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紀伊糸辣韮(キイイトラッキョウ)

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紀伊糸辣韮(キイイトラッキョウ)はユリ科ネギ属の多年草である。
日本固有種である。
分類上は、長崎県の平戸島に生育する糸辣韮(イトラッキョウ)の変種とされている。
分布域は本州の愛知県、岐阜県、和歌山県、山口県に限定され、山地の日当たりの良い岩場に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10センチから20センチくらいである。
長い糸状の葉が根際から生える。
開花時期は10月から11月くらいである。
花は基本種よりもやや小さい。
花の色は紅紫色で、雄しべが花びらよりずっと長い。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Allium virgunculae var. kiiense

★突き出した長い雄しべが可愛いよ
 紀伊糸辣韮息を潜めて
紀伊糸辣韮(キイイトラッキョウ)_d0059226_5523432.jpg

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by ryudesuyo | 2010-10-25 05:53 | ユリ科
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