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目弾(メハジキ)

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目弾(メハジキ)はシソ科メハジキ属の越年草である。
北海道の南西部から沖縄にかけて分布し、道端や荒れ地に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、ウスリー地方、アムール地方、モンゴルなどに広く分布する。
草丈は50~150センチくらいである。
茎の断面は四角形で直立し、白い短い毛が密生する。
根際から生える葉は卵心形で長い柄があり、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
根際から生える葉は花時には枯れる。
茎につく葉は楕円形で3つに深く裂け、裂片はさらに羽状に裂ける。
葉には柄があり、向かい合って生える(対生)。
茎の上部につく葉は細く小さな線形である。
開花時期は7~9月である。
茎の上部の葉の脇に淡い紅紫色の唇形をした花を輪生状につける。
花冠は10~13ミリくらいで、外側には白い毛が密生する。
下の唇は3つに裂け、濃い紅紫色の筋が入る。
和名の由来は、子供が茎を短く切ってまぶたにはめ、目を開かせて遊んだところからきている。
別名は益母草(ヤクモソウ)という。
これは、古くから中国で婦人薬として利用されてきたことからきている。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Leonurus japonicus


★ぱっちりと目蓋開いて遊びあう
 子供の声が聞こえる昔
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花図鑑
by ryudesuyo | 2007-07-19 05:57 | シソ科
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