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背高浜萱(セイタカハマスゲ)

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背高浜萱(セイタカハマスゲ)はカヤツリグサ科カヤツリグサ属の多年草である。
カヤツリグサ属は世界に600種くらい分布する大きな属である。
本種はヨーロッパ中南部、地中海沿岸地方、南西アジア、北アフリカなどに分布し、湿地に生える。
日本でも、1984年に東京都江東区の埋立地で野生化しているのが確認されている。
日本にも分布する浜萱(ハマスゲ)に似ているが大形である。
また、根茎ができないのが特徴である。
草丈は20~120センチくらいである。
茎の断面は三角形である。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は夏から秋である。
波状になった数枚の苞の上に細かく枝分かれした花序をつける。
小穂は暗い線形で、暗い赤褐色をしている。
属名の Cyperus はギリシャ語の「Cyperios」にちなむが、意味はわかっていない。
種小名の longus は「長い」という意味である。
写真は6月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Cyperus longus


★浜萱もまだ見ていないがこの草は
 似ているらしい覚えておこう

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by ryudesuyo | 2014-07-18 14:15 | カヤツリグサ科

雄薮虱(オヤブジラミ)

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雄薮虱(オヤブジラミ)はセリ科ヤブジラミ属の越年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、道端や河原に生える。
海外では、朝鮮半島や台湾、中国にも分布する。
草丈は30~80センチくらいである。
茎は直立し、上部で枝分かれをする。
茎には下向きの毛が生えている。
葉は2~3回羽状に切れ込む複葉で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4~5月である。
枝分かれをしたそれぞれの先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、4~10個くらいの白い小さな花をつける。
花径は2ミリくらいで、花弁は5枚である。
花の色は紫色を帯びるものもある。
花の後にできる実は紫褐色をした5ミリくらいの楕円形で、棘のような毛が生えている。
実は人の衣服や動物の毛について運ばれる。
この様子を「虱」にたとえ、藪に生えるというのが名の由来である。
近縁種の薮虱(ヤブジラミ)よりも大形なので「雄」を冠する。
属名の Torilis はフランスの自然科学者アダムソン(M. Adanson, 1727-1806)が用いた語で「曖昧な」という意味である。
種小名の scabra は「ざらつく」という意味である。
写真は5月に国立科学博物館附属目黒自然教育園で撮った。
学名:Torilis scabra



★どことなくユーモラスだよ実の形
 名がかわいそう雄薮虱は

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by ryudesuyo | 2014-05-14 17:03 | セリ科

照葉木(テリハボク)

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照葉木(テリハボク)はオトギリソウ科テリハボク属の常緑高木である。
分類体系によってはテリハボク科とされる。
原産地は東南アジアと考えられている。
種子が漂流して散布されるため、インド、マダガスカル、南太平洋諸島、オーストラリアなどの海岸近くに広く野生化している。
また、世界の熱帯・亜熱帯で街路樹、庭園樹として広く植栽されている。
日本では、琉球諸島、小笠原諸島で自生するものが見られる。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 2.3, 1994)では軽度懸念(LC)に指定されている。
樹高は10~20メートルくらいである。
幹の太さは1メートルくらいになる。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉は革質で艶があり、長さが10~15センチくらいある。
葉の先は尖らず、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
中央脈が太く、細い側脈がたくさんある。
開花時期は5~7月くらいである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径25ミリくらいの白い4弁花をつける。
萼片も4枚で、雄しべはたくさんある。
花はよい香りがする。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、熟すと赤褐色になる。
種子から採れる油は、外用薬や化粧品などに利用される。
また、バイオディーゼル燃料としても注目されている。
材は家具材や器具材などに利用される。
属名の Calophyllum はギリシャ語の「kalos(美しい)+ phyllon(葉)」からきている。
種小名の inophyllum は「糸のような細い脈のある葉の」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Calophyllum inophyllum

★海岸が似合っているね照葉木
 潮風なんて平気とうそぶき

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by ryudesuyo | 2014-01-05 09:24 | オトギリソウ科

桃玉名(モモタマナ)

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桃玉名(モモタマナ)はシクンシ科モモタマナ属の落葉高木である。
沖縄本島から八重山諸島にかけてと小笠原諸島に分布し、海岸近くに生える。
海外では、台湾、中国、マレーシア、ニューギニア、南太平洋諸島、オーストラリアなどにも分布する。
実が海流に乗って散布される。
熱帯地方では街路樹や公園樹とされる。
和名の由来は、実の形が桃(モモ)に似たタマヌ(Tamanu:テリハボクのタヒチ名)からきている。
沖縄では枯葉手樹(コバテイシ)と呼ばれる。
樹高は15~20メートルくらいである。
幹は直立し、上部で数段にわたって輪生状に枝分かれをする。
葉は倒卵形で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
日本では落葉し紅葉をするが、東南アジアなどでは常緑である。
開花時期は春と秋である。
葉の脇に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花弁のように見えるのは萼片である。
花の後にできる実は扁平な核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
種子はアーモンドに似た風味があって食用になる。
英名はシーアーモンド(sea almond)である。
健康茶としても利用されている。
材は建築材や家具材とされる。
属名の Terminalia はラテン語の「terminus(末端)」からきている。葉が枝先にまとまってつくことから名づけられた。
ラテン語の terminus (末端)に由来する。これはモモタマナの葉が枝の端にまとまって付くところから。(束生という)
種小名の catappa はマレー語での現地名からきている。
花の写真は5月に北大植物園で撮った。
実の写真は11月に那覇市の識名園で撮った。
学名:Terminalia catappa

★海洋のムードたっぷり桃玉名
 茂る姿は陽射しが似合い

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by ryudesuyo | 2013-12-14 10:18 | シクンシ科

大葉菩提樹(オオバボダイジュ)

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大葉菩提樹(オオバボダイジュ)はシナノキ科シナノキ属の落葉高木である。
分類体系によってはアオイ科とされる。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地に生える。
また、街路樹などとされる。
和名の由来は、菩提樹(ボダイジュ)の仲間で葉が大形なことからきている。
樹高は10~20メートルくらいである。
樹皮は灰色がかった赤褐色で平滑であり、後に縦に浅い割れ目ができる。
葉は円心形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
近縁種の科の木(シナノキ)と似るが、本種は葉の裏面に星状毛(放射状に伸びる毛)が生えていて白く見える。
開花時期は6~7月くらいである。
葉の脇に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い黄色の小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚で、花には強い香りがある。
花の後にできる実は球形の堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、秋に灰褐色に熟する。
葉は秋には黄葉をする。
材は合板の原木などとされる。
属名の Tilia はラテン語の「ptilon(翼)」からきている。花の柄に苞が翼のようについていることから名づけられた。
種小名の maximowicziana はロシアの植物学者「マキシモビッチ(Carl Johann Maximowicz, 1827-1891)さんに関連した」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Tilia maximowicziana


★日本にも自生している菩提樹が
 ここにあったと頷きながら

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by ryudesuyo | 2013-09-30 15:37 | シナノキ科

柏(カシワ)

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柏(カシワ)はブナ科コナラ属の落葉高木である。
漢字では「槲」とも書く。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地や寒地の海岸に生える。
海外では、台湾、中国、ウスリー地方などにも分布する。
樹高は10~20メートルくらいである。
樹皮は黒灰色で、縦に深く裂ける。
葉は長さ10~30センチの倒卵形で、互い違いに生える(互生)。
先は尖らずに丸みがあり、縁には波状の大きなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の柄はほとんどない。
開花時期は5~6月である。
葉の展開と同時に開花する。
雌雄同株である。
雄花は長さ10~15センチの尾状花序(単性の花が穂状につき、垂れ下がる)をなす。
雌花は葉の脇に少数つく。
花の色は黄緑色である。
花の後にできる実はドングリ状の堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
ドングリは櫟(クヌギ)に似て横幅が広い。
葉は縄文時代には土器の底に敷いて、ご飯などを蒸すのに利用したという。
和名は「炊(かし)ぐ葉」の転訛したものである。
古来より食物を包むのに用いられ、今でも柏餅に使われる。
また、樹皮は染料として用いられた。
材は建築用材、家具材、ビール樽などに利用される。
属名の Quercus はケルト語の「quer(良質の)+cuez(材木)」を語源とするこの属の一種のラテン古名からきている。
種小名の dentata は「鋭い鋸歯の」という意味である。
写真は6月に市川市万葉植物園で撮った。
実は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Quercus dentata


★独特の形がとても面白い
 柏の葉っぱ今も昔も

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by ryudesuyo | 2013-09-28 11:25 | ブナ科

榛の木(ハンノキ)

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榛の木(ハンノキ)はカバノキ科ハンノキ属の落葉高木である。
北海道から沖縄にかけて分布し、山野の湿地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国の東北部、ウスリー地方にも分布する。
英名はオルダー(alder)である。
樹高は10~20メートルくらいである。
樹皮は暗い灰褐色で、小さく割れて剥がれる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は11~4月である。
葉の展開に先立って花をつける。
雌雄同株である。
雄花序は黒褐色の円柱形で、尾状に垂れる。
雌花序は楕円形で紅紫色を帯び、雄花序の下部につく。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、松かさ状となる。
材は薪炭材とされるほか、諸種の用材として利用される。
属名の Alnus はケルト語の「al(近く)+lan(海岸)」からきているとの説もあるラテン語の古名である。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は2月に小石川植物園で撮った。
3枚目は4月に三郷市で撮った。
学名:Alnus japonica


★名前だけ知っていたけど榛の木の
 花はこれかと目で確かめて

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by ryudesuyo | 2013-09-24 13:32 | カバノキ科

山毛欅(ブナ)

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山毛欅(ブナ)はブナ科ブナ属の落葉高木である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、山地に生え時に純林をつくる。
白神山地のブナ林は世界遺産に登録されている。
樹高は15~30メートルくらいになる。
樹皮は灰白色で滑らかである。
葉は卵形で、波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月ころである。
雌雄同株である。
花の色は淡い黄色である。
雄花は枝の下部の葉の脇に短い尾状花序(単性の花が穂状につき、垂れ下がる)を出し、密につく。
雌花は枝の上部の葉の脇に総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)に包まれて2つくらい上向きにつく。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、三角錐形をしている。
ただし、成長が遅いので50~60年かけて初めて実がつき、その後も5年に一度しか実をつけない。
秋には黄葉をする。
材は細工物や家具などに用いられる。
花言葉は「繁栄」である。
属名の Fagus はギリシャ語の「phagein(食べる)」からきている。堅果が食用になることから名づけられた。
種小名の crenata は「円鋸歯状の」という意味である。
写真は8月に白神山地で撮った。
学名:Fagus crenata


★すっと立つ山毛欅の姿は美しく
 木漏れ日浴びて神秘を増して

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by ryudesuyo | 2013-09-22 13:20 | ブナ科

蝦夷の羊蹄(エゾノギシギシ)

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蝦夷の羊蹄(エゾノギシギシ)はタデ科ギシギシ属の多年草である。
羊蹄(ギシギシ)は在来種だが、蝦夷の羊蹄(エゾノギシギシ)はヨーロッパ原産の帰化植物である。
かつては北海道に多かったのが、和名の由来である。
明治時代の中期に渡来したものと推定されており、1909年に北海道で帰化が確認された。
今では沖縄を含む全国各地に分布し、空き地や道端などに生える。
環境省によって要注意外来生物に指定されている。
また、北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
草丈は60~130センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄があり、細長い楕円形で30センチくらいの長さがあり大きい。
羊蹄(ギシギシ)よりも葉の幅が広いことから広葉羊蹄(ヒロハギシギシ)の別名もある。
中央脈がかなり赤味を帯びるのも特徴である。
縁は細かく波打つ。
茎につく葉は柄が短く、先が尖る。
開花時期は5~7月である。
花穂は黄褐色で、目立たない花をつける。
羊蹄(ギシギシ)の花は緑色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
9月ころに花穂が茶色になって種子ができる。
属名の Rumex はラテン語の「rumex(槍の1種)」からきている。スイバの葉の形をたとえたものである。
種小名の obtusifolius は「先が鈍形の葉を持った」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
3枚目は9月に北大植物園で撮った。
学名:Rumex obtusifolius


★花の穂を焦げ茶に染めて秋迎え
 蝦夷羊蹄特異な姿

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by ryudesuyo | 2013-07-25 09:29 | タデ科

パキラ

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パキラはパンヤ科パキラ属の常緑高木である。
分類体系によってはアオイ科とされる。
属名のパキラが和名としても採用されている。
原産地は中南アメリカである。
別名をカイエンナット(Cayenne nut)という。
カイエンは仏領ギアナの主要都市の名である。
ナッツを採るための果樹として栽培されている。
樹高は5~20メートルくらいである。
幹はずんぐりとしている。
葉は手のひら状の複葉で、互い違いに生える(互生)
小葉の形は長い楕円形である。
開花時期は5~6月である。
大きな緑白色の花を咲かせる。
花は夜開いて昼前には散ってしまう。
花はよい香りがする。
結実時期は9~10月である。
花の後にできる実は卵形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、長さが10~30センチくらいある。
茶色に熟し、中にある種子は食用とされる。
近年は観葉植物としても人気がある。
属名の Pachira はギアナでの現地名からきている。
種小名の aquatica は「水生の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Pachira aquatica(=Pachira macrocarpa)


★大きな実とても立派なパキラの樹
 南国ムード溢れるように
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by ryudesuyo | 2013-07-02 16:34 | パンヤ科