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白杜鵑草(シロホトトギス)

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杜鵑草(ホトトギス)はユリ科ホトトギス属の多年草である。
漢字では「時鳥草」とも書く。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、丘陵や低山の半日陰に生える。
稀に白花のものがあり、白杜鵑草(シロホトトギス)という。
草丈は40センチから100センチくらいである。
茎には上向きに褐色の毛が密生している。
また、直立するものもあるが、多くはやや垂れ下がる。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、つけ根は茎を抱く。
開花時期は9月から11月である。
葉の脇に白い花を1輪から3輪上向きにつける。
花びら(花被片)は6枚で、斜め上に向かって開く。
喉の部分に黄色い斑点がある。
花びらの内側には6本の雄しべがある。
その内側に花柱(雌しべ)がある。
花柱は深く3つに裂け、更に先が2つに裂ける。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
俳句の季語は秋である。
学名:Tricyrtis hirta form. albescens


★くるりんと一皮剥いたみたいだよ
 さっぱりとした白杜鵑草

白杜鵑草(シロホトトギス)_d0059226_69394.jpg

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by ryudesuyo | 2010-10-06 06:09 | ユリ科
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