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関屋の秋丁字(セキヤノアキチョウジ)

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関屋の秋丁字(セキヤノアキチョウジ)はシソ科ヤマハッカ属の多年草である。
本州の関東地方から中部地方にかけて分布し、山地に生える。
「関屋」というのは箱根の関所の番小屋のことで、その辺りに多く生えることが名の由来だという。
近縁種の秋丁字(アキチョウジ)は愛知県以西に分布する。
本種のほうが花の柄が少し長い。
草丈は30~90センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は9~10月である。
いくつか枝分かれしながら花茎を出し、その途中に長い柄のある細長い筒状をした青紫色の花を総状につける。
花冠の先は上下に開いた唇形である。
上の唇は3つに裂け、下の唇のほうが少し長くて浅く2つに裂ける。
花の中には雄しべ4本と花柱(雌しべ)1本がある。
萼は先が5つに裂けている。
写真は10月に箱根湿性植物園で撮った。
学名:Plectranthus effusus
 

★頼りなく見えるけれどもしっかりと
 咲いて見せると群れなしながら
関屋の秋丁字(セキヤノアキチョウジ)_d0059226_19442317.jpg

花図鑑
by ryudesuyo | 2007-11-09 19:45 | シソ科
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