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木立紺菊(キダチコンギク)

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木立紺菊(キダチコンギク)はキク科シオン属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
日本へは戦後に朝鮮戦争の軍需品に紛れて渡来したと考えられている。
現在は本州の関東地方から九州にかけて帰化し、荒地や石垣などに生える。
草丈は40~120センチくらいである。
茎の下部が木質化するのが和名の由来になっている。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には開出(立ち上がるようにつくこと)毛が生える。
開花時期は9~11月くらいである。
花径15ミリくらいの白い花(頭花)をたくさんつける。
舌状花は淡い紫色を帯びるものもある。
筒状花は黄色いが、咲き進むと紅紫色になる。
花の後にできる実は円柱形のそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の pilosus は「軟毛のある」という意味である。
写真は9月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Aster pilosus


★うっそうと茂るが如く花つけて
 いかにも雑草木立紺菊
木立紺菊(キダチコンギク)_d0059226_756429.jpg

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by ryudesuyo | 2011-10-03 07:58 | キク科
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