミテラ属)の多年草である。
ミテラ属は東アジアや北アメリカに20種くらいが分布する。
日本には哨吶草(チャルメルソウ)など10種の固有種が分布し、属名の和名をチャルメルソウ属という。
本種も日本固有種である。
四国の徳島県、高知県、九州の熊本県、宮崎県に分布し、山地の谷沿いなどに生える。
別名を土佐の哨吶草(トサノチャルメルソウ)ともいう。(YListや徳島県ではこの名称を使用している。)
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されていた。
しかし、2012年の見直しで絶滅のおそれがなくなったと判断され、リストから削除された。
草丈は20センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い卵形で、3つから5つに浅く裂ける。
葉の縁には不規則で鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、暗い紅色をした小さな5弁花をたくさんつける。
花弁は7つに裂ける。
萼は緑色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Mitella はギリシャ語の「mitra(僧侶の帽子)」からきている。若い実の形から名づけられた。
種小名の yoshinagae は「吉永虎馬(よしなが・とらま, 1871-1946, 高知県の植物採集者)さんの」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
撮影地では四国型、九州型に分けて植栽している。
何らかの形態上の相違があるのであろう。
学名:Mitella yoshinagae


★花びらがとても細かく裂けている
 撮れているかな不思議な姿

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by ryudesuyo | 2016-04-21 13:01 | ユキノシタ科 | Trackback | Comments(0)

プルサティラ・プラテンシス・フンガリカ

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プルサティラ・プラテンシスはキンポウゲ科オキナグサ属(プルサティラ属)の多年草である。
プルサティラ属は北半球に45種くらいが分布する。
日本にも翁草(オキナグサ)などが分布し、属名の和名をオキナグサ属という。
ただし、分類の仕方によってはイチリンソウ属(Anemone)とされることもある。
プルサティラ・プラテンシスは中央ヨーロッパから東ヨーロッパにかけて分布する。
フンガリカ(hungarica)はその亜種である。
スロバキア、ハンガリー、ルーマニアに分布する。
スロバキアやルーマニアでは絶滅危惧ⅠA類(CR)に指定されている。
また、ハンガリーでは法律で保護されている。
なお、ITIS の Catalogue of Life では、亜種として区別せずプルサティラ・プラテンシスに含める考え方をとっている。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は羽状複葉で長い柄があり、小葉は手のひら状に深く裂ける。
茎につく葉には柄はなく、線形である。
葉や茎には長くて白い絹のような毛が密に生える。
開花時期は3月から4月である。
茎先に1つずつ花をつける。
花の色は紅紫色で、花径は2センチから3センチくらいである。
花弁はなく、6枚の萼片が花弁のようにつき、釣鐘状で横向きに咲く。
外側は長くて白い毛で被われている。
中にはたくさんの雄しべと雌しべが詰まっている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)で、球状に集まったたくさんの種子がつく。
属名の Pulsatilla はラテン語の「pulso(鳴る)」の縮小形である。花の形を鐘にたとえて名づけられた。
種小名の pratensis は「草原に生える」という意味である。
亜種名の hungarica は「ハンガリー(Hungary)の」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Pulsatilla pratensis subsp. hungarica(syn. Anemone hungarica)


★いくつかの亜種があるんだプラテンシス
 ヨーロッパでも保護に取り組み

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by ryudesuyo | 2016-04-20 10:24 | キンポウゲ科 | Trackback | Comments(0)