都葵(ミヤコアオイ)はウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の近畿地方から中国地方にかけてと四国に分布し、山地の林の中に生える。
草丈は5~20センチくらいである。
葉は卵円形ないし楕円形で、先は尖らない。
葉のつけ根の部分は心形で、両側片が耳状に張り出す。
葉の表面には雲紋状の斑が入るものがある。
開花時期は3~4月である。
花径は15~20ミリくらいで、葉の柄のつけ根の部分に1輪ずつ下向きにつく。
花の色は紫褐色ないし暗い紫色である。
萼筒の形は半球形で、内側に縦横の隆起線があって格子状となる。
萼片は3枚で先が丸く、つけ根の部分はくびれる。
萼片の縁は色が淡い。
属名の Asarum はギリシャ語の「asaron(枝を打たぬ)」からきているが、関係は不明だという。
種小名の asperum は「手触りがざらざらした」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園の山野草展で撮った。
学名:Asarum asperum
★くびれ咲く花の姿が面白い
都葵は西国の花
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