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犬升麻(イヌショウマ)

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犬升麻(イヌショウマ)はキンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の関東地方から近畿地方にかけて分布し、山地の林の縁や林の中に生える。
草丈は40~80センチくらいである。
葉は2回3出複葉である。
1つの葉は9枚の小さな葉で構成される。
卵形をした小葉は手のひら状に裂け、縁に不揃いのぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8~10月である。
長い花茎を伸ばし、白い小さな花をたくさんつける。
花が開くと花弁状の萼は落下し、花のように見えるのは雄しべである。
近縁種の晒菜升麻(サラシナショウマ)に比べて花の柄が短いので、花穂は細く見える。
名の由来は、晒菜升麻(サラシナショウマ)に似ているが役に立たない(薬用にならない)というところからきている。
写真は9月に箱根湿性花園で撮った。
学名:Cimicifuga japonica

★つまらない名前だけれど慣れてきて
 犬升麻は落ち着き払い
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by ryudesuyo | 2006-08-17 06:26 | キンポウゲ科
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