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猪の手(イノデ)

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猪の手(イノデ)はオシダ科イノデ属(ポリスティクム属)の常緑多年草である。
ポリスティクム属は世界に260種くらいが分布する。
日本にも本種などが分布するので、属名の和名をイノデ属という。
本種は本州の東北地方南部から九州にかけて分布し、平地や山地の林の中や谷筋に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
和名の由来は、葉の柄や中軸に褐色の鱗片がつく様子を猪の手に例えたものである。
草丈は60センチから100センチくらいである。
根茎は短く斜上する。
葉身は2回羽状複葉である。
羽片は幅の広い披針形で、先は尖る。
葉の質は硬い草質で艶があり、深い緑色から黄緑色をしている。
胞子嚢群は円形で、中肋と辺縁の中間につく。
属名の Polystichum はギリシャ語の「polys(多)+stichos(列)」からきている。この属の1種の胞子嚢群が多くの列をなしていることから名づけられた。
種小名の polyblepharon は「たくさん縁毛のある」という意味である。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Polystichum polyblepharon


★名を知りつ姿を見るは初めての
 猪の手これかと指で確かめ

猪の手(イノデ)_d0059226_15264591.jpg


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花・ガーデニング
by ryudesuyo | 2014-11-03 15:28 | オシダ科
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