春めき(ハルメキ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
かつては俗称で足柄桜(アシガルザクラ)と呼ばれていたが、平成12年に「春めき」として品種登録された。
名の由来は、富士写真フイルムの創設者で名誉市民の春木榮さんにちなむ。
南足柄市千津島の「ふくざわ公園」や狩川右岸の「春木径」をはじめ市内の各地に植えられている。
開花時期は3月中旬で染井吉野(ソメイヨシノ)よりも半月くらい早い。
花径は15~20ミリくらいで、淡い紅色を帯びる中輪である。
複輪で花びらを密にして咲くのが特徴である。
雄しべは花弁からはみだす。
萼筒は緑色、萼片は紅紫色である。
実生の桜から生まれたとのことで、交配親は不明である。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
Prunus cv. Harumeki
★花びらをびっしりつけて春めきは
一足早い春を知らせる
花図鑑
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