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篶竹(スズタケ)

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篶竹(スズタケ)はイネ科スズタケ属の常緑タケ類である。
北海道から九州にかけて太平洋側に分布し、ブナ林などの林床に生える。
日本海側のブナ林には千島笹(チシマザサ)が多いのと好対照をなす。
名前には「タケ」とあるが「ササ」の1種である。
竹と笹の見分け方は、成長後、茎に皮がついたままなのが笹で、皮がないのが竹である。
桿(かん:ササの幹のこと)の直径は1センチほどで直立し、各節から1個の枝が出る。
桿は細いが高さは2~3メートルにも育つ。
15センチくらいのタケノコは味噌汁の実や混ぜご飯の材料となる。
また、桿は工芸品の材料となる。
信濃の枕詞となる「みすず刈る」の「みすず」は篶竹(スズタケ)を指すという。
写真は7月に東北大学植物園で撮った。
学名:Sasamorpha borealis

★遭難をしそうなほどの高さにも
 育つ篶竹自然の恵み
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by ryudesuyo | 2006-12-02 09:56 | イネ科
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