大島這い鼠(オオシマハイネズ)はヒノキ科ビャクシン属の常緑低木である。
分類の仕方によってはネズミサシ属とされる。
漢字では「大島這い杜松」とも書く。
日本固有変種である。
房総半島や東海地方、伊豆七島などに分布し、海岸に生える。
別名を浜這い鼠(ハマハイネズ)という。
分類上は奄美大島以南に分布する沖縄這い鼠(オキナワハイネズ)と同一とされるが、南西諸島以外に分布するものは大島這い鼠(オオシマハイネズ)として区別される。
針葉樹で、砂地を這って四方に広がる。
丈は2~4メートルくらいである。
葉は針形で長さ8~14ミリくらいで、3枚が輪生する。
雌雄異株である。
花は目立たない。
花の後にできる実は直径1センチくらいの球果(マツカサ)である。
属名の Juniperus はラテンの古名からきている。
種小名の conferta は「密生した」という意味である。
変種名の lutchuensis は「琉球の」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Juniperus conferta var. lutchuensis(=Juniperus taxifolia var. maritima)
★地を這って広がる樹木多けれど
これは這い鼠ヒノキ科と知り
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