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染井匂 (ソメイニオイ)

染井匂 (ソメイニオイ)_d0059226_66842.jpg

染井匂 (ソメイニオイ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
国立遺伝学研究所の竹中要博士によって染井吉野(ソメイヨシノ)の起源を実証する過程で作出され、大島公園に植えられた。
染井吉野(ソメイヨシノ)は、大島桜(オオシマザクラ)と江戸彼岸桜(エドヒガンザクラ)の自然交配によって生まれたと考えられている。
その実験の過程で誕生したのがこの桜である。
染井吉野(ソメイヨシノ)に比べると花は大輪で花びらは丸くて香りがあり、花びらの外側は淡い紅色を帯び、咲き進むと花芯の赤味が増す。
樹高は5から15メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にい重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の柄に毛は生えない。
開花時期は4月上旬から中旬である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花は花径3センチから5センチの大輪で、一重咲きである。
花びらの形は円形ないし楕円形である。
花の色は白いが、花びらの外側が淡い紅色を帯びる。
一総につく花の数は3、4輪である。
花には強い香りがある。
結実性がある。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus x yedoensis cv. Somei-nioi


★仄かなる香りに乗せて花開き
 君に伝えん春の歓び

染井匂 (ソメイニオイ)_d0059226_662442.jpg

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by ryudesuyo | 2010-04-08 06:07 | バラ科
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