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蝦夷透百合(エゾスカシユリ)

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蝦夷透百合(エゾスカシユリ)はユリ科ユリ属の多年草である。
北海道に分布し、海岸の草地や山地の岩場などに生える。
海外では、中国北東部、樺太、シベリアなどにも分布する。
小清水原生花園で有名な小清水町では町の花に制定されている。
江戸時代に岩戸百合(イワトユリ)との交雑で園芸品種の透百合(スカシユリ)が生まれた。
草丈は20センチから90センチくらいである。
茎は角張っており、披針形の葉が互い違いにたくさん生える。
開花時期は5月から8月である。
茎の先に1輪から5輪くらいの花が上向きにつく。
花の色は主にオレンジ色である。
花径は9センチから10センチくらいで、花の長さは7センチから8センチである。
花被片は6枚あり、濃いオレンジ色の斑点がある。
また、花被片のつけ根の部分が細くなっていて隙間があり、これが名の由来となっている。
茎や蕾には白い綿毛が多い。
球根は食用とされる。
俳句では「百合」が夏の季語である。
写真は6月に積丹半島の神威岬で撮った。
学名:Lilium maculatum subsp. dauricum


★蝦夷の地にオレンジの花誇らしく
 咲かせ続けし蝦夷透百合

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by ryudesuyo | 2010-07-17 04:29 | ユリ科
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