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鴛鴦桜 (オシドリザクラ)

鴛鴦桜 (オシドリザクラ)_d0059226_10335151.jpg

鴛鴦桜 (オシドリザクラ)はバラ科サクラ属の落葉低木である。
マメザクラ系の重弁品種である。
豆桜(マメザクラ)と他のサトザクラとの雑種ではないかと推定されている。
富士山麓の御殿場市の農家にあった桜である。
和名の由来は、雌しべが2本ある花が多いことからきている。
樹高は2メートルくらいである。
あまり大きくはならないので盆栽にも向いている。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には欠刻状の重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉や葉の柄には毛が生えている。
開花時期は4月の上旬から中旬である。
葉の展開と同時に花をさかせる。
花径25ミリから35ミリくらいの中輪で、花の色は淡い紅色をしている。
花弁数は20枚から50枚である。
萼筒は太い鐘形、萼片は幅の広い三角形である。
結実はしない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の incisa は「鋭く裂けた」という意味である。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Prunus incisa 'Oshidori'


★何枚も重ね着をして花開く
 鴛鴦桜は薄紅の色
鴛鴦桜 (オシドリザクラ)_d0059226_1034954.jpg

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by ryudesuyo | 2011-04-12 10:35 | バラ科
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