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糸括(イトククリ)

糸括(イトククリ)_d0059226_961064.jpg

糸括(イトククリ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの仲間の1つである。
かつて桜の名所であった荒川堤由来の桜の1つである。
名の由来は、花が糸で括ったように束になって下向きに咲くことからきている。
樹高は5メートルから10メートルである。
樹形は盃状である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月の下旬から5月の上旬である。
花は淡い紅色をした八重咲きの大輪で、3、4輪が垂れ下がって咲く。
花弁数は15枚から20枚である。
花弁は外側の色が濃く、真ん中は白い。
萼筒は鐘状、5枚の萼片は長い三角形で縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
花には仄かな香りがある。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の lannesiana はフランス人の園芸家「ランヌ(Lannes)さんの」という意味である。
園芸品種名の Fasciculata は「束になった」という意味である。
写真は5月に北海道松前町の桜見本園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Fasciculata'


★垂れ下がる花の姿が美しく
 いろんな桜に生まれ変わって

糸括(イトククリ)_d0059226_963320.jpg

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花・ガーデニング
by ryudesuyo | 2015-05-03 09:10 | バラ科
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