浜薊(ハマアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
本州の伊豆半島から九州にかけて分布し、海岸の砂地に生える。
花の色は紅紫色だが、稀に白花のものもあり、白花浜薊(シロバナハマアザミ)という。
草丈は15~60センチくらいである。
茎には短い毛が生える。
根際から生える葉と茎につく葉がある。
葉は肉質で艶がある。
羽状に切れ込んだ葉の縁には鋭い刺がある。
葉の裏面の葉脈上には毛が生える。
茎につく葉には柄はなく、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~12月である。
茎の先に白い頭花をつける。
総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)の上部は斜めに開出(立ち上がるようにつくこと)し刺状となる。
写真は9月に富山県の氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Cirsium maritimum var. leucanthum
★真っ白な花を開いた浜薊
砂浜を這う棘見せながら
花図鑑
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