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くらがり羊歯(クラガリシダ)

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くらがり羊歯(クラガリシダ)はウラボシ科クラガリシダ属の常緑多年草である。
本州の静岡県から九州にかけて分布し、山地の林の中の樹幹や岩上に着生するシダ植物である。
海外では、台湾、中国、インドなどにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
和名は、下呂市小坂町落合にある「くらがり」という地名に因む。
ここに生えるものは、岐阜県の天然記念物に指定されている。
根茎は短く這い、葉は接して出る。
葉身は長さ30~50センチくらいで細長い。
小葉は線形である。
胞子嚢(胞子をつくる場所)群は中肋の両側の溝につく。
属名の Drymotaenium はギリシャ語の「drymos(森)+tainia(紐)」からきている。樹上に着生して長い紐状の葉を垂れ下げることから名づけられた。
種小名の miyoshianum は植物学者「三好学さんの」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Drymotaenium miyoshianum


★めずらしい名前の由来紐解いて
 地名と知ってため息漏れて
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花・ガーデニング
by ryudesuyo | 2012-10-18 13:45 | ウラボシ科
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