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藪蛇苺(ヤブヘビイチゴ)

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藪蛇苺(ヤブヘビイチゴ)はバラ科ヘビイチゴ属の多年草である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、半日陰のやや湿ったところに生える。
海外では、台湾、中国の南部、東南アジアなどにも分布する。
草丈は10~15センチくらいである。
地面を這い、匍匐茎で繁殖する。
葉は3小葉からなる。
側小葉が分かれて5小葉のように見えるものもある。
小葉の形は楕円形である。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には艶があり、濃い緑色をしている。
開花時期は4~6月くらいである。
葉の脇から柄を伸ばし、先に花径2センチくらいの黄色い5弁花をつける。
萼片は5枚で、その下に萼片より大きな副萼片がある。
イチゴのような実(偽果)は赤く熟すが、食べても味はない。
近縁種の蛇苺(ヘビイチゴ)は明るい場所に生え、葉の色が薄く、萼は花から飛び出さない。
属名の Duchesnea はフランスの植物学者「デュシェーヌ(A. N. Duchesne)さん」の名からきている。
種小名の indica は「インドの」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Duchesnea indica


★薄闇をほんのり照らし花開く
 藪蛇苺の花愛おしく
藪蛇苺(ヤブヘビイチゴ)_d0059226_9525284.jpg

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by ryudesuyo | 2011-05-02 09:53 | バラ科
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