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曙葎(アケボノムグラ)

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曙葎(アケボノムグラ)はアカネ科フオプシス属の多年草である。
原産地はコーカサス地方からイランの北東部にかけてである。
別名を花車葉草(ハナクルマバソウ)という。
学名のフオプシス・スティロサで表示するものもある。
なお、フオプシス属はクルキアネラ属(クルシアネラ属)とシノニムである。
英名はクロスワート(crosswort)という。
草丈は15~30センチくらいである。
茎は細長く、よく枝分かれをして地面に広がる。
葉は幅の広い線形で、6~8枚の葉が輪のようになって生える(輪生)。
開花時期は5~7月くらいである。
茎先に手鞠状の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、花径1~2センチの小さな花をたくさんつける。
花の色は淡い紅色で、花冠は5つに裂ける。
花から飛び出す花柱(雌しべの一部で柱頭と子房とをつなぐ部分)が目立つ。
花の後にできる実は小さな球形の分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Phuopsis はギリシャ語の「phu(薬用カノコソウ)+opsis(似た)」からきている。
種小名の stylosa は「花柱のある」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Phuopsis stylosa(syn. Crucianella stylosa)


★重そうにつけた花房少し垂れ
 思わず知らず支えたくなり

曙葎(アケボノムグラ)_d0059226_1665134.jpg


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花・ガーデニング
by ryudesuyo | 2014-07-08 16:08 | アカネ科
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