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波布草(ハブソウ)

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波布草(ハブソウ)はマメ科カワラケツメイ属の一年草である。
原産地は熱帯アメリカである。
日本へは江戸時代に渡来し、薬用に栽培されている。
また、沖縄や小笠原諸島には帰化をしている。
草丈は50センチから150センチくらいである。
全草に毛は生えていない。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)である。
小葉の形は長い卵形で先が尖る。
開花時期は7月から10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、数輪の黄色い五弁花をつける。
花はマメ科特有の蝶形ではない。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
豆は夷草(エビスグサ)とともに「ハブ茶」という健康茶の材料となっている。
また、煎じたものは健胃、緩下、解毒薬とされる。
汁が蛇毒に効くということで蝮草(マムシグサ)の別名もあるが、実際には効果はないという。
漢名は望江南(ぼうこうなん)という。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Cassia occidentalis


★蝮棲む野に咲くという蝮草
 日陰に見つけ後ずさりして

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by ryudesuyo | 2010-09-13 06:11 | マメ科
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