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藪萱草(ヤブカンゾウ)

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藪萱草(ヤブカンゾウ)はユリ科ワスレグサ属の多年草である。
有史以前に中国から帰化したといわれ、栽培されていたものが野生化して全国で見られる。
今日では北海道から九州にかけて分布し、道端や土手に生える。
野萓草(ノカンゾウ)は一重の花だが、藪萱草(ヤブカンゾウ)は八重の花を咲かせる。
草丈は80センチから100センチくらいである。
根際から生える葉は線形で、長さは40センチから60センチ、幅は2センチから4センチくらいである。
開花時期は7月から8月である。
葉の間からの花茎を出し、上端に橙色の百合(ユリ)に似た八重の一日花を咲かせる。
花径は10センチくらいあり、雄しべと雌しべが花弁化している。
若葉と花は食用になる。
また、利尿剤として利用される。
俳句では「萱草の花」が夏の季語である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Hemerocallis fulva var. kwanso


★花茎を立てて咲かせる八重の夢
 藪萱草は一日に生きて

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by ryudesuyo | 2010-08-18 06:00 | ユリ科
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