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八手団扇(ヤツデウチワ)

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八手団扇(ヤツデウチワ)はサトイモ科ベニウチワ属(アンスリウム属)の常緑多年草である。
アンスリウム属は中南アメリカに1000種くらいが分布する。
日本にも明治時代には紅団扇(ベニウチワ:Anthurium scherzerianum)が渡来しており、属名の和名をベニウチワ属という。
本種の原産地はメキシコである。
南部のベラクルズ州、チアパス州、タバスコ州に分布し標高800メートルまでの地域に生える。
学名のアンスリウム・ペダトラディアツムで表示するものもある。
草丈は1メートル以上になる。
葉は手のひら状に裂ける。
小葉の形は披針形(笹の葉のような形)である。
小葉の先は尖り、縁は波状になる。
仏炎苞(棒状の花を包み込む苞を仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたもの)は淡い緑色、肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)は紅紫色で、花はあまり目立たない。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)の集合果である。
もっぱら葉を観賞する。
属名の Anthrium はギリシャ語の「anthos(花)+oura(尾)」からきている。肉穂花序が尾のように見えることから名づけられた。
種小名の pedatoradiatum は「鳥足のように放射状の」という意味である。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Anthurium pedatoradiatum


★この葉っぱ八手のように裂けている
 アンスリウムも不思議がいっぱい

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花・ガーデニング
by ryudesuyo | 2014-12-08 08:09 | サトイモ科
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