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夷草(エビスグサ)

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夷草(エビスグサ)はマメ科カワラケツメイ属の一年草である。
原産地は熱帯アメリカである。
日本へは江戸時代に薬用として渡来した。
沖縄では野生化している。
草丈は1メートルから2メートルである。
葉は偶数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)である。
小葉の形は倒卵形である。
開花時期は7月から9月である。
葉の脇から散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、黄色い5弁花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
種子を煎じたものが生薬の決明子(けつめいし)で、同属の波布草(ハブソウ:Cassia occidentalis)とともに「ハブ茶」という健康茶の材料とされる。
名の由来は、異国から導入されたので「夷」が充てられたものである。
夷草(エビスグサ)と波布草(ハブソウ)の和名と学名の関係には混乱が見られるが、ここでは東京都薬用植物園の表示に従った。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
実の写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Cassia tora


★人のため世のためなれば夷草
 海も渡らん決意を秘めて

夷草(エビスグサ)_d0059226_8592742.jpg

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by ryudesuyo | 2010-09-12 09:00 | マメ科
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