人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< 匂い紫羅欄花 (ニオイアラセイトウ) クロッカス >>

寒葵(カンアオイ)

寒葵(カンアオイ)_d0059226_6184346.jpg

寒葵(カンアオイ)はウマノスズクサ科カンアオイ属の常緑多年草である。
本州の関東地方から中部地方にかけて分布し、山地の木陰に生える。
別名を関東寒葵(カントウカンアオイ)という。
草丈は10センチくらいである。
茎は短く、地上を這う。
根茎から柄の長い葉が数枚出る。
分厚く、表面に不規則な白斑があり、長さが6~10センチ、幅が5~7センチのハート形をしている。
開花時期は10~4月である。
半ば土に埋もれるようにして、筒形で先が3つに裂けた暗紫色の花をつける。
名の由来は、冬でも葉が緑色おしており、葉の形が葵(アオイ)に似ていることからきている。
根茎を干したものを生薬の土細辛(どさいしん)といい、鎮痛、鎮静などの薬効がある。
写真は4月に板橋区の赤塚植物園で撮った。
学名:Heterotropa kooyana var. nipponica

★土の中潜り込み咲く寒葵
 渋い色だがシックに見えて
寒葵(カンアオイ)_d0059226_6191520.jpg

by ryudesuyo | 2007-01-09 06:19 | ウマノスズクサ科
<< 匂い紫羅欄花 (ニオイアラセイトウ) クロッカス >>