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洋種朝鮮朝顔(ヨウシュチョウセンアサガオ)

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洋種朝鮮朝顔(ヨウシュチョウセンアサガオ)はナス科チョウセンアサガオ属の一年草である。
原産地は不明である。
世界の温帯から熱帯にかけて広く分布する。
日本へは明治時代のはじめに渡来した。
朝鮮朝顔(チョウセンアサガオ)の代わりに薬用に栽培され、野生化もしている。
草丈は80センチくらいである。
茎はよく枝分かれをし、暗い紫色をしている。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)があり、無毛である。
開花時期は6~9月である。
淡い紫色をした直径4センチくらいの漏斗形の花を開く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
朝鮮朝顔(チョウセンアサガオ)とよく似ているが、種が黒いのと実が卵形であることで区別できる。
有毒だが、葉と種子が喘息などの薬になる。
別名を藤色曼陀羅華(フジイロマンダラゲ)という。
属名の Datura はこの植物のアラビア名「tatorah」ないしヒンズー名「dhatura」からきている。
種小名の stramonium はギリシャ語の「strychnos(ナス属)+manikos(気の触れた)」からきている。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Datura stramonium


★葉の陰でそっと息して曼陀羅華
 毒になろうか薬になろか
洋種朝鮮朝顔(ヨウシュチョウセンアサガオ)_d0059226_11123683.jpg

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by ryudesuyo | 2011-09-16 11:14 | ナス科
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